記述答案について!(後半にオススメの参考書もご紹介!)
皆さんこんにちは!
出雲市駅南口から歩いてすぐの
武田塾出雲校 校舎長の初本です。
数学の勉強シリーズも第3回です。
これまでの記事はコチラからチェックしてください!
数学の勉強① 受験のスタートはⅠ・Aじゃない (苦手な人向け)
数学の勉強② sin(θ-90°)すぐ分かる?効率良い公式の覚え方
今回はいよいよ
実際の入試問題の
記述答案のコツについて
お話していきたいと思います。
まずは自分の答案を見直してみよう!
このブログを見ている皆さんは
問題の解答を記述する時にどんな事に注意していますか?
うだうだと説明されても
退屈になると思うので
早速例を挙げて話していきましょう。
まず例題はコチラ。
では下の解答をご覧ください。
これを見てもらった後で
再度皆さんに質問したいのですが
この解答の問題点を考えてみてください。
もしこれを見て特に何も感じなかった人
あるいは
普段の自分のノートが同じような書き方になっている人は
要注意です!!
理由について少し考えてみましょう...
①記述すべき条件が抜けている
まずこの答案の中には
解答の際に必ず記述すべき1行が抜けています。
答案中盤の相加・相乗平均を用いた直前の所に注目してください。
もうお気づきでしょうか?
対象となる2つ以上の数について
相加・相乗平均を使うときは
必ずそれらすべての数が0以上である
事を断っておかなければいけません。
この記述は必須なので
抜けていると減点対象になります。
このように数学では
定理や公式を用いる時に
それが使えるような条件を
きちんと明記しておかなければいけません。
②読み手を意識せよ
加えて皆さんはこの記述解答を
大学の採点者に読んでもらい
最終的に採点してもらう
という事を意識しなければいけません。
さあ皆さん、
いま皆さんが志望する大学の採点者の立場になって
この解答を採点すると想像してみてください。
非常に見えづらくないですか?
何が見づらいって
どの順番で見たらいいか分かりづらいですよね?
それにこの右上の記述は
果たして解答の一部なのか
それともただのメモの殴り書きなのか
採点者によって意見が分かれると思いませんか?
採点する側も生身の人間です。
もしこれを
解答の一部として認められればいいのですが
そうでなかった場合この解答は
部分点すらもらえない可能性があります。
このように読み手を意識すれば
きちんとした流れで記述できていない
という問題点が挙がると思います。
また、これは減点にはならないですが
途中式が横並びになっているのも
あまり良い印象を受けません。
途中式が続く時は
1式ずつ下へ下へと
書いていくと良いでしょう!
以上を踏まえて
オススメの解決方法は
・ノートの中央に一本線を入れる
・途中式の=などの記号を縦に揃える
を留意して解答を作っていく事です。
こうすれば
読み手側に見落とされる心配もないですし
スッキリとした解答に見えるので
印象としても良いと思います。
③後から見直す時の事を意識せよ
この解答の問題点はまだあります。
今度は皆さんが数週間後に
このノートを見ながら
同じ問題を復習する時の事を想像してみてください。
さっきの解答の見栄えもそうですが
この数式だけの並びを見て
後からしっかりと復習ができそうですか?
特にこれは数学が苦手な方に多いのですが
日本語による説明部分が少なく
数式の羅列のような解答になっている
これがもう一つの問題点です。
例えばですが
皆さんが英語の勉強ノートを作るとき
重要ポイントや復習用のメモは
全て英語で書いていますか?
日本語の説明部分が必ずありますよね?
日本人は英語を理解する時は
まず英語→日本語に変換します。
ならば理解するためのメモは日本語の方がいいし
日本語の補足説明が多い程
より分かりやすいですよね?
数学も同じことです。
数学とは
数式という名の『数学語』を
いかに『数学語』→日本語に変換し
解釈できるかです。
日本語の補足説明がより多い方が
断然理解しやすいです。
逆に『数学語』しか書いていないノートを見て
苦手な人が後からそれを見て
スラスラ理解できると思いますか?
これは
英語が苦手な人が
英語しか書いていないノートを見て
スラスラ復習できるのか
これと同じ意味だと思ってください。
修正点はシンプルに
日本語の説明を多く取り入れる
という事です。
修正したらどうなるか
さあ以上の事を踏まえて
修正した解答を見比べてみましょう!
大分改善されましたね!
このように
様々な観点からみても
より良い解答を作っていく意識は
絶対に必要です。
まとめ
記述解答の時は
・縦に中央線を入れて解答の流れのガイドラインを作る
・途中式の=は縦に揃えるなど縦長の解答を心掛ける
・日本語を交えた、後から見て分かりやすい解答にする
を意識してみましょう!
今よりも遥かに良い解答が仕上がるはずです!
おススメの1冊
【総合的研究 記述式答案の書き方】
崎山 理史 著
松野 陽一郎 著
旺文社 出版
こちらは問題集ではないですが
数学の記述について
学校の授業では中々触れられないような内容を
事細かに知ることができる
味わい深い1冊になっています。
是非ご一読あれ。
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