目次
はじめに
今回の参考動画↓
みなさんこんにちは!武田塾蒲田校です!
高校3年生のみなさんは、すでに進路を決め、目標へ向けて努力をしている人も多いことと思います。この時期だと、部活との両立に励んでいる方もいると思います。
・「まだ、自分が実際に本番でどのような試験を受けるのか?」 ・「その試験本番に向け、どのような試験対策をどれくらいのペースで行うと良いのか?」 |
上記の質問に答えられないような計画のまま、曖昧に学習を進めてしまっている方もいるのではないでしょうか?
受験において、最終到達目標をしっかりと見据え、現地点からの距離を明確にしておく事はとても大切になります。
ここでの「最終到達目標」は、本試験で合格するために、どれくらいの学力に到達させる必要があるか?になります。また、「現地点からの距離を明確にすること」は、現在の自分の学力や過去問の結果から、どの科目が何点足りないのか?科目の中のどの分野の理解が足りていないのか?過去問の形式を踏まえて、起こりやすいミスはどのようなミスか?など、到達するために克服しなくてはならない点がどれくらいあるのか?になります。
このように、受験勉強は、過去問、模試を通した傾向分析や、自己分析を丁寧に行うこと、改善点を明確にして取り組むことがとても重要なのです。
そこで、一般入試と総合型入試の勉強法の違いと、目指すべきゴールについて、今回は書いて行こうと思います!
一般型入試と総合入試の違い① 天井があるか、ないか?
”天井がある勉強”とはどのようなものか?
「天井がある」という言葉は、ここでは、「合格点・満点が存在する、点数化されている」という意味合いで使われています。
天井がある勉強の代表例として、一般入試が挙げられます。
一般入試のほかには、資格試験は試験取得をゴールと考えることができるので、資格試験などの学習も天井のある勉強といえるでしょう。
では、”天井がない勉強”とはどのようなものか?
先ほどの項目で、「天井のある勉強」は、一般入試や資格取得などのゴールが明確なものへ向けた学習のことを指すと説明しました。
では、「天井のない勉強」とは、どのような学習を指すのでしょうか?
「天井のない勉強」は、主に教養を磨くことや、研究などの明確なゴールが定められていない学習のことです。教養を磨くことも、研究も、試験合格や資格取得などの到達点は存在しません。(教養を学ぶことに関しては、面接対策等、研究であれば、学会発表や論文発表などの目標はありますが、明確に時期や合否が出るようなゴールは存在しないということです。)
総合型入試には、合格という概念が存在しますが、合格までのゴールがいくつも存在します。例えるならば、解の無い問題を考えることに近いでしょう。コツコツ知識を積み重ねていくことで、次に問題を解く際に差が生まれます。さらに習慣的に学習を続けることで、その差が大きくなっていきます。
では、解のない問題に効果的な対策はあるのか??
近年、話題に取り上げられているSDGsなどの問題も、解決策が明確に定められていないため、解の無い問題の代表例といえます。近年は、総合型入試でSDGsに関する問題等が出題される頻度が高くなってきているので、言葉の意味や、最新のニュースなどもあらかじめチェックしておきましょう。このようなSDGsなどの解の無い問題は、正しい知識を持っていることを前提として、その問題に対する自分の意見を適切に伝えることができるか?という部分を重視していることが多いです。通常の解のある問題のように、他人の答えをそのまま使うことという対処ができない場合が多いです。
志望理由書や、プレゼンテーションを通して、自分の意見を回答する機会や、それを採点される機会はあるものの、正解、不正解を判定するものでありません。ただ、回答しないという選択はできないため、自分なりの回答を持ち、伝えられるように対策を行うのが良いでしょう。
では、解のない問題に効果的な対策はあるのか??
一般入試は、ゴールが設定されている以上、効率的に正しい方法で対策を行っていくことが何よりも重要なポイントとなります。しかし、総合型選抜には、効率的に対策を行うというのが難しいという側面があります。ルートなどに沿って、模範的な回答を作成するというのが通用しないともいえるでしょう。
総合型入試の対策に重要になることは、非効率な学びになります。活動への参加などの実際の自身の経験が受験につながる可能性もあるということです。マニュアル化された知識の学習ではなく、体験する、感じることなどが非効率的かつ重要な学びとなるのです。自分の経験や、体験などを通して、考えたこと、感じたことを活用して、回答を作り上げる必要があるのです。
一般入試は、逆算して、ゴールまでの距離を測り、計画を立てていくことが有用な方法といえますが、総合型入試は逆算して対策を練ることはできません。
もちろん、総合型入試も、指針が決まれば、それに関連した活動への参加や、関連分野のニュースを調べることなど、逆算ができる部分が出てきます。最初は、自分のやりたいこと、興味のあることを意識して、活動や行動をしてみるのも良いでしょう。意識せずに続けてきたことや、興味から始めたことが、自分の本質を形作ることになり、受験への重要な力になるのです。
また、様々な経験を重ねることで、言葉の意味や考え方などの意味を深く知るきっかけになる小ともあります。また、試験へ向けて、自分の人物像を自分と他人の両方の意見を通して突き詰めることも重要なポイントになります。模範解答は存在しないので、自分の気になった部分や気づいたことを拾い上げて、自分の回答を作り上げることになります。
このように、受験=効率という概念にとらわれず、自分の興味や考え、経験を大切にすることが最も効率的な総合型入試の対策といえるでしょう。
今回のまとめ
今後、総合型入試を受験したい!と考える方も増えていくことでしょう。
受験を考えている方には、総合型入試は、回答に正解不正解が存在しないこと、非効率的な学習が最も重要であることなどを知った上で、受けるかどうかの判断をしてもらいたいです。自分の興味、感性を経験を通して磨いていくこと自体も、総合型入試の一部と言っても過言ではないのです。才能や、感性の豊さの有無ではなく、自分の分析、自分の考えや感性を育てることができる人は、総合型入試に向いているといえます。
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