こんにちは!
武田塾金沢文庫校のSです。
前回では、受験勉強の準備編についてみていきました。自分の進むべきルートを決め、そこから自分の日々の過ごし方を決めていくというものでしたね。
今回は、実際の勉強における7つの工夫についてお伝えします!
入試とは、人と差をつけること!
勉強に取り組むとき、
「今日は〇時間勉強をしよう」
と決めてから開始する方がかなり多いのではないでしょうか?
実は、このように勉強時間を最初から決めてしまうと、本来はもっと長く勉強できるのに早めに切り上げてしまって、その時間をロスすることになります。
また、勉強した時間にとらわれすぎて、1問解くのに時間がかかってもそれに気づかず、こなした問題数で見たら進んでいないということも起こってしまいます。
これを防ぐために、勉強においては「ライバル」を意識してみましょう。
例えば、スマートフォンをいじるのが好きな人は多いと思いますが、
『スマートフォンをいじるのは、夜ご飯の前の10分間だけLINEの確認だけ!
勉強するときは、スマホは玄関に置いておく、それか家族に預ける』
と自分に暗示をかけます。これだけでも周りより多くの時間を勉強に使えるようになります!
また、「眠いけど、あともう一問だけやろう」と1日の終わりにもうひと踏ん張りしてみましょう。
この”あと1問”は、単語帳など負担の少なく、達成感を感じるようなもので良いです。
この「あともう一問」の積み重ねが、より多くの知識や解法などを身に付けることにつながります!まさに、塵も積もれば山となるですね。
インプットではなく、アウトプットを鍛えよう!
勉強は暗記つまりインプットさえしっかりやれば大丈夫と思っていませんか?
実は、インプットの次の段階、アウトプットが大事なんです!
アウトプットとは、インプットしたものを使って演習していくものです。
受験においては、記述式や論述式の問題が多く、「考えたことを、書いて表現する」という能力が必要となります。
ここで必要とされている『丸暗記ではなく、内容を理解した上での解法の習得』は、アウトプット作業の繰り返しによってしか実現しません。
アウトプットを繰り返すことで解法の流れをつかむことができ、そうすれば多少ひねった問題に直面したときにも手出しができなくなることはありません。
ただし、「上で述べたことをアウトプット作業で習得する」と言われても、すぐには身に付かないものです。
日々問題を解く中で、なぜそのように解答するのかを意識しながら行いましょう。
例えば、数学の問題を解くときは、問題の解答の数値のみを書くのではなく、自分が解答の数値に至った過程を書くようにしましょう。そして、自分だけでなく、他の人が読んでも分かるように書きましょう。
このクセをつけるということは、本番の試験で採点する大学の先生に自分が考えたことを伝える力を鍛えることに等しいですし、そうすれば部分点も狙いやすくなります。
またアウトプットは、数学のような理系科目だけでなく、英語や社会などのような暗記科目にも積極的に取り入れてください。
例えば社会では、歴史の流れを自分なりに整理して紙に書きだしたり、起こった出来事を地図の上に書くなどの作業が効果的です!
勉強は「堅苦しいもの」ではなく「学習」と思おう!
学校の勉強は、例えば定期テストで赤点を取ったら休み時間に補講を受けにいかなければならなかったりして、強制的で苦痛だと感じている人は少なくないと思います。
ですが、マイナスの気持ちで勉強に取り組んでも頭に入ってこないし、時間をかければかけるほど精神的に辛くなりますよね。
そこで、勉強を『学習』としてプラスにとらえてみましょう!
学習とは、未知の世界、世の中の原理や歴史が知れてワクワクする、そこからもっと知りたいと自発的に学んでいくことです。
例えば、化学の有機分野では医薬品の化学式を覚えたりしますが、
「自分がよく飲む鎮痛剤はこんな化学式で表せるんだ」
というように日常生活に当てはめて考えるなど、好奇心を持ちながら勉強に取り組んでみてください。
勉強の中に少しでも楽しさを見つけると、捗りにも成績にも良い結果として現れますよ!
