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【休息】十分な睡眠時間の確保と暗記のゴールデンタイム

みなさんこんにちは。

武田塾加古川校です。

受験本番が着々と近づいていますね。時間が足りない焦りから、毎夜寝ずに勉強している人はいませんか?

昔は、「4当5落」といって「睡眠時間を削ってでも勉強しないと合格できない」という言葉がありました。
今はしっかりと睡眠をとって脳も体も休ませることが大事なので、その言葉も死語となりましたが...

さて、今回は睡眠時間と記憶の定着についてお話したいと思います。

睡眠時間の確保

みなさんは、最近しっかりと睡眠時間を確保できていますか? 特に冬が近づくと、「入試が近くなってきたから睡眠時間はあまりとれていない...眠たい。疲れている。」という声をよく耳にします。受験生は、少なくとも何時間の睡眠時間を確保すべきなのか。みなさんも自分自身の生活を見直してみてください。 睡眠時間を多く取ると勉強時間が少なくなった気がして、睡眠時間を削っている方は要注意です。

まず第一に、体力を回復させるため「睡眠」は必要不可欠です。勉強で疲労した脳もしっかり休ませてあげましょう。睡眠不足や過度の疲労は、体調を崩す原因となります。体調管理も受験勉強の一環だと思って、気を配るようにしてください。

また、睡眠には体力を回復すること以外に、記憶を定着させるさせる作用があります。記憶の定着については後程詳しく説明します。

受験生の平均睡眠時間 = 5時間

まず受験生は平均で何時間寝ているのかについてですが、平均5時間だそうです。 この結果からも、寝る間も惜しんで受験勉強に励んでいることが想像できますね。 しかし、残念ながら、この睡眠時間は体力回復にも記憶の定着にも不十分です。

いったいどのくらい必要なのか...?理想とされている睡眠時間は7時間で、記憶の定着には6時間の睡眠時間が必要と言われています。 となると、体力に自信のある受験生で、最低6時間、日中疲れを感じやすい受験生には最低7時間の睡眠時間の確保が推奨されます。

日々の睡眠時間を削って、時々まとめて睡眠時間を確保している人も気をつけてください。寝だめではなく、あくまでも規則正しい生活リズムを意識してください。徹夜して睡眠時間を削って勉強したとしても、お昼や午後に眠気に襲われ、勉強に集中できなければ本末転倒です...しっかり寝て次の日に備えましょう!

夜型より朝型!

ところで...みなさんは、どちらかというと朝型ですか?それとも夜型ですか?

自分は夜型だと思う人は要注意です。単純に、試験は朝から開始されることが多いですよね。夜型の勉強生活を長く続けていると、朝に行われる試験で集中力が長続きしません。文系科目では現代文や古文、英語など読解力が試される場で集中力が必要不可欠です。

また、理系科目では集中力の欠乏によるケアレスミスに注意をしてください。朝に、脳が完全な活動モードに切り替わっていることが望ましいですが、夜型の生活に慣れてしまった体をすぐに朝型に変えることは容易ではありません。徹夜が習慣化し、朝に疲れている状況になってしまっている人は、少しづつでいいので生活習慣を改善していきましょう。起きてしばらくしてすぐに疲れているということは、夜のうちに疲労回復が全くできていないということです。

記憶の定着

「寝る前に暗記をするとよく覚えられる」と聞いたことはありませんか?受験勉強に暗記は必須ですよね。暗記に苦労している受験生も多いのではないですか?

どうせ暗記をするなら効率化を図りましょう!

記憶は寝ている間に定着する → 就寝前=暗記のゴールデンタイム

復習をすればするほど定着率が上がる

この2つを組み合わせることで、記憶の定着率が格段に上がります。

では、ここで先ほど少し登場した「睡眠には記憶を定着させる作用」があるというお話についてです。一般に、記憶は寝ている間に定着すると言われています。この、定着していく記憶は”直前に覚えたこと”からです。 つまり、寝る直前に経験したことから記憶していくようになっています。 このことから、暗記の勉強は寝る前に行うのが最も効率的であると分かりますよね。同じ30分なら、他の時間に暗記するより寝る直前の30分の方がはるかに効率的に記憶できる時間帯であると言えます。 せっかく寝る前に暗記をしても、その後でテレビやゲーム、スマホをいじってしまうと、脳がそのことから記憶しようとしますので控えておきましょう。寝る前にスマホをいじってしまう人、実に多いと思います。なるべく控えたいですね...!

少し睡眠の話題から話が脱線しますが、記憶には復習を重ねるほど定着率が上がり、忘れにくくなるという特徴があります。これは、復習を何回も繰り返すうちに、忘れる具合が緩やかになるからです。先ほどのことも踏まえ、特に就寝前はその日の勉強の総復習に当ててみても良いでしょう。間違った問題の解説をサラッと見ておくだけでも良いかもしれません。

暗記が苦手という方で、物覚えが悪いのは生まれつきだからと諦めている方はいませんか?もちろん、生まれつき暗記が得意な強者もいますし、若ければ若いほど物覚えが良い・早いなんてよく耳にしますよね。しかし、暗記は回数を重ねてトレーニングを積めば、誰でも伸びしろがあると思います。暗記のゴールデンタイムを意識してみましょう。加えて、電車やバスの移動時間など活用できる隙間時間を見つけて勉強の効率化を図りましょう。

例えば通学に片道30分電車に乗っている受験生がいるとします。 この通学時間に勉強すると往復で1時間、週5日学校に行くとすると、1か月あたりで「1時間×20日=20時間」もの勉強時間が確保できます。勉強時間は各30分と短いですので、単語や熟語など短時間で効果が出るものがおすすめです! 勉強時間がないと困っている方、夜の睡眠時間を削っている人、自分の1日の予定を振り返って隙間時間はないか探してみましょう!

最後に

今回は、睡眠と記憶の定着が密接に関係しているということについてお話してみました。最近よく眠れていない人、睡眠時間をしっかり確保しましょう。繰り返しになりますが、「体力を回復させるため」、「記憶を定着させるため」睡眠は大事です!勉強時間が少なくなる罪悪感で眠れない人は、寝る前のちょっとしたスマホ時間を暗記へ!日中も隙間時間を大いに活用して、出来るだけ睡眠時間に時間をまわせるようにしてください。

 

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