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【高3生向け】部活を引退して今から勉強を始めても間に合う?

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本日のテーマ
【高3生向け】部活を引退して今から勉強を始めても間に合う?

そろそろ夏休みですね!
この時期になると高3生は続々と部活を引退し、本格的な受験勉強に入っていくと思います。

しかし、早々に部活を引退する文化部や一年多く勉強をしている浪人生に追いつけるのか、多くの方は不安に思っていることでしょう。

今回は、追いつくために何をするべきかお伝えします!

 

目次

  • 部活の引退が遅いと受験に不利?
  • 受験勉強のスタートが遅い人はルートをやりきれる?
  • 最後の手段

締め切り

1、部活の引退が遅いと受験に不利?

結論から言うと、部活の引退の時期と受験の有利・不利は関係ありません

 

講師としての経験ですが、10月に部活を引退したにもかかわらず国立大学に合格した生徒を担当したことがあります。(この生徒は3月頃からゆっくりめのペースでルートを進めていました。)

しかし、受験勉強を始めるのが遅くなれば遅くなるほど不利になるのは事実です。

 

引退時期が遅くても成功する秘訣は、

①引退前に勉強の習慣をつけること

②暗記はできるだけ進めておくこと

③(国立志望のみ)英語と数学を高3になる前からできるだけ進めておくこと

この3点です。

 

まず①についてですが、部活を引退するといわゆる「燃え尽き症候群」になってしまう人がいます。
受験がうまくいかない人は、部活を引退した後勉強モードに切り替えられず、さらに勉強時期が短くなってしまうというパターンが多いです。

 

ですから、受験モードに速やかに切り替えるためにも勉強の習慣を身につけることが大切です。

 

空いている時間を全て勉強に捧げる、というよりは「短時間でもいいので毎日机に向かう」ことを意識しましょう。

 

次に②について、部活をやっている時期はまとまった勉強時間が取れないため、本格的な勉強をし辛いと思います。

ですが、暗記ものなら通学中・授業と授業の間の時間・寝る前などの隙間時間にある程度進めることができます。
暗記系のものは全ての勉強の土台になる(例えば英単語や古文単語、漢字など)ため、引退後の勉強のスピードアップにつながります。

 

③は、受験科目が多い国立志望の人には特に注意して欲しいポイントです。
いくら引退後に集中的に勉強したとしても英数だけで精一杯、社会・理科は一部定着しないまま受験本番を迎えるということが良くあります。

 

とにかく英語・数学はできるだけ早く勉強を進めましょう。

 

逆に社会や理科(特に生物)などは、暗記が多いため多少始めるのが遅くても何とかなります。
国語も、覚えることがそこまで多くないので最優先ではないです。

 

2、受験勉強のスタートが遅い人はルートをやりきれる?

受験勉強が遅くても、ルートをやりきることは可能です。

しかし、やる気や集中力・ルートを始めるまでの過ごし方・志望校のレベルによって個人差があります。

ここでは、英語(MARCHレベルまで)を例にして話を進めていきます。

8月開始のケース

通常、英語のMARCHレベルのルートを終えるのにかかる期間は半年です。

 

8月から2月までは6ヶ月間あるので、一応間に合いますが、ルート通りのペースでテストでほとんど不合格を出すことなく終えることが必須です。
また、共通テスト対策を行う余裕はほとんどありません。

 

ルートを終えることは理論上可能ですが、1日2時間程度集中して勉強を行う習慣がついている状態から始めないとかなり厳しいでしょう。

10月開始のケース

10月から2月までは3ヶ月間しかないのでMARCHレベルのルートをそのまま行うことは不可能です。

 

何かしらの教材を削ること・ペースを早めることが必須になります。

 

具体的には入門レベルの参考書(文法1冊目)を削り、比較的簡単な参考書(解釈1冊目)を2倍の早さで進めます(1ヶ月短縮)。
さらに各ルート(日大・MARCH)で3つずつある長文教材を2つずつに削ったり(1ヶ月短縮)、MARCHルートの最後は過去問演習のみですがそれをルートと同時並行で行ったりします(1ヶ月短縮)。

 

基礎的な参考書や演習を減らすので、勉強習慣はもちろん、ある程度の基礎が身についていないとかなり厳しいです。

 

3、最後の手段

今までの話をまとめると、受験の成功に関係があるのは

 

部活の引退時期<勉強の開始時期

 

であり、勉強習慣や基礎が身についていないと巻き返すことが難しいということになります。

 

しかし、今まで何もしておらず勉強習慣すら身についていない人に対する救済措置が全くないわけではありません

 

武田塾では「ショートカットルート」というものが用意されています。
ショートカットルートとは、「志望校の一個下のレベルを完璧にした後すぐに志望校の過去問演習を行う」ものです。

基礎を完璧にした後はひたすら志望校の問題演習をして傾向を知ることを目的にしています。
過去問の傾向を知った上で必要な対策を適宜追加していきます。

 

ただ、まさに「付け焼刃」な対策なので、本当に最後の手段です。

 

まとめ

たとえ時間が限られていても、勉強習慣をつけることは可能です。

また、勉強には明確な優先順位があります。

これらを把握した上で、引退を控えた今やるべきことを見定めてください!

 

本当にどうにもならなくても手段はあるので、早めに相談しましょう!

 

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