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【大学受験】赤本・過去問対策って何するの?効果的な合格点到達法!

こんにちは!
武田塾 鎌取校の車田です。

秋になり、赤本(過去問)を取り組む受験生も増えてきたのではないでしょうか?
ただし、やみくもに取り組んでも合格点には到達しません。

ではどんなことを意識して行う必要があるのでしょう?
今回は赤本(過去問)の正しい使い方についてご紹介します!

赤本・過去問対策 って何するの?

 

 

赤本っていつ取り組むの?

試験に取り組む

過去問=直前期にやるもの」と思われがちですが、効果的なタイミングで過去問を解くことによって、合格点に達する可能性がグンと上がります!
 
以下の4つのタイミングで取り組むことが理想です!
 

①受験勉強を始めたタイミング

決してこの時点で合格点に達する人はいません。
解くのが難しければ、問題を確認するだけで構いません

まずは「敵を知る」ということです。
早いタイミングで「どんな問題がでるのか」、「記述なのか、マークなのか」などを知ることで、
基礎学習を取り組む上でも意識をすることができますね。

例えば、
「英語は語句の言い換え問題が多く出るから、単語を覚える時は類語を覚えたり、多義語をしっかり覚えたりする必要があるな」
などと頭に入れておくだけで”単語帳を1冊取り組んだ”先の結果が異なりますね。

いざ過去問を解いた時に「”入試に使える知識”となっているか」は非常に大事です。
ゴールを見据えて「合格のために必要な力を身に付けるには」を逆算しながら勉強を進めていきましょう!

 

②基礎学習が仕上がったタイミング

安心してください。
この時点でも合格点に達する人は非常に少ないはずです。

このタイミングでは「基礎が身に付いていればどのくらい解けるのか」を確認してください。

例えば、「各大問で、小問(1)(2)などの最初の方なら解ける」など、
基礎だけで対応できる問題が何割くらいあるのかを確認しておきましょう。

これは必ず全員やらなくてはいけない訳ではありません。
ただ、「入試本番までに時間がない人」こそ実はやってほしいタイミングなんです!

このタイミングで「合格点までに最低限の”追加でやるべきこと”を見極め」てほしいのです。
もちろんすべての学習を網羅するよりリスクはありますが、確実に合格までの最短距離を目指すにはとても大事なことです。

 

③志望校相応の力が付いたタイミング

「難関大レベル対応」など、志望校のレベルの参考書が仕上がったりしたタイミングで
志望校の過去問をもう一度解いてみましょう。

安心してください。
この時点でも志望校の合格点に達する人は多くはないでしょう。

ここへ来て、いざ「受験校の過去問対策」が始まるのです。

「もっと和訳に特化した学習をした方がいい」
「苦手な並び替え問題を練習できるような参考書をやろう」
「明治時代以降の歴史が詳細に問われることが多いので、そこを徹底的に細かく復習しよう」

大学ごとに傾向が固まっている場合がほとんどなので、自分の失点原因を分析して「合格目標点に達するには何をやるべきか」を考えます

ここで注意したいのが、「失点原因となったものすべての対策をしようとしない」ことです。
入試で合格するには多くの場合7~8割の得点で問題ありません。
満点を取ろうとするのではなく、対策事項の優先順位を決めて着実に身に付けることを大事にしてください。

つまり、過去問で5割しか取れなかったのなら、残りの5割のうち「どこで2割を取っていくか」を考えてほしいのです。
それが「今まで取り組んだ参考書の復習」なのか「追加で新しく参考書に取り組む必要がある」のかで優先度も変わってきます。

どれを捨て、どれを完璧に対策するか…
出題の多さも考慮しますが、大差がない場合、もちろん”復習”を優先した方が新しいことをやるよりいいですね。
 

④対策が終わったタイミング

ここでようやく「合格点が取れるか」を確認するための過去問演習に入ります。

〈合格点に達しない場合〉

③に戻って再度対策をし直しましょう。
合格点に達するまで、その繰り返しです。
むしろ、基礎を仕上げてからは、ここに一番時間を費やすと思っていてもいいでしょう。

〈合格点に達した場合〉

何回か過去問を解き、「安定して点が取れるか(運で取れていないか)」を見極めてください。

また失点した問題は「時間がなくて解けずに失点したのか」「捨て問と判断し、戦略通りに失点したのか」を確認しましょう。

つまり、予定通り「取るべき点を取り、捨てるべき点を捨てられたか」が大事なのです。
しっかり本番を想定し戦略的に過去問に取り組めるよう演習していきましょう。

 

自分の失点パターンを分析しよう!

勉強中キラキラ

過去問を解いた後、「自分には何が足りないか」を洗い出す力がとても大事です。
ここでは自分の失点パターンを見極める”視点”をご紹介します!

時間が足りなかった場合

例①基礎的な知識が定着していない。

⇒知識が定着していればもっと反射的に解ける問題はあったかも。

例②解く順番の優先順位を判断できていない。

⇒「誰でも苦戦する問題(捨て問)」を素早く切り「確実に点を取りたい問題」を正確に解けるような時間配分ができれば/自分の得意なものから取り掛かれば、もっと多く解けたかも。

例③出題形式に慣れていない。

⇒単純に練習すれば速くなるかも。
⇒追加で対策が必要かも。

例④解法を思いつくのに時間がかかる(理系)。

⇒演習量を増やせば解法パターンが身に付くかも。

⇒これまで解いた問題に対して「解法を瞬発的に思いつく練習」をすれば速くなるかも(赤シートで単語の練習をするのと近いイメージ)。

⇒復習する時に〇×だけでなく、「自分の脳内の考え方と解説で言っていることが一緒かどうか」を確認するとより深く理解できるかも。
 

知識が足りなかった場合

必要な知識は「基礎知識」か「発展知識」か?

①「基礎知識」の場合

⇒これまで取り組んだ参考書の復習が足りない。

②「発展知識」の場合

⇒発展知識を知らないと解けない問題は全体の何割か?

【5割】追加で発展知識を覚える必要がある。

【2割】発展知識に時間を費やすより、他を固めた方が得点に繋がりやすい!

 

赤本・過去問対策効果 合格点到達法 まとめ

いかがでしたか?

入試で合格を勝ち取るには過去問対策が必要不可欠です。

しかし単に「過去問演習」と言っても「ただ解いて解説を読む」だけでは成績は上がりません

いかに効果的なタイミングで、効果的な対策を積み重ねられるか

最終的に合格を勝ち取るのは、「模試で偏差値が高い人」ではなく、「入試本番で合格点が取れる人」です。

自分のすべきことをしっかり洗い出して着実に身に付けていきましょう!

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