みなさん、こんにちは!
武田塾岩槻校の伊藤です。
今回は大学受験に向けて春から夏にかけてやっておくべきこと「英語編」についてご紹介します。
「GW中に勉強をサボってしまった」
「明確な目標を持たずに勉強を進めてしまっている」
こんな受験生に是非とも参考にしていただければと思います。
それでは参りましょう!
①優先科目を絞って基礎を固める
それぞれの目指す大学によって勉強する科目数が変わってきますよね。
例えば国公立を目指す人なら共通テストがあり、私立志望の人よりやるべきことが多いです。
しかし、国立志望だからと言って初めから全科目に着手するのはお勧めしません。
一番重要な「基礎」が疎かになりがちだからです。
勉強は「基礎固め」に一番時間がかかります。偏差値で表すなら~55ぐらいです。
基礎固めの段階では、新しいことを次から次に吸収するため脳に大きな負担がかかります。
この状況で多くの科目を同時に進めるのは至難の業ですし、モチベーション維持も難しいことでしょう。
そこで科目の優先順位をつけ、段階的に増やしていくのが理想だと私は考えます。
優先科目の考え方は、主に以下の3つです。
1. 他の受験科目と比べて時間がかかる科目
2. 志望校の入試方式で配点の高い科目
3. 途中で志望校変更となっても使う科目
これら3点を踏まえると、文系なら英語、理系なら数学・英語ということになります。
つまり、春の時点で英語の基礎が完璧な人を除いて英語よりも国語に勉強時間をかけるのは得策ではありません。
英語の基礎が固まり次第、もしくは勉強習慣がしっかり身に付いたタイミングで科目を増やすべきです。
このように考えれば、意識が散漫せず目の前の科目に集中でき、勉強習慣も短期的に身につけることが出来ます。
ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに武田塾が考える受験の年間スケジュールをご紹介します。
春 勉強を習慣化させてやり方をちゃんと正しい形でできるようにする
夏 基礎を鍛え上げて志望校ワンランク下のレベルを終わらせる
秋 志望校レベルの参考書・過去問で演習する
冬 過去問と分野別対策をメインに使って合格点を取れる状況を作る
年明け 直前対策をひたすらやっていく
いかがでしょうか?
武田塾ではこのスケジュール感に沿って個別に指導を行っています。
ご覧の通り春~夏は勉強を習慣化させて基礎を固めるための期間ですよね。
年間計画については、こちらの動画でより詳しく説明しているのでチェックしてみてください。
②英語の到達目標
それでは、春から夏にかけて「何をどこまでやるべきか」について話していきます。
今回は英語に絞ってご紹介します。
英語
まずは単語と文法が最優先です!
英語の文章は単語と文法で構成されているため、この2つの完成度が長文読解の出来に直結してきます。
ちなみに武田塾で使用している基礎固めの参考書は、「システム英単語」「大岩の英文法」「Next Stage」です。
順番にご紹介します。
■システム英単語
システム英単語が優れている点は、実用性の高い単語がレベル別に掲載されているところです。
日大レベルなら1~1200、GMARCHなら1201~全範囲といったように、これ一冊で志望校別の対策ができます。
無理に進もうとせず、春~夏にかけて1~1200までの完成度を95%以上にすることを目標にしてください。
また、余白が多い点が個人的に気に入っています。
ある程度単語を覚えると「confuse」「refuse」のように似たようなスペルの単語が混合してきます。
そこで「refuse」の欄の余白に「confuse:混乱させる」、「confuse」のところに「refuse:断る」と書いておけば毎回違いを確認できるのでお勧めです。
単語の情報は頭の中ではなく、単語帳内で全て整理できるようにしましょう。
■大岩のいちばんはじめの英文法「超基礎文法編」
こちらの参考書は全25講で構成されており、高校3年分の英文法が丁寧に解説されています。
「分詞構文の作り方」や「関係代名詞と関係副詞の違い」といった大学入試で狙われやすいポイントを把握するのにピッタリの参考書です!
ポイントを絞っているため網羅性は低めですが、各文法のエッセンスを理解しやすい1冊となっています。
各講のはじめに文法の説明があり、読み進めると講の最後に「CHECK問題」が付いているため、説明を読んでから問題を解く流れで定着度を確認しながら取り組んで下さい。
本気でやれば2週間~1ヵ月程度で終わるので、英語が苦手な人とでも手を付けやすいと思います。
大岩の英文法が優れている点は、「なぜその答えになるのか」までしっかり解説されているところです。
「文法を感覚で解いている」「英語が苦手」といった方には特にお勧めしたいです。
感覚で解いていたものが根拠を持って答えられる、そんなアハ体験ができると思います。
中学レベルを終えてからの接続としても使いやすいので、ぜひ参考にしてみてください。
■Next Stage
こちらの参考書は、先ほど紹介した「大岩の英文法」を終えた後に取り組んでもらいたい問題集です。
入試頻出の文法問題が700問ほど出題されるので、これ一冊で入試に必要な文法・語法知識は事足ります。
しかし、この問題集だけで進めるのはハードルが高いので、分からないところは「Forest」や「Evergreen」といった文法辞書で調べるようにすると効率よく学習できます!
1日50問の演習を2カ月ほどやりこめば、かなり力がつく1冊なのでぜひ取り組んで下さい。
理想は夏休みまでに終わらせることですが、夏休み中に完璧にすればまだ何とかなります。
私も受験時代「Next Stage」を使用していましたが、この本を終えたときの達成感が今でも忘れられません。
ボロボロになった「Next Stage」は今でも家の本棚に大切に保管しています。
ちなみに「Vintage」や「Scramble」といった問題集で代用することも可能です。
いかがだったでしょうか?
今回は春~夏にかけてやっておくべきこと【英語編】についてご紹介しました。
GWが明け、大学受験に向けて本格的に動き出す受験生が多くってきました。
文系・理系問わず、英語はほぼ全ての受験生が勉強する科目なので少しでも参考になれば幸いです。
また、武田塾岩槻校では随時無料受験相談を実施しておりますので、受験に関わらず勉強でお困りのことがあればぜひ一度ご相談ください。
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