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志望校の選び方とは?受験直前の判断の基準について

大事なのはこの時期の決断…!!

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情報を正しく理解し、選択しなければならない

どうも、武田塾石垣校の熊﨑です。

第三回○○模試が終わり(大体どの模試もこの時期)

生徒たちは目標を逆算し始めます。

「この時期だとあとどのくらい伸びるのか」

「この成績だとどこを第一志望にすればいいのか」

「第一志望はあきらめた方がいいのか…?」

という不安が一気に押し寄せます。

これは正しい情報に基づく不安なのか。

それともは場当たり的な不安なのか。

それは誰にも分からない。

いや私たちに相談してください。

一発でわかります。

まず、正しい情報に基づく不安はこの時期で

いうとかなりレアだと思います。

なぜなら、まだ成長曲線を描いていない生徒が

ほとんどだからです。繰り返しになりますが、

本番レベルの問題の演習まだですよね?

第三回模試は最も精度の高い予想問題

第三回○○模試はどの模試を紐解いてみても、

その年の最も精度の高い予想問題と言って差し支えはありません。

解きなおしたり、類題を探して参考書内から付箋を

貼ったりするのがとても大事になってきます。

これをしているかどうかでも本番の共通テストの結果は

大きく変わると言えるでしょう。

本番に向けての成長曲線はここからが大きい

勉強をしていると、いかにも成長の曲線は時間を

かけた分に比例するように見えます。

実際はこんな感じです。

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なぜこんな極端なのか。

それは本番レベルの問題演習を

この時期に集中して行うからです。

もちろん、余裕をもって学習している子は

もっと早くに成績が上がってくるとは

思いますが、それはそれで間延びしてしまう危険もあり

ほとんどの場合はどこで成長曲線に乗せるところまでが

塾の腕の見せ所だと思います。

そして、それは往々にこの時期だと言われているのです。

11月から12月…ここに来るまでに基礎を仕上げることが

大事になってきます。

じゃあ本当に間に合うのか?問題

これは人によるとしか言えません。

しかし、あやふやなものではなく、いつ演習に

切り替わったかどうかだと思います。

私は過去問の演習は長すぎてはいけないが、

短かすぎてもいけないと思います。

すると、最終的に約1ヵ月~1ヵ月半の期間、

集中して取り組む時期が妥当かつベストです。

逆に言えば、その期間は過去問演習を行わなければ

残念ながらどの学力帯でも苦戦は間違いないでしょう。

全範囲を満遍なくやり続けるということは、

広い海の中で落とした指輪を探すようなものです。

絞り込んだ最適な問題を中心にしっかりと

勉強していきましょう。

面談は一日でも早く行おう

受験生にとって憂鬱なのは受験校の変更の可能性。

というのも、模試の結果が思わしくない

(と勝手に思っている)

場合、志望校は下げなければいけないのかどうかを

受験生たちは皆悩みます。これは、今まで模試の

結果で志望校の検討を重ねてきたから仕方ないと

言えば仕方ないと思います。

が、何があっても志望校は下げない方がいいです。

下げても何のメリットも生みません。

志望校を下げたときのデメリット

志望校を決めたときのデメリットはシンプルに一つです。

勉強しなくなる

え?どういうこと?だって、より合格の可能性が

高いところにシフトしたんだからふつうは

不安も解消して勉強頑張るようになるんじゃないの?

とお考えの方。一理ありますが、違います。

人間は危機感で成長する

人間は、予測を立てて行動する生き物です。

仮に、もしE判定だけど、絶対にそこに行きたい!!と考えて

行動するうちは必ず成績が上がり続けると思います。

しかし、これが現時点でA判定をとっている大学に

志望校をシフトしたらどうなるでしょう。

現時点で合格確実(とは限りませんが)な大学を

受験すると決めたのに勉強をがんばる必要性があるのか、

と考えると思います。そして、こう考えるでしょう。

勉強しなくても受かるし

他のことしよう

さぁ、もうこうなったらA判定の大学の

合格も怪しくなってまいりました。

こうなるのが見えているので、

絶対に志望校は下げません。

そして、なにより第一志望の受験への

道をけして諦めさせません。

受かる可能性は普通にあります。

では志望校ってどうすればいいのか

簡単です。志望校を目指すことをプレッシャーに

ならないようにすればいいのです。

これだけで受験の成功率は劇的に上がります。

方法はいくつかあります。

 

・受験校を増やす

国公立1校に絞っている場合、特殊な事情をのぞいては

私大を使って、受験の日程を増やすことをお勧めします。

なるほど、確かに1日で結果がある程度決まってしまう

国公立は共通テストの結果が悪かったら…と考えると

リスクがあります。では、どんな受験校を設定する

とよいのでしょうか。

 

