こんにちは!武田塾掛川校です。
最近、ある受験ドラマで『読解力は5教科全てに必要な力だ!!』という台詞がありました。
国語はもちろん、他の教科も参考書や教科書の文章を読んだりテストの問題を読んだりと、
勉強をする上で『文章を読む』ということは必須です。
皆さんは、テストで問題を読んでいるとき「これはどんな意味なんだろう?」と悩んだことはありませんか?
言葉の意味を知り、内容を理解していなければ、問題の意味も分かりませんよね。
今回は、読解力を身に着ける方法やお勧めの参考書、文章の構造化についてご紹介します!!
読解力はなぜ必要なの?
まずは、言葉の意味を知らないとどうなるのか、という事からお話します。
皆さんは普段に生活で、家族や友人、買い物に行った先で店員さんと会話をする機会があると思います。
話している内容が理解できていないと、会話は成立しませんよね。
試験だけでなく日常生活においても、
『日々誰かの言葉を聞き、内容を理解する』
という考えを実践しているのです。
言葉を知らなければ理解できませんし、内容が分からなければ会話ができません。
読解力とは何か
読解力とは、「文章を読んでその内容を理解する力」のことです。
(OECD経済協力開発機構、PISAの定義より)
文章を読み、内容を理解し、自分の頭で考えることができる人=読解力がある人
といえます。
読解力と試験の関係性
冒頭にも書いたように、国語だけでなく全ての教科において読解力は必要な力です。
例えば、現代文の問題で「この文章に当てはまるものを選択肢から選びなさい」という問題があったとします。
この意味としては、文章を読み、それに当てはまるものを答えるという単純な問題ですが、
意外と答えられない人が多いのです。
文章と同じ答えを選ぶのではなく、
自分の感想と同じ意見のものを選ぶという人が多いです。
読書感想文であれば感想を述べるべきですが、
ここでは「問題の文章と同じものを選ぶ」ことが正解になります。
よく問題文を読めば分かる場合もありますが、
そもそも問題の意味を理解していなければ正しい答えにたどり着けません。
正しい答えを導くためには『正しく文章を読む』ことが大切です。
現代文が苦手な受験生にオススメの参考書
幼少期から読書など文章を読んでいると自然と読解力が身につくと言われています。
文章を読む力を鍛えることで問題文を読むスピード、内容の理解、答えを正しく書くことができるなど多くの利点があります。
では読書をあまりしてこなかった場合はどうすれば良いのでしょうか?
読解力を身に着ける為に取り組んでほしい参考書をご紹介します。
ゼロから覚醒 はじめよう現代文
武田塾で現代文を受講している生徒は最初に使う参考書です。
現代文が苦手な受験生はまずこの参考書をよく読んで一つずつ問いていきましょう。
普段から使っている言語ですが、なぜか文章を読むことが億劫になってしまう・・・
それは文章の読み方を知れば解決するはずです!!
現代文のルールを知れば今より確実に点数が伸びてきます。
文章の流れがわかる 読解トレーニング
武田塾チャンネルにも出ている中森先生が監修している「読む」ことにこだわった参考書です。
文章を道筋をたてて読むことができると読解力が身に付きます。
いきなり長文を読むのは大変ですが、
最初は短文から始まるので現代文が苦手な受験生も読みやすいです!
「ゼロから覚醒 はじめよう現代文」で文章の読み方を知った後は、
是非こちらの参考書を使って道筋をたてて文章を読んでいきましょう!
文章の構造をマスターしよう
私が観ているあるドラマで、現代文を扱っている回がありました。
この回で言っていたことは「文章の構造は3パターンに分けられる」というものです。
3パターンとは『同等関係・対比関係・因果関係』です。
これだけ聞いても分かりづらいですね。
一つずつ見ていきましょう。
一、同等関係
同等関係にある文章とは、様々な形で言い換えている文章のことを言います。
「抽象的」な文章を「具体的」にする、または「具体的」な文章を「抽象的」にする表現。
では一つ、問題を出します。
次の二つの文章を読み、抽象的な表現と具体的な表現どちらに当てはまるでしょうか?
A:毎日受験勉強を頑張った。志望校に合格することができた。
B:つまり、努力は必ず報われるのだ。
この場合、Aは具体的な文章、Bは抽象的な文章ですね。いまいちわからないという方は『具体的な文章=絵に描ける』と覚えておくと良いでしょう。
AとBは=の関係で結ばれます。この場合だと「毎日受験勉強を頑張った。志望校に合格することができた。つまり、努力は必ず報われるのだ。」となります。
「つまり」「例えば」「このように」「要するに」「すなわち」などの接続詞がでてきたら同等関係の文章ということになります。
二、対比関係
対比関係とは二つの文章が反対のものを言います。
対比することで伝えたい事をはっきりさせることができます。
例えば「4月に軽井沢へ旅行へ行く。静岡県は4月のお昼頃は気温20℃程である。しかし軽井沢は同じ時期でも気温は10°以下でとても寒い。旅行に行く際は上着を持って行くべきだ。」という文章があったとします。
静岡県は過ごしやすい「しかし」軽井沢はとても寒いという、静岡県の気温を用いて軽井沢は寒いから上着を持って行くという主張を強くしています。
「しかし」「だが」「一方」などの接続詞が出てきたら対比関係の文章ということになります。
三、因果関係
因果関係とは、原因から結果または結果から原因をいう文章のことを言います。
例えば、「練習をサボった。だから試合で負けた。」「試合で負けた。なぜなら練習をサボったからだ。」この二つの文章はそれぞれ、『原因→結果』『結果→原因』という文章になっています。
原因から結果を表すときは「だから」「そのため」「したがって」「よって」などの接続詞、結果から原因を表すときは「なぜなら」などの接続詞が出てくることが多いです。
試験では論理的な文章が採用される
試験で出題される文章は、しっかりこの3つのパターンから構造されたものを採用します。
問題文も同様、「何を聞かれているか」を考え「どういうことか」と聞かれたら同等関係、「どう違うか」を聞かれたら対比関係、「なぜか」と聞かれたら因果関係をたどらせる設問です。
これを押さえておくと、聞かれていることが何かを理解し答えを導くことができます。
まとめ:読解力の鍛え方や参考書、文章の構造化について
今回は、読解力はなぜ必要なのか、また読解力の鍛え方やオススメの参考書、文章の構造化についてご紹介しました。
日常生活でも日本語を話し、聞き、書いている私たちですが、
試験を受けてみると分からない問題がありますよね。
読み解く力を鍛えることができれば今より確実に現代文の点数は上がります。
また、文章の構造化を覚えておくのも試験に役立ちます。
読解力を身に付け、成績を上げていきましょう!!
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