暗記はオーバーアクションで覚えるのも一つの手!
暗記に感情を持ち込んでみましょう!
知らなかったことを知ると「そんなことがあったんだ!」と驚き、その衝撃の存在によって記憶が定着するという経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか?
単に頭に詰め込もうとするのではなく、一つ一つを自分の中に印象付ける感覚で吸収しましょう。
そうすれば思い出しやすくなり、加えて他のものと混同することも少なくなるはずです!
テストをパズルと捉えよう
テスト問題は、公式や文法、化学式などのルールに従って順序だてて考えれば、答えを導くことができます。
2つ目で述べたようにアウトプットの繰り返しによって解法を掴んだ上で、そこに基本知識を当てはめることを素早くできるようになると、「問題文を読んで自然と解法パターンが頭に浮かぶ」という状態になるんです。
パズルを解くときのように、全体を丸々暗記するのではなく、暗記した知識をパターンに則って解答に書き出すことを意識しましょう!
きれいなノートづくりは大事なの?
ノートを見やすく書くことは整理や復習の面で大切ですが、それが目標になってしまっては元も子もありません。
きれいなノートづくりを心がけると、大抵の場合は分かった気になり、ノート作成だけで満足し安心してしまいます。そうすると復習を怠り、時間をかけた割に覚えていないということになります。
そのノートを丁寧に書く時間を、問題演習や暗記に割り当てれば、もっと多くの知識や解法が身に付くはずです!
ノートづくりにかける時間を短くするためには、授業の板書を丁寧に書き写し、余白を十分に確保しながら書くことを意識してください。
この余白を作ることで、疑問点や先生のコメントなどのメモをかくことができます。ノートの部分的な書き直しや補足などもこの余白を活用して、とにかく「消して書き直す」という時間を減らしましょう。
また、なかなか覚えられない箇所には、付箋やマーカーを引いて強調したりして、忘れにくいような工夫をしてください。
+テスト前に見返すためのノートを作ろう
授業のノートに加えて、模試やテストの前に見返す用のノートを作成するのも良いかもしれません。これもきれいに書く必要はないです。
テスト前用ノートには、
・なかなか覚えられない単語や公式、知識
・自分が間違えやすいパターン
・過去問や以前の模試で間違えた問題
・テストでの過ごし方や感想
・自分を励ますメッセージ
などを書きます。
特に、『自分が間違えやすいパターン』については詳しく書いておきましょう!
例えば、「計算ミスをした」ではアバウトです。
「二乗を外すときに、正負の条件の確認を怠った」
というように、時間が経っても分かるように、どのように間違えたのかを自分の言葉で詳しく書くことが重要です。
意外と、『テストでの過ごし方や感想』も大事です!
例えば、「試験会場が寒くて、ひざ掛けやホッカイロを持っていけばよかった」「トイレが混んでて、行けなかった」のような些細なことでも書いておいてください。そうして試験本番前のベストな過ごし方を模索し、しっかり準備しておきましょう。
自信を無くしたときには....
頑張ったのにも関わらずその頑張りが点数に反映されなかったとき、本当にこのままでよいのかと不安になることがあると思います。不安にならない人はいません。
そんなときは、自分がどれだけ頑張ってきたかを振り返ってください。
今までに使った参考書やノートを見たり、解けるようになった問題をもう一度解いて正解する感覚を思い出してみましょう。
気持ちの面で自分を引き上げるには、自信を持つことです。成績が伸びた時の模試結果や、誰かに褒められたテストを見返すのも良いと思います。
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ここまで東大生のアドバイスを元に、勉強への姿勢や、工夫、メンタルのコントロールについてお伝えしました。
東大のような最難関と呼ばれる大学を志望する人だけではなく、受験生全員が簡単に取り入れられるものだと思います。
是非、この記事を参考にして勉強に励んでもらえればと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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