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【2−2上越校・町講師の<入試英語長文実況解説講座>】日本大学経済学部の英語はこうやって解く!②【上越 塾 予備校 個別指導】

 

さて今回は前回の続き、日大経済学部の英語を実況解説していきたいと思います!!

大問2・3は文法問題なので、今回は大問4・6・7をやっていきたいと思います。

日本大学経済学部 英語 2019 大問4

ここから先は過去問集もしくは某予備校の過去問データベースより実際の問題を参照しながら読んでいってください!

 

さて、大問4は2問です。この形式、あまり見ない出題形式ですね。

ひとまとまりの文章があるんですが、空欄があります。その空欄の中に入る文が3つあって、それを文脈に合うように並び替えた選択肢はどれかというもの。

このタイプの問題は私大の現代文なんかでも見られますね。英語でもこういった出題があるということを頭に入れておいて、文脈を追う訓練を日々重ねて対策しましょう。

こういう問題は一回出会っておけば大丈夫です!

 

①空欄の前後を見る

②選択肢の接続詞に注目

③選択肢の指示語に注目

 

まず(1)の文章は外国観光が日本で爆あがりしている、みたいな文章です。2019年の入試問題ですからね、コロナ騒動の前が懐かしいですね。

そして、京都の例が挙げられている。観光客が押し寄せて市民の生活が脅かされていると。当時よく聞いた話です。

その具体例の2つめが空欄の直前に来ています。

「レストランはいつも予約で満席だ、多様な言語でソーシャルネットワークに対応しているから」

そして空欄の後は

「すぐに行動しなければ、雅〜京都特有の雰囲気を表す言葉〜が破壊されるだろう。」

とある。

初めに言っておきますが、この問題は少し解きづらいです。

先に問2を解くことをお勧めします。

解きづらいと思ったら勇気を出して問題を飛ばしましょう(後で戻ってくるんですよ!!)

で、なぜ解きづらいかというと、選択肢の文がめんどくさいからです。

しかも空欄までの文章の内容は非常にわかりやすいというのも、時間かけてでも解きたくなる問題なので、時間を使いすぎないように気をつけるのがポイントです)

さて、選択肢を見てみると、3つの選択肢のうち2つが逆接になっています。しかもぱっと見、内容が通るパターンが1つ以上ある。

A:しかしこれは観光産業全体としてこの現状に対峙する必要がある。

B:しかしながら、これまでのところ外国人旅行者の増加をコントロールするための交通機関のアクセスと宿泊施設の改善は遅かった。

C:彼らのうちの一部は、過剰な混雑を減らすために彼らのホームページ上での多言語サービスサポートをもはや提供していないところもある。

②を手がかりにするのはまだ早そう、では③はどうか。

すると、Cの出だし「彼らのうちの一部」はとある。彼らとは何か?レストランを指すと考えると、文章の意味は通ります。

しかも内容的にも、過剰な混雑を減らすために多言語サービスサポートを提供していないというもの。

多言語サービスについて書かれていたのは空欄の直前でしたね、「多言語に対応しているからレストランの予約が常に満席だと」

だから、「彼らのうちの一部は、過剰な混雑を減らすために彼らのホームページ上での多言語サービスサポートをもはや提供していないところもある」と続くと考えるとスムーズに話が進みます。

ただ、まだ確定できません。仮置きとしましょう。

では次に続くのはAとBのどちらでしょうか?

これは文脈の側面が非常に大きいところ、Aの「観光産業全体」「この現状」というのがキーワードです。

空欄の直前とCから、レストランの現状と、そのうちの一部はもうそういう多言語サービスをやめて混雑を無くす方向に動いているということが読み取れます。

しかし、これらの「自助努力」で根本的な問題が解決するのでしょうか?

だから「それぞれの店」の自助努力ではなく「観光産業全体」で取り組んでいかなければいけないのではないでしょうか?

「この現状」とは具体例を含めた、「過剰な混雑で市民の生活が脅かされていること」を指すと考えられます。

で、現状に対峙する必要があるにもかかわらず、Bの「これまでのところ外国人旅行者の増加をコントロールするための交通機関のアクセスと宿泊施設(accommodationは知らなくても大丈夫)の改善は遅かった。」と続き、空欄の直後、「すぐに行動しなければ、雅〜京都特有の雰囲気を表す言葉〜が破壊されるだろう。」と続くと、スムーズな流れの文になりませんか!

