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【受験英語】英単語を覚えるのが凄く苦手・つらい人へ

みなさんこんにちは。

武田塾加古川校です。

武田塾では英語の特訓を受けている人が多いのですが...

初回特訓で英語の何が苦手なのかを聞いてみると、「英単語が苦手・中々覚えられない」と答える人が非常に多いです。

そこで今回は英単語を覚えるのが苦手な人へ知っておいて欲しいことについてお話したいと思います。

英語学習に英語は必須!

受験で英語が必要な人、英語を攻略するために英単語学習は欠くべからざるものです。

英単語が苦手だとか、あまり勉強する気になれない。長文は何となく読めてるので問題ない。という人は意外と多く見受けられます。しかし、本格的に受験勉強が始まると単語の勉強の必要性がよく分かってくるはずです。英単語の意味が分からないと、何となく長文が読めていても正答率は中々上がりません。また、当たり前ですが長文の難易度が上がってくると何となく読むことすら不可能になってきます。長文読解だけではありません。私立には単語の意味や同義語を問う問題に出会ったとき、国公立であれば、和訳や英作問題を解く際に英単語の知識が必要不可欠です。

基礎の学習は怠ってはいけません!厳しいようですが、土台がないと上に更なる部分を築くことは極めて難しいです。

英単語は忘れて当たり前!

人間がどれくらいのスピードで記憶を忘れていくのかを実験し、調べたヘルマン・エビングハウスという心理学者がいました。

エビングハウスの実験によると、人間は20分後に42%、1時間後に56%、1日後に74%、1週間後に77%、1か月後に79%忘れてしまうという結果が出ました。この結果から、「人間は覚えた直後に一気に記憶を忘れていく」ただし、「そこで忘れなかった記憶は長期的に覚えている(ほとんど忘れない)」ということが分かります。

つまりは、人間はいくら覚えても忘れてしまう生き物ということです。なので、覚えた英単語を忘れてしまうのは自分が愚かだからではなく、ごく当たり前の現象ということです。

しかしながら、繰り返すことで記憶は徐々に定着していきます。一か月後に79%忘れてしまったとしても、覚えている21%がありますよね?そこをどんどん拡大していけば良いのです。「定期的に復習をすると記憶を忘れるスピードが遅くなり、記憶が定着していく」ことがわかっています。逆に言えば、記憶は反復しなければ短時間で忘れてしまう=使い捨ての記憶になってしまうということです。

慣れも大事!

勉強全体に言えることですが、英単語学習においても、「慣れ」は大事です。初めのうちは、一週間で100個を覚えるだけでも苦しんでいた人が、慣れてきたのか、単語の難易度はどんどん上がっているはずなのに、気がついたら200個でも軽々覚えられるようになったりします。今現在つらいと思っている状況の人は、そう言ってもあまり信じてくれないのですが、こればっかりは継続が命です。諦めずに努力し続ければ必ず身に付きます。

今年晴れて大学生になった塾生は、みんなシス単やターゲットを極めて受験に行きました!志望校のレベルに合わせて範囲は違いますが、最低でも1200までは上出来というものです。関関同立以上や国公立志望であれば、最後までです。これは何度も確認テストを合格した結果です。復習テストで何度も安定して高得点がとれている場合は、宿題や確認テストから単語の参考書を外します。何度かそういった塾生に抜き打ちで単語テストを行ったことがあるのですが、95点以上という人がほとんどでした。それほど記憶として定着しているということです!

単語の効果的な学習方法

突然ですが、みなさんは英単語を学習するときにどうしていますか?書く派の人、見る派の人、声に出して読む派の人など様々なスタイルがあると思います。基本的には自分に一番しっくりくるやり方でやってもれえれば良いのですが、ここでは書くよりもその単語を目にする回数を増やすことに重点をおくようお勧めしたいとです。というのも、書いて覚えようとしていると、覚えることよりも書くことに一生懸命になってしまう人が居るからです。

まずは単語や熟語の参考書の日本語訳部分を赤シートなどで隠し、1-2秒で意味が浮かばないものにはチェックをつけましょう!1分や2分と少し考えれば意味が思い出せるものもあるかもしれませんが、本番で一語一語にそこまで費やしていい時間はありませんよね?そこで、即答できないものは”覚えられていないもの”とみなしましょう。単語一つにつき、いくつか意味があると思うのですが、まずは一語一訳で覚えていきます。定期的に赤シートで隠して意味を答える工程を繰り返し、再度間違えたものには×をつけましょう。×がたくさんついているものは、よっぽど覚えられないものなので、重点的に学習しなければなりません。印を付けることで、総復習の際に自分が苦手なもの・覚えられていないものが一目瞭然となります。

覚えにくい英単語に出会ったときは

声に出して読んでみる 志望大学で発音・アクセント問題が出題される人は特に実践してください。分からないものや怪しいものについてはその音声をしっかり聞いて、正しい発音・アクセントを確認するように。難解だったり、綴りが長い単語程発音が難しく、発音が分からないとなるとどうしても覚えにくいです。また、共通テストを受験する人はリスニング試験がありますよね。意味を知らない・発音を知らないものは聞き取れません。頭の中だけではなく声に出してみることで、自分がきちんと発音を分かっているかどうか判断できます。

例文を読む 参考書に単語を使ったフレーズや短文がある場合は、それを読んで実際の文の中での使われ方を確認してみましょう。単語単体よりもイメージが膨らみやすく、覚える手助けとなります。

品詞の識別

私立志望の人は語彙問題、公立志望の人は和訳や英作問題のために、名詞・動詞・形容詞・副詞の識別をしっかり勉強しておかなければなりません。武田塾で実施している確認テストでも、その識別が曖昧になってしまっている人をちらほら見かけます。

どういうことかいまいち分かりにくい人も居ると思うのでいくつか例を示すと...

例:suggest/suggestion, exhibit/exhibition, peaceful/peacefully, weigh/weight,breathe/breath

weightとweighやbreatheとbreathなどは非常に紛らわしい例として有名です。

例えば、国公立の和訳問題ではSVが倒置していることも珍しくはありません。そういった文構造を掴もうとするときにその単語が名詞か動詞か、はたまた形容詞なのか副詞なのかといったことは非常に重要なのです。

最後に

英単語は受験英語の基盤となるものです。ただし、記憶の定着には多大な時間と労力を要します。

英語の成績を伸ばしたければ、英単語は必ず完璧にしてください!後回しにはせず、早めのうちから取り組むことが大切です。

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