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【国語科目】現代文で他と差をつけるにはどうすればいいの?

みなさんこんにちは。

武田塾加古川校です。

最近ますます寒くなってきましたが、体調はいかがですか?寒い季節は、どうしても体調を崩す人が多くなります。家で勉強している人も、塾で勉強している人も、無理は禁物です。体調が優れないと思ったときは大事をとってしっかり休みましょう。

さて、今回は「現代文」をどうやって伸ばすかということについてお話していきたいと思います。

現代文が苦手な人

現代文が苦手だという人は居ませんか?

現代文となると、全受験生が「日本語」という共通の力を持って戦うわけです。もちろん、日常的に日本語を話す受験生がほとんどだと思いますから、大抵の人はそれなりに点数が取れるはずです。そこが、他の科目に比べてライバルとの差をつけるのが難しい点となります。平均点が高ければ高いほど、秀でた上位成績を獲得することが難しいのと同じですね。逆に、その状況下で点数が取れないと他に差をつけられる痛手となりますので気をつけてください。

現代文が苦手な理由は主に4つ考えられます。

読解力がない。

漢字・語彙力が不足している。

読むスピードが遅い。

記述問題が苦手。

今の自分に当てはまるものはありますか?

単純に、興味のない話題なので読む気にならないという人もいますよね。物語文であればある程度取っつきやすいかもしれませんが、随筆文や説明文調は受験生に人気がないです。物語文であっても、受験レベルとなると簡単なものは多くないと思います。特に、漢字や語彙力が不足していると、古い年代の作品などは難解になってくるでしょう。表現も、日本ならではの奥ゆかしく独特で、遠回しなものが目立ちます。そうなると、登場人物の感情や時の流れなどを上手にくみ取るのが難しいです。例えば、古くから日本に伝わる「大和言葉」のひとつに「千歳」というものがあります。どういう意味か分かりますか?答えは「長い年月・時」ですが、知らないと想像もつきませんよね...!これから色々な言葉や表現に出会って語彙力を増やしていきましょう。

勉強法が分からない

そもそも「現代文の勉強法が分からない」という声をよく耳にします。暗記科目ではないため一歩踏み込みにくい印象があり、努力の結果も顕著に表れにくいため、苦手をそのまま放置してしまう人が多いです。また、模試や過去問を解く中で、記述問題の自己採点が難しいといったところもその原因ではないでしょうか。

覚えることがない=苦手な人は伸ばせない

と、思っている人はいませんか?特に読解力が原因で、同様に英語の長文へ苦手意識のある人!現代文を鍛えると何か変わるかもしれません。自分には元々読解力がないからと諦めるのは早いです。

ではどのように克服していくのか、説明していきたいと思います。

現代文を克服するには

読解力がない。

漢字・語彙力が不足している。

読むスピードが遅い。

記述問題が苦手。

どれをとっても、やはりたくさんの文章を読み込むことが近道となります。(想像通りの内容だとがっかりしないでください!)

みなさんにしてほしいことはとにかく演習問題を解くことです。演習問題を何度も解くことで、上記4つの弱点を全てカバーできます。「読むスピードが上がる」「知識量が増える」「設問パターンに慣れる」「記述の力がつく」など現代文に必要な能力は繰り返しによって培われるものなので、どうしても伸びを実感するのに時間を要します。まずは諦めずに取り組みましょう。しっかり演習を重ねれば、必ず結果はついてくるはずです。読むスピードが上がるということについてですが、「速読」を推奨するものではないので注意してください。飛ばし読み気味になるのを防ぐためです。あくまでも「的確に」要点をしっかりおさえて読めるようにしていきます。

先ほど、記述問題の自己採点が難しいという声について触れました。基本的なことになりますが、まずは模範解答と自分の解答と照らし合わせてみましょう。同じキーワードがある場合は、点数を貰えることが多いです。それでも腑に落ちないときは自分以外の第三者に採点してもらうのが良いでしょう。学校や塾の先生が近くにいないときは友達や家族に見てもらっても良いです。現代文の記述問題においては、模範解答と一語一句同じ解答になることはほとんどないため、自分が本当に点数を取れているのか不安になる人も居るかもしれません。演習を重ねて自己採点にも慣れていきましょう!

記述問題より選択問題が難しい?

選択問題が多くてラッキー!と思っていた人。演習を重ねていくうちに、「初めは抵抗があった記述問題よりも、実は選択問題の方が難しいのでは?」と感じることはありませんか。これは英語の長文にも同じことが言えます。記述問題しかり選択問題しかり必要な力は「読解力」です。記述問題であれば、時数内で自由に書けるので、多少解釈を間違ったとしても部分点を貰えることがありますが、選択問題においてはそうはいきません。出題文に加えて、選択肢も読みこまないといけないので、その分時間もかかると思います。選択肢も、難易度が上がるにつれて長く紛らわしい答えが並びますので、それだけ高度な読解力が問われます。

最後に

もちろん個人差はありますが、記述の自己採点が容易になってきたり、記述問題よりも選択問題の方が難しいと感じてきたらある程度現代文の力がついてきた証拠かもしれません。そのまま更なる点数アップを目指しましょう!

現代文が苦手だという人に、「読書が苦手だ」「読書が嫌いだ」という人が多いと思います。しかし、高1・2生ならともかく、受験を控えた高3生に読書のトレーニングをしている時間はありませんよね。ただし、勉強の合間の気分転換や通学時間など、隙間時間を活用して読書をするのは有効的です。また、新聞を数ページ読むなど簡単で時間のかからない日課を設けるのもおすすめです。

とにかく「文字を読むということ」「設問を解くこと」に慣れてください。ただし、長時間に渡って長文を続けていると、脳にも体にも疲れが出やすいと思います。適度な量をこなし、時には休憩を挟んだり、暗記科目や理数科目に切り替えて気分転換をしましょう。

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