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【さぼりたい!】モチベーションが上がらないときは?

みなさんこんにちは。

武田塾加古川校です。

比較的穏やかな気候が続いていますが、

「さぼりたいな...」そんな風に思っている受験生の方はいませんか?

今回は、さぼり癖とモチベーションについてお話したいと思います。

さぼり癖

受験生なら誰でも「頑張るぞ!」「絶対に合格してみせる!」と思っているはずです。遅くまで自習室で頑張っているみなさんを見てもそう感じます。今のその気持ちを忘れないでいてください!というのも、人間は楽な方へと流されやすいからです。

「さぼりたい」人間誰でもそう感じることはありますし、時には息抜き・休息も必要です。しかし、受験において「さぼり癖」は実に厄介な代物です。例えば、「今日は気分が乗らないから勉強したくないな。」なんて思うことありますよね。これは危険極まりないサインです。一度さぼり癖をつけてしまうと、元に戻すには何十倍という努力が必要です。例えるなら、ダイエットとリバウンドに似た関係性かもしれません。せっかく苦労して覚えた単語も一瞬で忘れてしまったりします。できるだけ毎日、何があっても机に向かいましょう。どうしても気が進まないときは、好きな科目や単純作業から始めても構いません。ただし、体調不良など、やむを得ない場合は休息を最優先しましょう。

特に夏休みなど、長期の休みは、いつもより勉強に割ける時間が格段に増えます。ここでしっかり勉強するのか、なんとなくだらけて過ごしてしまうのか。このような自由な時間を有効活用できるかどうかが、休みが明けてから両者の差が大いに開いてしまう分岐点となります。

さぼる≠息抜き・休息

見出しの通り、ここでは「さぼること」と「息抜き・休息」を違うものとして捉えます。皮肉にも、さぼっている人ほど「たまには休まないとな」なんて都合の良い方向に怠惰な自分を正当化していることが多いです。逆に、肩の力が入りすぎている真面目な人は「怠けている暇はない」などと自分を追い込んで精神をすり減らしていることがあります。みなさんはどちらサイドでしょうか。そのどちらでもない人は、オンとオフのバランスがきちんと取れている人かもしれませんね。

無理のしすぎは禁物です。ストレス過多で、爆発してしまっては収拾がつかないので、たまには息抜きをしてください。特に、モチベーションの上がらないときは美味しいものを食べたり、友達とおしゃべりしたり、たわいのないことで気持ちが晴れることもあるでしょう。やはり勉強はモチベーションありきで成り立つものだと思います。気が進まないまま続けても、思うように結果がついてきません。結果がついてきたとしても、何かを無理やり続けることは精神衛生上あまり良くないです。自分はいったい何のために勉強しているのか、目的意識を持ちましょう。

目的意識とモチベーション

先ほど登場した目的意識とは一体何か。うまくイメージができるように「レンガを積む職人」の話を紹介したいと思います。
上位の目的を示すことで同じ作業でもモチベーションが大きく変わる「ラダー効果」という心理学の話です。  

旅人がある村で工事現場に差し掛かりました。
そこでは4人の職人がレンガを積んでいたのですが、つまらなそうにレンガを積んでいる職人もいれば、楽しそうにレンガを積んでいる職人もいました。
興味を持った旅人は、その 4人の職人一人ずつに、こんな質問をしました。  
「あなたは何をしているのですか?」
職人Aの答えは「見たらわかるだろ、レンガを積んでいるだけだよ」
職人Bの答えは「今は壁を作っているところです」
職人Cの答えは「私たちは教会を建てているんです」
職人Dの答えは「私は人の心をいやす空間をつくっている最中です」

4人とも同じレンガを積んでいるのですが、その仕事に対するとらえ方が違います。
職人Aは「レンガを積む」という作業レベルでしかこの仕事を見ていません。
職人Bは「壁を作る」という課題レベルでこの仕事を見ています。
職人Cは「教会を建てる」という業務目的でこの仕事をとらえています。
職人Dは「人の心をいやす空間をつくる」という教会を建てる目的を仕事だととらえています。
旅人が見たつまらなそうな職人とは、もちろん職人Aのことです。
“目的が分からないから、ただやらされているとしか感じられていません”
楽し気に石を積んでいたのは職人CとDでしょう。

【目的や目標が見えているから、そこに向かって努力ができる】
つまり、モチベーションを高く維持して、仕事が出来ているのです。

この話は勉強にも当てはまります。
・あなたは何のためにその参考書を解いているのでしょうか。

・あなたは何のために宿題をしているのでしょうか。

・あなたがテストで8割を目指しているのは何のためですか。

目的意識を持つ人とそうでない人では、その人が起こす行動と、それによってもたらされる結果が異なると言われています。

「塾に入っているから。先生にそう決められたから。」という理由では、あなたの成績はなかなか伸びないかもしれません。例えば、「憧れの志望校に入ってこんな大学生活を送りたい。」「志望校に入ることは将来就きたい職業への第一歩だ。」...というように具体的な目的意識を持ちましょう。

最後に

最近、高1・2生いわゆる非受験学年の方からの問い合わせも増えています。それだけ早めから大学受験を意識しているご家庭が多いのだと思います。早めの受験対策は、時間に余裕をもって準備できる分、長期戦になるためモチベーションの維持が鍵となってきます。また、既卒生の皆さんは、春先と同じ気持ちで勉強に打ち込むことができているでしょうか。受験が長期戦になり、疲れや焦りもあると思います。少し気持ちが緩んできている人はいませんか?

時には息抜きも必要ですが、さぼり癖は厄介です。学校の先生や、ご家族の方、塾講師の方など、みなさんを注意してくれる人はいるでしょう。しかし、結局のところ頑張る当人は自分自身です!

どの学年の人も、既卒生の人も、「自分は何のために勉強しているのか。」明確な目的意識を持ち、最後に悔いのないところまで頑張ってください!

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