こんにちは！武田塾神保町校（03‐6261‐3150）です。
今回は受験の要となる科目、英語についてです！
「単語帳の単語をすべて10回ずつ書いているのに全然覚えられない」
「熟語を必ず音読しているのに、身についている気がしない」
そんな悩みを持つ受験生の皆さんも多いのではないでしょうか？
もしかしたら結果が出ないのは、勉強の過程に気を取られて、結果が二の次になっているのかもしれません。
さらに踏み込んで言えば、勉強の仕方が間違っているのかも……。
努力に見合った結果がでないのは辛いですよね。
ここでは基本中の基本であり、最も大切な英単語と英熟語の学習方法についてお伝えします。
①単語の暗記はすべての勉強の基本？その理由は「武田式」だから！
単語と熟語は「1語1訳」、意味が言えればいいというのが武田式です。
ここではまだスペルは書けなくても大丈夫。
中学英語と違い、大学受験に照準を当てた高校生の英語は、読解がメインになります。
スペルは英作文で書けるようになればいいでしょう。
まずは単語帳や熟語帳の意味を、完璧に暗記できるようになることが大切です。
この学習への取り組み方は英語学習だけでなく、他の教科にも通じる勉強の基本ともいえるのです。
武田塾では次のステップに進むには、80％の正解率が必要とされていますが、これはあくまでも最低のラインです。
実際の長文読解に必要とされるのは、1～2秒で悩まずに単語の意味を答えられるレベルです。
そのためには95％や100％の正解率を目指して、単語の暗記に取り組む必要があります。
しかし単語や熟語は覚えやすく、覚えても忘れやすいジャンルでもあります。
ここで必要になるのが、武田塾の4日進んで2日戻る精神です。
80％で満足していては、単語帳一冊を完璧に覚えることはできません。
「100％を目指すために120％の努力をする」
単語や熟語の勉強には、そんな個々人の勉強に向き合う姿勢が表れます。
単語や熟語の学習がすべての勉強の基本になるというのは、そういった意味があるのです。
また英単語や英熟語は「やればできるもの」、裏を返せば「できない」のはやり方が間違っていることになります。
それに気づきさえすれば、勉強方法を見直すチャンスにもなるのです。
英単語の覚え方
ではここからは単語帳の覚え方を通して、武田式の勉強方法を確認していきましょう。
まず単語帳を『わかる単語』と『わからない単語』に分けてください。
一日の限られた時間を、すでに分かっている単語の学習に使うのは非効率ですよね。
『わかる』『わからない』を振り分けるのは、効率よく学習するための大切なプロセスです。
では皆さんが5分～10分で、楽に覚えられる単語の量はどのくらいでしょうか。
この覚えられる量を『適量』とします。
次に『適量のわからない単語』を声に出したり、書いたり、意味づけしたり、連想させる、などのテクニックを使って覚えていきます。
そして覚えたかどうかを確かめてください。
覚えられなかった単語に「/」をつけていきます。
ここで最初の『わからない単語』の中に『わかるようになった単語』と『わからない単語』（「/」の印をつけられた単語です）ができますよね。
今度はまた「/」のついた『わからない単語』を再度覚えなおしです。
覚えたらまた確かめてください。
今度も覚えられなかった単語に「×」を付けます。
これを何度か繰り返すうちに、すべての単語が『わかる単語』になりましたね。
ここまでを1セットとして覚えていくのです。
英単語10個を1セットとすれば、5セットなら単語50個を覚えられます。
50個覚えたら総復習です。
記憶が定着しているのかを確認してそれが完璧になれば、また1セット10個を5セット覚え、今度は100個の英単語を総復習していきます。
こうして総復習で確認する単語が50個、100個、150個と増えていくのです。
もちろんここでも大切なのは「4日進んで2日戻る」です。
総復習で確認するくくりを大きくしていき、時間差で何度も繰り返すことで単語は記憶に定着し、『わからない単語』はすべて『わかる単語』になっていきます。
これが単語を完璧に暗記する勉強法なのです。
③学校推薦型選抜（旧、推薦入試）や総合型選抜（旧、AO入試）などの入試対策にも英単語や英熟語が必要なわけ
近年、大学受験における外部入試の重要性は増しており、特に英検は多くの学校で採用されています。
推薦入試においては出願資格で「英検2級以上」などの条件を付ける学校もあり、今後ますます英検習得の流れは加速するのではないかと思われます。
そんな英検対策としても単語や熟語の習熟は合格の近道です。
もし皆さんが大学入試において、学校推薦型選抜（旧、推薦入試）や総合型選抜（旧、AO入試）での入試を視野に入れているのなら、英語の基礎である単語と熟語を完璧にして英検にチャレンジすることをおすすめします。
④おすすめ参考書
英語学習における、単語と熟語の大切さを分かってもらえたでしょうか。
最後におすすめの参考書を紹介します。
【単語編】
まずはこの2冊を完璧に仕上げましょう！
受験生に人気の定番単語帳です。
- 「英単語ターゲット1900」
- 「システム英単語」
さらなるレベルアップを狙いたい人はこの２冊。
- 「単語王2202」
- 「鉄緑会 東大英単語熟語 鉄壁」
単語帳は定番のものを完璧にした後に、次の単語帳でさらに知識を深めていく学習法がおすすめです。
まずは基礎をしっかりと固めて、次のハイレベルな単語帳を手に取ってください。
【熟語編】
単語帳と違い英熟語集の場合は、あれこれと複数の教材に手を付けるのはおすすめしません。
自分の目指すレベルの参考書を繰り返し学習しましょう。
・「英熟語ターゲット1000」
最もオーソドックスな一冊。受験に必要な英熟語の基礎が学べます。
・「システム英熟語」
前置詞のイメージを学びながら、熟語を覚えていきたい人向けです。
・「解体英熟語」
掲載されている英熟語の量が多く、この一冊で英熟語の知識を完璧にできます。
・「速読英熟語」
文章の中で英熟語を覚える一冊。別売りのCDもあるので、速読やリスニングのレベルアップが狙えます。
単語帳や熟語帳を一冊完璧にするころには、皆さんの実力は目に見えて伸びていることでしょう。
詩人ゲーテの言葉「Without haste,but without rest.（急がずに、だが休まずに）」のように、皆さんが日々コツコツと積み重ねた努力が実ることを願っています。
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