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【共通テスト英語】リーディングでの得点率を上げるには

みなさんこんにちは。

武田塾加古川校です。

いよいよ共通テストまで一か月を切っています。勉強の進捗状況はいかかがですか?

共通テスト対策を進める中で、英語の点数が中々のびずに悩んでいる人も多いと思います。

以前リスニングについてはブログに書いたので、今回は特にリーディングについてお話していきます。

共通テストのリーディングを解くコツ

みなさんご存じの通り、共通テスト英語のリーディングには長文のみが出題されます。長文といっても文字数は比較的少ないものが多く、難易度的にはそう高くないように思いがちです。しかし、問題数が多いため一問一問にそこまで時間をかけることは出来ません。時間配分には気をつけてください。問題演習を重ねながら、一問にかけられる時間の感覚を掴めるようにしていきましょう。

特に私大の共通テスト利用をする人で、一般入試の勉強に専念しすぎて共通テスト対策が疎かになっている人は注意が必要です。共通テスト英語のリーディングは語彙力的にも内容的にも基礎的なものですが、「問題形式に慣れていない」「解くスピードを掴めていない」場合、想像よりも得点率が低くなってしまう恐れがあります。

グラフ・表・ポスター・Eメール形式の問題に注意!!

リーディングでは、一般的な長文問題だけでなく、グラフ・表・ポスター・Eメールなど様々なスタイルの問題が出題されます。それらの問題で正答率があまり思わしくない人は、特に以下の点を意識して解いてください。

・題名や締めくくり 題名や見出し、ナレーション、締めくくりの部分は文字のサイズや字体が違ったりするので目立っているのですが、何故か本文(内容)と関係ないと解釈して読むときにスルーしている人が多いです。選択肢で問われている内容がそれらの中にあることもあるので見落とさないように。例えば、ポスターの見出しはイベントの概要自体であったり、締めくくりの部分には誰がそのイベントを主催しているかなどの基本情報が示してあったりします。

・登場人物は誰なのか 長文や会話問題と違い、「誰から誰に」が把握しづらいのがEメールや手紙の問題です。送り主と受け取り主に加えて、彼らの友人や家族など、第三者の話題が本文に登場している場合、内容の解釈を誤ってしまう人が多いです。例えば、「誰が誰に,何を,お願いしたいのか」など正確に詳細を掴めるようにしなければいけません。ポスターやチラシのような問題も同様です。「誰が主催した,誰へ向けての,何の会なのか」など内容の詳細を間違えて解釈しないように。簡単で単純な短文が繰り返してあるときも、飛ばし読みではなく、精読することを意識しましょう。

・数字 日にちやデータ、人数、金額、部屋番号など何らかの数字を見つけたときは、とりあえず印をつけて目立つようにしておきましょう。また、次のような数字についての細かい記述には気をくばるようにしてください。

例:participation fee €50(transportation expense is not included) transportation expense=€12

例えば、「交通費も含めて参加費用はいくらになるか?」と問われた場合、参加費用には含まれていない交通費を足した「€62」の記述がある選択肢が正しいです。このように、場合によっては示してある数字を自分で計算して、どの選択肢が正しいのかを見極めなければならないときもあります。うっかりnotを見逃していると、違う回答を選んでしまいますよね。その数字自体が何を意味しているのかを数字付近の記述からしっかり読み取ってください。

同じ意味なのに気が付けないパターン

選択肢に書いている内容が本文中に見つけられないという人は居ませんか?実際、共通テスト英語では多くの問題で本文の内容が選択肢中では違う表現に書き換えられています。それをすぐに同じ内容を意味しているものだと気がつけるかどうかが肝心です。例を示すと少し分かりやすいかもしれません。

[本文] This dish is easy to make.= [選択肢] This dish is not at all difficult to make. 

[本文] Unless it rains, they will dance outside. = [選択肢] They can dance outside,weather permitting.

[本文] The transportation expense is not included. = [選択肢] He must pay any transportation fee himself.

[本文] He didn't come to the party.= [選択肢] Nobody saw him at the party. 

[本文] She doesn't like thier music.= [選択肢] She is not a big fan of their music. 

全て同じ内容のものですが、違和感なく納得できたでしょうか?例えば、書き換えれた文に「not」が入っているかいないかによっては意味合いが真逆になることもあります。このようなひっかけ問題には十分に注意してください。

勝手に勘違いしてしまう

本文中に書いていないことを書いてあると勘違いしてしまうことはよくあります。例えば、「部活内で大掃除を手伝ってくれるボランティアを探している」と書いてある場合、この「ボランティア」というのはあくまでも「部活内部の人の中で」の話となり、わざわざ「外部からのボランティア」を募っているわけではありません。この微妙なニュアンスを問う問題はよく見かけます。

次に、英文を示した例を見てみましょう。

例:To participate in this course, advanced English skill is required. ≠ Only Native English speakers can participate in this course.

この例では、「高度な英語能力」が「必ずしもネイティブスピーカーである」ということを意味していないと気が付けないといけません。

最後に

共通テスト対策で大切なのは、基礎がしっかりできているかと、演習を重ねて問題形式に慣れているかどうかです。解くスピードは演習を重ねるほど早くなりますが、あくまでも精読することを大切にしましょう。

得点率が思うように上がらない人は、今回紹介した点を意識しながら解いてみてください。

 

 

 

 

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