なのでCABの3番が正解です。

 

この手の、文を並び替える問題は

①空欄の前後を見る

②選択肢の接続詞に注目

③選択肢の指示語に注目

という基本手順は存在するものの必ずしもこれで解けるというわけではなく文章の内容(文脈)も併せて検討しなければいけません

なので、順番が確定できるものを基準として残りの選択肢の順番を比較して吟味し、よりスムーズな文脈となるものを選んでいくようにしましょう。もっとも、この問題は、内容的な論理構造を追えていないと、正解を導きにくい問題ではあるのかなと思いました。受験生の間で差がつく問題なのかなというのが私の解いた印象です。

このやり方で間違えたらもうその問題は仕方がありません。そもそも共通テストと違って大学独自の入試問題においては、1割は点を取らせない問題が含まれています時間がかかりそうだったら、または時間をかけても正解できなさそうだと感じたら、スパッと別の問題に切り替えていきましょう。

 

さて、(2)です。

「人類が会話言語(話し言葉)を初めて発明したのがいつかは明らかではないが、筆記は3000年以上前から始まったことは知っている。

とはいえ、歴史の大半ではほとんどの人は読み書きができなかった。」

ここで空欄があります。

そして空欄の直後。

「この基本的な能力はコンピューターやスマホの拡散によってより重要となってきた。」

これは③の指示語を手がかりに解いていけそうです。

この基本的な能力」とは?

選択肢を見ていきましょう

A:印刷技術の発明により、本は徐々に利用可能となった。

B:そして大量教育の時代が到来し、それらを読むことができる人の数が増えていった

C:結果として、今日では85%以上の大人が本をある程度読むことができる。

この選択肢のうち、「能力」について述べているのはどれでしょうか?

Cですよね、「読むことができる」と言っているわけですから。

なので3つめはCがきます。

残ったAとB。

Bの冒頭「Then」も重要な手がかりです。

 

「そして大量教育の時代が来た」という内容ですが、

この空欄の直前は「読み書きできる人が少なかった」という文脈でしたね?

なので、いきなり大量教育の時代が来た、というのは飛躍しすぎな気がしませんか?

また、Bの末尾のthemが指す内容が、空欄の直前の文からでは明らかになりません。read themなのですから何かしらの書物か文字か、というところですが。

 

そこでAを見てみると「印刷技術の発明で、が徐々に利用可能となった」

本キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

しかも、「印刷技術の発明で本が登場」し、で、大量教育の時代に本を用いて、本を読むことができる人が増えていったと。

なんとスムーズな流れではないでしょうか?(反語)

 

なのでABCの1番が正解です。

 

こちらは(1)より簡単でしたね!これは落としてはいけない問題だと思います。

 

日本大学経済学部 英語 2019 大問6

さあ、この問題の出題形式、よく見たことがありませんか?

共通テストでよくある情報処理型の問題ですよね?

私大専願だと共通テスト対策をしていない受験生もいると思いますが、国公立との併願や模試、共通テスト利用対策などで解き慣れている受験生にとっては一問も落としたくない問題です。

 

ウェブの画面ぽいですね。このウィンドウ(ズ)Macでしょうか?(どっちやねんややこしいこというな)

この手の情報処理型の問題絶対に問いを先に見ておきましょう!

余計なところは読み飛ばし、時間の短縮にもつながります。

ただし、先入観を排除するため、選択肢はまだ読まないこと!

 

空欄33:コースを登録する前に確認すべきことは?

空欄34:2019年4月20日までに生徒が登録を終えていなければどうなるか?

空欄35:次のうち正しいものを選べ。

 

おい!空欄35解くには問題読み飛ばせねーじゃん!

ということでお疲れ様でした。(は?)

まあ読み飛ばすと言っても、完全にすっ飛ばすのではなく、さーっと流すイメージなので、結局全部読む必要はあります。その辺りは臨機応変に対応しましょう!

 

それでは中身見ていきましょう。

Macウィンドウ(だからそれやめろ!)が2つあります。

上のウィンドウは

1文目はイントロっぽいですね。2文目は「この新しいバージョンは2019年1月にできたばかりで、スマホやほかのモバイルデバイスにも強化(つまり対応?)しているよと。

下のウィンドウは

上から2つ目の黒点、「before starting the course registration」ありました!空欄33!

次の情報を入力しろと。your home and/or present address、phone numbers and emergency contact details.

