数学の勉強法＋参考書紹介　その２　標準～発展　模試や入試本番レベル

数学の勉強法＋参考書紹介　標準～発展

ある程度基本的な問題の解法は覚えてとけるようになったけれど、模試や入試本番レベルの問題には手も足も出ない、といった悩みを持った受験生の方にはぜひ読んでおいてほしい記事となっています。今回も実際に使用している参考書の紹介と勉強法をお話しさせていただきます。

まず、ある程度難易度の高い問題を解くためには、似たような問題を解いたことがあることが必要だと思います。数学が特別得意な人以外は、多くの演習量をこなすことが必要です。演習量が足りないうちは全く問題が解けない時期が続きますがここを我慢して乗り切ることが山場です。演習量が一定量を超えてくると解ける問題が増えてくるのでそこまではひたすらにできなかった問題を理解し、解法をわすれないようにしましょう。

具体的にどのような意識が必要かというと、１問に対して

①どこに気づけばとけるようになるか

②どうして解けなかったのか

③この問題で問われているのはどんな知識や考え方なのか、及び応用のされ方。

以上の３点です。

①や②は同じような問題を解けるようにするうえで必要です。③はそれを考えることで数学的な考え方や数学の地力の底上げにつながります。難しい問題が出る大学ほど③にかける時間をながくする必要があります。

一問を大切にして、出来るまで繰り返し復習してください。一方で多くに触れることも大切なのでテンポよく学習を進める練習もしてほしいです。

問題の解き方を覚えるだけでなくそこで使われている考え方を見抜いて理解しましょう。答えを丸覚えするだけではできるようにならないので気を付けてください。

以下に、武田塾で使用している参考書を紹介します。

https://youtu.be/5XIbSRFY8Rc

Z会から出版されている、入試の核心シリーズです。文系用と理系用があります。入試で必要な問題が無駄なく掲載されています。難易度も難しすぎず、いい感じです。それに加えて非常に丁寧な解説がされています。一問につき１ページ使って解説されています。問題数は多くありませんが一問にかける回数を増やせるともいえます。

見やすいのでやる気が出るのではないでしょうか。個人的に参考書は中身も大切ですが、見た目や見やすさも大切な気がします。
この本で特徴的なのは、問題を解く際のポイントが問題ごとに書かれてあることです。必要な考えが一目でわかるようになっています。お勧めできる一冊です。
数学の勉強法＋参考書紹介