模試、テストの活用法　何故模試やテストをうけるのか

こんにちは！武田塾伊丹校です。今回は、模試テストの活用法です。みなさんは、日頃受けている定期テストや模試、十分に活用できているでしょうか？なんとなくテストを受けるだけ受けて、点数が出てそのたびに一喜一憂して、あとはほったらかし、などという風になっていないでしょうか？今回は、そんな皆さんの為に、オススメの模試、中間テストの活用方法を教えたいと思います。そこで、今回は次のような大きな三つのテーマに沿って簡潔に説明うけしていきたいと思います。

①テストを受ける前の心構え～そもそもなぜテストを受けるのか～
②テストの受け方～問題を解く以外にやりたいこと～
③テスト返却後のテストの活用方法～テストを使った勉強方法～

①テストを受ける前の心構え～そもそもなぜテストを受けるのか～

多くの一般の高校では、受験期になると毎週のように模試やテストを受けさせられます。その時「テストばっかり嫌だなあ」、「なんでこんなにテストばっかり受けなくちゃいけないの」などと思う人は多くいることでしょう。では、なぜ学校や塾はそんなにテストを受けさせるのでしょう。それは、
・より本番に近い環境や、実践向きな問題になれてもらうため
・今自分がどれくらいできているのか把握するため
・学んだ知識がつかえるようになっているか確認するため
です。ただ授業を受けただけではもちろん成績は伸びません。ため込んだ知識が使えて初めて問題が解けるということになります。それを使えるようになっているかどうかを確認するのが模試であり、日頃の中間テストなのです。問題がスラスラ解けるようであれば、難なく自分の知識を使えているということですし、わからなかったのであれば、まだまだ勉強不足ということです。学んだのにできなかったところは、ただ単に「知識を覚える」だけでなく「覚えた知識を使う」ことを意識してもう一度復習する必要があります。

皆さんが受けているテストは、皆さんが入試の際に、勉強したことがスムーズに使えるかどうかの確認をするために受けているのです。しかし、これだけの理由だと、問題集を自分で解いていれば十分補えるのではないか？という意見が出るのは火を見るより明らかです。しかし、皆さんも経験したことがあると思いますが、普段なら解けているはずの問題が、模試になると急にできなくなる、ということがよく起こります。これは、試験の慣れない環境に緊張した、その時たまたま思いつかなかったなどといろいろな理由が考えられます。まして入試本番となると、より緊張して自分の十分なパフォーマンスができなくなる可能性は高まるのではないでしょうか？家などリラックスした環境で問題を解くのと、試験会場の張りつめた空気の中で問題を解くのとでは気持ちの持ちようが全く違います。その中でより自分の最大の力を出してもらうために模試や中間テストがあるのです。みなさんも模試を受ける際には、実際の入試をイメージしながら臨むと、受け方も変わってくるのではないでしょうか。

②テストの受け方～問題を解く以外にやりたいこと～

では、いよいよテストを受ける最中のことについてですが、筆者が皆さんにぜひやってもらいたいのは、問題を解いているとき、特に行き詰った時に、

今自分がどのようなことを考えているのかをメモする

です。試験中に自分が何を考えているのかは、試験中でしかわかりません。そこで、わからない問題に出会ったときに、なぜわからないのかをその場で書き記しておくことで、後でゆっくり試験中のことについて考察することができます。自分が試験中思いつきにくい問題や考えが後々わかれば、次からの勉強や試験でそれを活かすことができます。自分の心理状態を自分で把握しておくことは、自分の力を最大限に発揮するには重要なことです。精神面での自分の弱点を克服することができれば、成績アップにつながること間違いなしです。

③テスト返却後のテストの活用方法～テストを使った勉強方法～

さて、テストの結果が返ってきてみなさんはその答案をどうしていますか？点数だけを見て一喜一憂して終わりにしていませんか？もしそうなのであれば、それは実にもったいないです。点数よりも見てほしいのは、自分がどこでつまづいているのか、どこができなかったのか、です。つまりテストが返ってきてやってもらいたいことは、

自分ができなかったところを分析し、次はできるようにする

です。試験本番にできなかったところを把握しておけば、次からの自分のすべきことが見えてきます。さらに、自分の間違えた問題をできるようにするだけで、少なくともその問題については間違えるケースが減るのではないでしょうか？どんどん新しい問題を解いていくことも大切ではありますが、まずは自分のできない問題をひとつづつ減らしていくことが合格への一番の近道であると筆者は考えています。ですから皆さん、今からでもこれまでの自分の答案を見なおして、復習をすることをお勧めします。