住所、電話番号、緊急連絡先。

では選択肢を見ていきましょう。

1.学生のUGSウェブID(違いますね、バツ)

2.学生の個人的な詳細(あれ?これかな?)

3.最終学年?/評価?/成績?についての質問(何いうてんの?)

4.ユーザーガイド(わかるなら別に良くない?)

 

というわけでこの時点でも2番が正解っぽいですね。

1のIDについては特にどうやったら入手できるかなどは書かれていません。

3は下部のNeed help?の2つ目の黒点に書かれてありますが、登録の前後とは関係がありません。

4はOnline Course Registrationの4つ目の黒点に書かれてあります。別のウィンドウで開けば登録やりやすいと思うよ!って書かれてます。親切ですね〜

まあ正解は2番でいいでしょう。

 

空欄34。期限までに登録できなければどうなるか。

1.後ほど登録しろと言われる(優しすぎ!)

2.MyUGSportalにアクセスしろと要求される(なんで?)

3.図書館や学生メールが使えなくなる(シビア!)

4.プログラムディレクターに呼び出される

 

これはOnline Course Registrationの6つ目に書かれています。正解は3番ですね。

 

空欄35、正しい選択肢はどれか。

1.登録システムを使う前にコース情報をチェックすることが勧められている。

2.MyUGSportalは主に職員に提供されている。

3.現在のシステムは携帯電話からアクセスできない

4.2018年の最終評価についての質問はプログラムディレクターにメールで送るべきだ

 

まず2は違いますよね?学生がコースを登録する際に使うという話しか出てきていません。バツ。

3は、携帯でもできるんですよね?

ちょっとひっかけのにおいがしましたが、上のウィンドウに「この新しいバージョンは2019年1月にできた」旨書かれていました。なので現在のシステムは最新です。最新のシステムではスマホやモバイルデバイスにも対応しているとありました。なので選択肢3もバツ!

4は、Need help?の2つ目に「print out」して持ってこいと書かれてありますのでバツ。

消去法でも1番が正解です。一応根拠を見ていくと、Online Course Registrationの3つ目の黒点に書かれています。「とりたいクラスがわかれば詳細をチェックして、それから登録サイトを使うと最も早いし最も簡単よ」と。

 

というわけで大問6は以上になります。

冒頭でも述べたように、この形式の出題はまず問いを見て、それから資料の本文を読んでいく。鉛筆で線を引いたりすると後で見つけやすいですね。

 

日本大学経済学部 英語 2019 大問7

最後は大問7、会話表現です。

会話独特の表現も登場することがあるので、基本的な会話表現は文法問題集に載ってるもので押さえて、載っていないものは消去法などで導いていきましょう。それ以上の対策はコスパが悪いので、あまり神経質にならず、自分が出会った会話表現をストックしていくくらいでいいと思います(これだけでも結構膨大になる)。

 

さて、会話文の高得点のコツはまず「状況を掴むこと」です。

本問では、旅行者と駅員?の会話です。もうなんとなく、内容が想像つきませんかね?ということで、見ていきましょう。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

旅行者「スンマヘン、ちょっとよろしいか?わし電車の中に携帯置いてきてしもたみたいで、どないしよ、なんとかならん?」

 駅員「そらあ災難でしたなあ、<空欄36>」

旅行者「それがよう覚えてへんねん、City Hall駅を確か、午前9時よりあとくらいにのったんちゃうかったかな〜、ああ、なんや緑やったん覚えてるわ。」

 駅員「<空欄37>。それずーっとSunvilleまで行ってまうやつですわ。もしあんたの電話が電車内にあったら清掃員が見つけてくれる思うで」

旅行者「それいつになりまんねん。わし、連れ(友達)にここついたら電話する約束してまんねん。<空欄38>」

 駅員「(そんなん知らんがな)えー60分ほどかかりますね〜。差し支えなければお連れさんに電話するの、力になりまひょか?」

旅行者「そんなもんお前、番号なんか覚えてるかいな。携帯の中に入っとるわ。」

 駅員「家の番号なら割り出せるかもしれんで。お連れさんの住所知ってはります?」

旅行者「<空欄39>。とにかく、連れはもう家出てここに向かってる頃やと思うわ」

 駅員「ほたらあんたの電話にかけてみまひょか。電車に乗ってる誰かに聞こえるかもしれまへんで。それか、もう誰かが違う駅に持って行ってるかもしれまへんな。」

旅行者「それが自分の番号も覚えてへんねん!(ドヤ顔すな)この国ではわしの携帯使われへんみたいやから空港で借りたんや。詳細は全部ホテルに置いてきてしもたわ。」

 駅員「<空欄40>。ほたらうちがSunvilleに連絡している間に、待ち合わせ場所に行ってみたらどないでっか?あんたのお連れさん、そこであんたを探してるかもしれへんで」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   河 内 弁

