志望学部ってどうやって選ぶの？～文系の方へ～

daigaku_toudai

みなさん、こんにちは！

武田塾鹿島田校です。

だんだん暑くなってきて”受験の天王山”とも呼ばれる夏休みに入った高校生の皆さんも多いのではないでしょうか。

今日は志望学部の選び方についてお話したいと思います。

多くの普通科の高校では、国語数学語理科社会に加えて体育美術など、幅広い科目があると思います。
しかし、大学に行くと学部学科専攻があり、自分が専門的に学ぶ分野を決める必要があります。

どんな方法を使って選んでいくのか、少しでもみなさんの助けになればと思います！

将来の夢がある方へ

弁護士になりたい!そんな方は法学部がおそらく近道でしょう。

小説家になりたい！そんな方は文学部がおそらく近道でしょう。

社長になりたい！そんな方は経営学部がおそらく近道でしょう。

どれも素敵な夢だと思います。夢によっては、周りの大人などに反対されることももしかしたらあるかもしれません。将来の夢がない若者も多い中で、夢があることって本当にすごいことだと思います。大学で専門的に学ぶことは、夢を叶える大きな一歩になると思います。

ぜひ、自身の思い描く夢を大切にして、近道としての学部を探してみてください！

やりたいことなんてないよという方へ

上記のような明確な夢を持っている人って実は少数派で、むしろやりたいことが見つからない人の方が多いのではないでしょうか

大丈夫です。高校生の段階でやりたいことが決めるほうが難しいと思います。

そんな方は好きなことや趣味から決めるのも１つの手だと思います。

たとえば、

SNSとかYouTube、テレビを見ることが好きな方はメディア系の学部に行くと、メディアがどう作られているかやSNSがなぜ発展したかなどが学ぶことが出来て、楽しいと思います。

買い物が好きという方が、経営学部や商学部などに行ってマーケティングを学んでみると、お店や商売の裏側が知れて楽しいと思います。

人と話すことが好きという方が、心理学部に行って、人との関わり方や人の行動パターンを分析してみるのも楽しいと思います。

お金が好きな方が、経済学部に行って、世の中のお金の流れを学んで、銀行に就職するのも素敵だと思います。

今の時代、年々新しい学部が新設されるなど、たくさんの種類の学部があります。

ぜひ、興味のある学部をホームページや資料などをみて調べてみてください！

また、文系の学部には「リベラルアーツ」と呼ばれるような学部などもあります。簡単に言うと、人文科学～社会科学まで幅広く学ぶことが出来ます。幅広く学んでみて、最終的に興味の持てた分野を専門的にして研究していくという選択肢もあります。

明確な将来な夢が無くても、これなら好き！興味が持てる！ということに対して探求出来ることも、大学の魅力の１つです！

倍率が低い学部を狙うのも１つの手！

同じ大学でも、多くの受験生が集まる人気の看板学部もあれば、比較的倍率の低い学部もあります。

これらは同じ大学でも偏差値が大きく異なることもよくあります。

とにかくこの大学に行きたい！そんな思いを持つ方も多いと思います。

ただでさえ競争率の高い大学受験。こだわりの矛先を学部ではなく大学にして、戦略的に受験をしていくことも、勝ち抜くうえで大切になってくるかもしれません。

学部によっては他の学部の授業も取れる！

例えば、文学部の学生が、経済学部の統計学の授業をとることが出来たりもします。

また、多くの大学では「一般教養」と呼ばれるような授業もあって、専門とは少し離れた授業を取って勉強することも出来ます。

入学前に専門を決めたら一生その専門だけを学び続けるのかと言われたらそうではない学部もあったりするので安心してくださいね。

学部で学んだことが将来の仕事に直結しないことも多い

文系の学生だと、専門が将来の仕事に直結しないことも多いです。

実際に、私は国際系の学部に通っていますが、卒業後はIT系の会社に就職します。

なので、そこまで神経質になって考えなくてもいいかもしれません。

しかし、それでも大学生の４年間をかけて学んでいくことなので、自分が楽しいとか興味がある内容だと充実した学生生活が送れると思いますよ！

教員免許を視野にいれる人は、何の科目ならできるか確認しよう！

明確に将来の夢を教師になる！と決めていない方でも、

少しでも興味あるなという方や、

これまでの通ってきた学校などでとても良くしてくれた先生がいるとか

恩返しができたらいいなーなど、

ほんの少しでも教師に興味がある人は調べてみるといいと思います。

教職課程と呼ばれる、大学で取るべき授業があります。

学部によっては、社会の教員免許しかとれない・英語の免許しか取れないなど、制約がある場合があります。

もし、自分が教師になるとしたらなんの科目がいいかなどざっくりと考えておくと

いざ将来教員を目指すことになった時、困ることはなくなるのかなと思います！

学部は自分のアイデンティティの１つになりうる！

ここまではどちらかと言うと、内面的なお話が多かったですが、すこし外面的なお話もしておこうと思います。

例えば、サッカーを10年間やっているAさんがいたら、その人は運動が好きなんだなと思いますよね。毎日ピアノを練習しているBさんがいたら、音楽が好きとか継続力のある人だなとかって思うかなと思います。

それと似たように、例えば、外国語学部の人がいたら、言語が好きなんだなとかって思うし、文学部の人がいたらきっと本を読むことがすきなんだなと思うのではないのでしょうか。

もしかしたら偏見やイメージも含んでいるかもしれませんが、自分の所属学部は、相手から見てその人のアイデンティティになりうる１つの要因になるのではないでしょうか？

アイデンティティを作るために学部を選ぶというよりは、「自分らしさ」という視点も頭の片隅にいれておくとよいかもしれません！

私の体験談

実際にどうやって学部選びをしたのかについて聞く機会ってそこまでないのかなと思います。

そんな人もいるんだといった程度に、ぜひ参考にしてみてください。

私の志望学部の決め方

中学時代：主要５科目の中では、英語が好き！
　　　　　
高校時代：カナダにホームステイをする
　　　　　→英語でコミュニケーションを取ることが楽しい！
　　　　　→海外のことに幅広く興味を持つ
　　　　　→ヨーロッパとかアメリカとかってドラマで見る世界でオシャレだなと思う。
　　　　　→さらに海外のことを調べてみると、196か国ある世界の国のうち140か国以　　　　　　上が発展途上であることや、世界には貧しくて十分な食事を摂ることが出来　　　　　　ず、栄養失調で腕の太さが直径指２本分程しかない子どもがいることに驚く

といった経験から、
大きな軸として英語や海外のことを学びたい！という思いがあり、
特に、貧困問題や国際協力についてを専門的に学ぶことが出来る学部を志願しました。

実際に入学してみると、好きなことをたくさん学ぶことが出来、自分と同じことに興味を持つ友達と話しているだけでもとても楽しい毎日です！１人で中東やアフリカにバックパックで行っちゃうような行動力のある同級生もいたり、様々なバックグラウンドをもつ同級生がいてとても刺激を受ける毎日です。