みなさんこんにちは!
掛川駅から徒歩2分、武田塾掛川校です!
中学三年生の皆さんは、公立高校入試の願書受付を目前に控え、志望校合格に向け勉強や面接練習を頑張っていることと思います。
今までの成果を出し切れることを祈っています!
さて、高校受験というと大切なのは志望校選びですね。
中学二年生の皆さんはここから一年かけてどのの高校を受験するのか決めていくことになると思います。
どんな部分を理由に志望校を決めていくのか、費用、家からの距離、部活動、高校の雰囲気、大学進学実績など、いろいろな理由が考えられると思います。
どの高校もそれぞれいろいろな特色を持っていますが、大きく異なる点として
公立か私立か
ということが挙げられると思います。
なんとなく違いは聞いたことがあるけれど、実際どんなところが違うのか?
という疑問にこたえるべく、今回は公立高校と私立高校の違いについてまとめていきます!
公立高校と私立高校の違い10選!
公立高校と私立高校の違いについて、10個ご紹介します。
①授業料
公立:無償
私立:高額
公立高校はほぼ無償で学校生活が送れるのに対して、私立高校はかなりお金がかかってしまいます。
2019年度の私立高校初年度学生にかかる費用は平均で
授業料:404,713円
入学料:163,362円
施設整備費等:168,602円
計736,677円
です。
もちろん授業料が高いからこそのメリットもありますが、どれだけお金がかかるかは志望校を決めるうえで無視できない要素です。
②設備
公立:少し古いことも…?
私立:充実している
①で比べた授業料の差が大きく出るのはこの設備の差ではないでしょうか。
公立は授業料などがあまりかからない分、満足のいかない設備であることも少なくありません。
少し古くなっていて雨漏りをしていたり、なんてこともあります。ポジティブに言うと歴史を感じることができます。
対して、私立高校はかなり設備が充実していて、校舎の綺麗さはもちろん三年間をかなり快適に過ごすことが出来るでしょう。
③校則
私立 厳しい
公立 自由度が高い
高校によって差はありますが、どちらかというと私立の方が校則は厳しいところが多いです。
しかしながら最近ではブラック校則という言葉も多く聞かれるようになり、公立私立ともに校則の見直しがされ始めています。
④部活
私立 強豪校
公立 文武両道
公立、私立関わらずどの高校も、各部活目標を立て毎週全力で部活に取り組んでいますが、
どうしても設備の差や部活動にかける時間、指導者の違いなどを理由に差は生まれてきてしまいます。
私立高校は外部の指導者を呼ぶことも多く設備もしっかりしていてさらには、スポーツ推薦などでも多く生徒を取るため、高いレベルで部活動を行うことが出来ることが多いです。
対して公立高校は部活動の指導は高校の先生が行うことが多いです。
しかし、設備的には私立高校に劣る部分はあるかもしれませんが、公立高校でも一つの目標に向かい競い合っていくかけがえのない経験をすることは可能です。
また、公立高校の中にも各部活動の名門校は存在していて、レベルの高い仲間と高い目標を目指すことが出来ます。
⑤勉強
公立 自分で頑張りたい人向け(課題少な目)
私立 サポート手厚く(課題多め)
勉強や課題に関しては学校や地域にもよりますが平均的には、公立高校は課題が少なめで自分で勉強を頑張る傾向が高いのに対して私立高校はサポートが手厚く課題を多めに出される傾向が高いです。
自分のペースで塾などを上手く使いながら勉強を頑張っていきたいという人、
いろいろな支援を受けながらたくさんサポートしてもらいたい人など考え方によって選択が異なってきます。
⑥コースの種類
公立 少ない
私立 多い
基本的に公立高校はコースの数が少なく全体的に生徒の偏差値にばらつきが少ないです。
同じくらいの勉強レベルの子たちとともに勉強を頑張っていくことが出来ます。
対して私立はコースの数が多く、同じ学校内でも勉強よりもスポーツを中心で頑張りたい人たちや受験に向けて頑張っていきたい人たちなど目標に応じたクラス分けがなされることが多いです。
⑦受験傾向
公立 内申点+学科試験
私立 学科試験重視
受験の傾向に関しても公立高校では中学の内申点が私立高校よりも重要視されています。
対して私立高校はある程度の必要内申点は設定されているものの、学科試験をより重要視する傾向にあります。
したがって中1中2で内申点が低くなってしまった人でも私立高校であれば逆転合格を狙うことが可能です。
⑧受験教科数
公立 英数国理社
私立 英数国
この教科数の違いも大きな志望校決定の要因になっていきます。
公立高校は基本的に5教科全てが必要になってくるため、バランスよく全教科の勉強をしていく必要があります。
対して私立高校は三教科で受験可能な高校も多く、自分の得意な教科に特化して勉強を進めていくことが可能です。
理科、社会が入った方が全体的な得点率が上がるのかといった部分も考える必要があります。
⑨受験数
公立 原則一つ
私立 併願可
公立高校は基本的に一つの高校しか受験することはできませんが、
私立高校に関しては日程が被っていなければ複数の高校を受験することが可能になります。
都道府県によってもこの受験校数の規定は異なりますが、いろいろな高校に挑戦できるというのは私立高校の特色です。
※静岡県は私立も原則一つとされています。
静岡県では基本的に私立高校の検査日が統一されているため、基本的には一校のみの受験となっています。
⑩大学推薦
高校選択の大きな要因の一つとして、大学受験があります。
大学受験では各高校に推薦枠というものが設定されていて、各高校によってどの大学にどのくらいの推薦枠を持っているかは異なります。
同じレベルの高校では公立高校よりも私立高校の方が大学と提携していて、指定校推薦などの推薦枠が多いことがあります。
高校説明会などでは推薦枠についての説明や質疑応答などもされるので、
推薦枠などを調べて高校受験の時から志望大学を視野に入れていくというのも一つの作戦です。
また推薦入試では学校以外での活動を聞かれることが多くあります。
私立高校ではボランティア活動などを多く推奨しているところもあるので、
推薦入試の面接に強くなるというメリットもあります。
⑪大学付属高校
私立 多い
公立 少ない
私立高校は○○大学付属高校というところも多くあります。
このような大学付属高校に入学するとその大学に進学できる可能性が高くなります。
内部進学の割合が高い大学もあり、一般の大学入試に比べると大学受験にかける負担を少し減らすことが可能になります。
静岡県の高校入試の特色
原則私立も一つの学校のみを受験
途中で述べたように静岡県では私立高校の入試日程が統一されているため原則一校の受験となります。
共通枠と学校裁量枠
静岡県の高校入試には共通枠と学校裁量枠というものがあります。
学校裁量枠
調査書、学科試験、面接に加えて学校独自の選抜資料から判断される選抜方式
まずこの学校裁量枠によって、合格者が決められます。(原則、定員の50%以下)
共通枠
まず内申点の順に受験者を並べ、そのうちから共通枠内の評定を持つ者を対象者とします。
その後対象となった受験者の中で、学力試験5教科の合計点で上位75パーセント程度を合格者とします。
このように、学校裁量枠と共通枠という二つの形式の選抜を行うのが静岡県の高校入試です。各高校によって少しずつ求められる能力などにも差があるので、調べておきましょう。
まとめに
今回は公立高校と私立高校の違いについて、学費や校風、大学受験に向けてなどをまとめてきました。
高校によって三年間の過ごし方やその先の大学受験に向けても大きな変化が生まれてきます。
早いうちから各高校のサイトなどを見ながら、自分に一番合っている、三年間を楽しく充実させることが出来そうな高校を選んでいきましょう。
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