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

英語よりわかりにくい(んなこたぁない)

 

 

というわけで、では各空欄の選択肢を見ていきましょう。

空欄36>は駅員の発言

1は「カバン中確かめたんか?」

2は「どの電車に乗ったか覚えてはります?」

3は「その電車はここを何時に到着したかわかりまっか?」

4は「あんたその電車どっから乗ったんでっか?」

 

まあ次の旅行者の発言から、1はあり得ないですね。

2、3、4はどれも自然な発言ですが、次の旅行者の発言が時間のことを言ってます。ならば3かな?と思うかもしれませんが、まだ確証がないのでひとまず保留。続きを見ましょう。焦って選んではいけませんよ!!

 

旅行者は何かが「」だったと言ってます。

そしてその続きの駅員の発言では冒頭の空欄37に続き、「それずーっとSunvilleまで行ってまうわ」と言ってます。

ここで空欄37の選択肢を見てみましょう。

1は「携帯電話っぽくない色やね〜」

2は「次の電車はCity Hall駅には停まらんよ」

3は「多分それ急行電車ちゃうかな?」

4は「ほたら昨夜のいつかのタイミングでなくしたんかー」

これ3が正解だってわかりましたかね?まあ1、2、4はいずれも自然な会話の流れにならないんで消去法

1と4はすぐに消せるとして、2は電車の話をしていますが、次の電車の話ではありませんよね?なのでバツ。

よって3番が正解です。「急行電車ちゃうかな、それずーっと先まで行ってしまう」というニュアンスなんでしょう。

 

さあ、ではここで空欄36に戻りましょう!

空欄37は駅員の第1発言(質問)から続く一連の会話というのはわかりますよね?

で、空欄37で電車を特定する話をしていることがわかりましたので、空欄36はどの電車に乗ったかを聞く発言ではないかという推測ができます。

このように、入試問題では上から順番に解けないものも出題されます。後の問題が解けたことで前の問題が解ける、なんてものもあるので、冷静に、そしてわからないところはとりあえず飛ばしてわかるところから確実に解答していくことを心がけましょう!その方が時間も有効に使えるし、点数も上がります!

では、空欄36に入る発言はどれか。

 

1は「カバン中確かめたんか?」

2は「どの電車に乗ったか覚えてはります?」

3は「その電車はここを何時に到着したかわかりまっか?」

4は「あんたその電車どっから乗ったんでっか?」

 

正解は2番です!この導き方が1番正確だと思います。これでもし2番が正解じゃなかったらこの問題は悪問です。

まあ本番でこういう問題が出たら迷うと思いますが、こういう導き方があるということを頭の片隅に入れておいて、冷静に対処しましょう。

 

では次、空欄38。旅行者の発言の末尾。これに対して次の駅員の発言は時間を答えています。

が、これはWhen will that be?に対するものです。これに続く部分で旅行者は「わし、連れ(友達)にここついたら電話する約束してまんねん。」と発言しています。

で次の駅員の発言ではWhen will that be?に対する返事と電話に関する返事がなされています。

旅行者の電話に関する発言に続く空欄38の部分に相当する返事がありません。

なので新しい情報というよりは独り言みたいな感じのものが入るんじゃないかなと、推測します。

で、みていくと

1は「連れに電話した後わしトイレ行きましてん」

2は「わしらSunvilleで会う予定やってん」

3は「多分あいつバス逃しよったんちゃうかな?」

4は「あいつ心配しとるんちゃうかなぁ」

 

4がしっくりくるんじゃないですかね?

着いたら電話をかける約束をしていた。しかし電話を電車に忘れてきたから電話をかけられない。

相手としてはかかってくるはずの電話がかかってこない。あなただったらどう思います?

「どないしたんやろ。なんかあったんかな?事故とか事件に巻き込まれてなかったらええけど・・・」

てなりません??

そしてまた、ここに4が入ることで、駅員の次の「友達に電話かけるの力になれるかもしれへん」という発言がますます自然になってきます。まあ1〜3でもめちゃくちゃ不自然というわけではないんですが、1・2は「知らんがな」案件ですし、3も「だから何」案件です。

というわけで4が正解!

