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医者と看護師だけじゃない!医療従事者を目指す学科を調査!

こんにちは!武田塾金沢文庫校です。突然ですが皆さんは医療系の学部には何があるかご存知でしょうか。医療系の学部と言えば、医学部と看護学部を思い浮かべる人が多いと思いますが、それだけではありません。今回はまだあまり知られていない医療系(医学部・看護学部を除く)の学科に焦点を当てていきます!

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理学療法学科 PT

理学療法学科は理学療法士になるための人が通う学科です。病気や事故で身体が不自由になってしまった患者さんの身体機能の回復を図っていきます。言い換えれば、社会復帰の手助けです。リハビリテーションなどという単語もありますね。

どのようなことを勉強するのかというと、運動学や公衆衛生学など様々です。骨や、器官の名称を覚えて役割を理解する解剖学という授業も理学療法の人にとっては重要です。また、基礎科目として物理学がとても大切になります。体の動きをエネルギーなどの観点から考えなければならないからです。そのために数学Bで学習するベクトルもしっかりと身に付けておく必要があります。

臨床工学科 ME

臨床工学科はME(医用工学)機器の点検、操作を行う臨床工学技士を育成する学科です。MEには人工呼吸器、血液透析装置、人口心肺装置、そしてペースメーカーなどがあります。これらの機器は患者さんの生命を直接左右するため、非常に重要な役割を担っています。また、科学技術の発達によって機器の進歩が加速しています。そのため、工学技士の需要は高まってきていると言えます。

臨床工学科は他の医療系学科と比べて、かなり理数要素が強い学科です。その影響もあってか、男子がとても多いです。看護学科と真逆と言ってもいいかもしれません。基礎内容として、生物、物理、化学の全てを勉強する学校が少なくありません。専門的な内容としては、電子工学や生化学などがあげられます。その他にも、情報処理能力が必要不可欠であるため、情報系の授業も多いです。

臨床検査学科 MT

臨床検査技師を目指すのがこの学科です。臨床という単語がついているので臨床工学と似ているのかなと思う人もいますが、内容は全く違います。臨床検査技師の仕事は大きく二つに分かれています。一つは、患者さんの血液や細胞の組織を調べて病気の原因究明を行う検体検査。もう一つは心電図や脳波など皮膚や内部の器官からデータを取る生体検査です。そして臨床検査技師中でもより専門的な知識を持っている人は細胞検査士と言い、がんの早期発見に貢献しています。

勉強する内容は生物が中心になります。上記の学科とは異なり、物理は勉強しません。しかし生物に関しては、免疫学、微生物学などとても細かい内容まで学習するため、高校で発展生物まで履修していないと授業についていくのが大変です。化学も少しですが学習します。

放射線学科 RT

診療放射線技師になるための学科です。放射線技師の仕事は、検査や治療のためにX線や高エネルギー放射線を人体に照射して、病気を特定することです。一番有名なのは、やはりX線ですが、それ以外にもCTやMRI、超音波検査などの画像診断機器などのが存在します。近年放射線はがんの転移を食い止めるなど、治療でも幅広く活躍しています。今、話題のドラマでも放射線技師が大活躍していますね!

放射線学科も臨床工学科と同様に男子の割合が高い学科です。基礎科目では化学、物理が大切になってきます。生物もある程度の学習はもちろん行いますが、専門科目では放射化学や電子工学に重きを置くため、高校生の時にしっかりと勉強しておけばバッチリ理解出来そうですね

 

いかがでしたか。一口に医療系と言っても様々な学科があることを知ってもらえたでしょうか。記事で取り上げた専門科目は少ないですが実際に学習する内容の量はこんなものではありません。そして今回紹介した医療分野もほんの一部です。興味がある方はご自身で職業検索などしてみてもいいかもしれません。

 

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