 

次の空欄39は、相手の携帯電話番号がわからないから、駅員が相手の家電の番号を割り出すために、旅行者に相手の住所を聞いているシーンで、その質問に対する旅行者の返答です。

空欄の後、「相手はもう家を出てこっちに向かっているだろう」旨言ってます。

選択肢を見ていくと

1は「わしゃホテルにおるんじゃ」

2は「それもわしの電話の中じゃ」

3は「歩いていくには遠いんじゃ」

4は「あいつカバンなくしたんちゃうかなぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千鳥か!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは消去法というより、ピカピカ光ってませんかね。2番だってわかりますか?

まあ会話表現はどうしても感覚的になってしまうものが少なくないのですが、2が入ることで、「だからもうどうしようもない」という状況になっていく。

相手の住所を聞かれてるんですが、3は別にそこにいくわけじゃないのでバツです。1は「知らんがな」案件、4は「それがどうした」案件です。このような消去法でも2しか残らないですし、

もう一つは次の旅行者の発言「I don't know that number either!

either

〜も

相手の携帯番号はわからん、<空欄39>、自分の番号もわからん!

という流れ。

私はどこ、ここは誰?状態ですね(違

今の時代、携帯なくすって財布なくよりも怖いですよね。気をつけましょうね。

ここからも空欄39は2が入る可能性が高いことになります。

 

では最後空欄40。これは駅員がもうどうしようもないからとりあえず待ち合わせ場所に向かわせる場面。駅員はその忘れた携帯を乗せた電車が向かったと思われるSunvilleに連絡を取るからと。

このくだりの冒頭の発言は何が入るか。

1は、「友達に連絡を取ろう」

2は、「あんたの携帯が壊れてるなんて知らんかったわ〜」

3は、「これ書いてくれへん?」

4は、「ほんなら俺らはあと1時間待つしかないわな〜」

 

2は別に壊れているわけではないのでバツ。この国では使えないってだけ。きっと外国から友達に会いにきたんじゃないですか?この旅行者。

 

3は唐突ですね。もしかしたら遺失物届的な用紙への記入を促してるのかもしれませんが。

 

1と4が残りました。

1は、確かに、駅員は旅行者にとりあえず待ち合わせ場所に向かわせましたが、これは連絡を取るということになるんでしょうか?contactは直接会えない人と電話やメールなどで連絡を取るニュアンスです。会いにいくのは連絡を取るとは違いますよね?なので違うかなーと。

4はどうか。「ほんなら俺らはあと1時間待つしかないわな〜」

要は、二人の間で2つのミッションがありました。

1つは急行電車が終点に着いたら清掃員に車内を探してもらうこと(もしくはその連絡を終点のSunville駅にする)

もう一つは、電話が手元にない中、旅行者の待ち合わせ相手と連絡を取ること

この会話の後半は2つ目のミッションをやっていました。でもそれができなさそうだとわかりました。

相手の番号わからん、相手の住所もわからん、自分の携帯番号もわからん。

あなたが駅員だったらどう思います?

「もうどうしようもないわ」

ってなりません?

何かを察しますよね?(こいつもうちょっとしっかりせーよ的な

でも2つ目のミッションが出来なくても、電車が終点に到着すれば、携帯が見つかるかみつからないかがわかるわけですよね。

で、その電車はあと60分(1時間)後に終点に着くと。

 

待つしかない」となりませんか?

 

というわけで4番が正解です!

 

まあこれも一筋縄ではいかない選択肢でしたね。

 

会話表現は少し捻りがあるものが多い気がしました

ただ、会話特有の表現というものは見られなかったので、受験予定の方は過去問を5〜10年分くらい解いて、出題や選択肢のクセや傾向を掴んでいきましょう!

 

過去問で7割では受からない

満点を取るつもりと言ったけど、まあ入試で満点は無理。

でも満点を目指さなきゃ合格点は取れない。

7割でいいと思って勉強に取り組んでいては7割も取れませんし、入試問題は実際の正答率がそのまま得点に反映されるとも限りません。

選択科目間での難易度の差から得点調整もされるでしょうし、問題用紙に配点が記載されていない場合、その採点システムは外部の人間にはわからない、ブラックボックスなんです。と言っても9割得点していて不合格ということも考えにくいので、過去問演習では9割〜満点を目指して、そして日々の勉強では100%を目指して取り組みましょう!

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