~一例~

Aさん (国公立文系 偏差値60相当志望)

Aさんの学力 偏差値55(得意科目 英国)

受験校 第1志望+第2志望以降は

    順にランクを下げ、国公立を3つ

 

このように、受験する国公立を共通テストの結果次第で

受験します。これは、結果によって受験校を変更する

ことができるのでリスクは少ないように思えます。

しかし、共通テストの重要度が高く、ストレスが

高い受験になります。

1発目の試験が共通テストなのは避けられませんが、

共通テストから2次試験までの間に私大をいくつか

受けることを強くお勧めします。

私大受験のメリット

私大受験のメリットは言わずもがな、

たくさん受験できることです。

しかし、メリットの本質はそこではありません。

・緊張感の軽減

・試験問題を解く感覚のブランク防止

・本番の試験でまだ成長する!!

この三点があります。

緊張感の軽減

緊張感、というのはチャンスの回数で

大きく変わってきます。

もしくはリスクの存在でも変わってきます。

受験にはリスクは常につきものですが、

逆にいえばこれを下げることでパフォーマンスは

大きく変わります。マイペースと言われる子でも、

結果は劇的に変わりますので、リスクは下げます。

試験問題を解く感覚のブランク防止

短い間隔で受験日程をこなされた方ならわかる

感覚だと思います。試験問題をどんどん解いて

いく感覚は、熟考してじっくりと問題を解いて

いく感覚とは違います。焦り、閃き、手際の良さ、

回転の速さ。なんと言い換えてもいいですが、

とにかくどんどん問題を解いていくのです。

しかし、この感覚は例えるなら短距離走。

失敗してはいけませんが、リズムよく解く。

このバランス感覚を身に付けなければいけません。

そして、本番の試験でこそ一番身につきます。

この感覚が身についたなら、ブランクを置かずに

どんどん問題を解くべきです。

なので、試験日は複数あった方がいいです。

最初の本番の試験が第一志望

なんて悲しすぎます。

本番の試験でまだ成長する!!

ドラゴンボールはご存じでしょうか(まぁ知ってるよね)

その主人公の悟空(ごくう)は、毎回、強敵と戦っていますが

修行してパワーアップしたにもかかわらず苦戦します。

しかし、その連戦の中でもさらにパワーアップするのです。

これと同じことが受験にもおきます。

試験中に成長するのです。

 

以前担当した生徒様ですが、こんな生徒様がおられました。

 

高3生で吹奏楽部、受験勉強はゼロ、11月まで演奏会。

もちろん、危機感はあります。

しかし、忙しすぎてもはや気力がついてきません。

でも、本人はあきらめませんでした。

全く勉強しないまま、11月末、吹奏楽部引退。

そこから彼女の戦いが始まりました。

徹底的な基礎の積み立て

彼女に私が指示したのは基礎を

完璧にすることでした。可能性があるとしたら

基礎を終わらせて、国公立の二次までに

演習を徹底的に行う。そこまでの期間は約2か月半。

かなりタイトな日程でした。

しかし、毎日ずっと勉強して彼女は基礎を完璧に

していきました。しかし、演習までは充分には行えません

でした。試験の日程が始まってしまったのです。

試験の問題で演習!!

この時期、過去問も並行して演習していましたが

それでも演習は充分ではありません。

第一志望は国公立。センターテストは

何とか第一志望を目指せる状況に。

二次試験は受験日程の最後に回しています。

しかし、連日受験日程は続きます。

なので、試験を受けながら勉強をするしか

なかったのです。

そこで彼女は午前中は試験、夕方からは

試験問題の解き直しを連日(⁉)

行いました。試験問題の解きなおし自体は

珍しくありません。しかし、これを

全日程当日となると、ハードワーク。

しかし、彼女はこれをやり遂げました。

試験問題に鍛えられた

彼女は、受ける大学のレベルを低いところから

順に受けていました。つまり、最初に受けた大学の

問題を完璧にすると、次はその上の大学の問題に

チャレンジするという仕組みです(すごい)

最後は受ける第一志望の大学とレベルの

近い私大を受けます。つまり、試験を受けながら

鍛えられるという形をとることができました、

少しでも時間が空けば過去問を解きまくる。

そうやって日程を消化していったのです。

私大の結果は全敗

第一志望まで彼女はたくさん受験しながら

勉強しました。しかし、結果は全敗でした。

やはり、付け焼刃ではダメだったのかもしれません。

しかし、彼女の眼はキラキラと光っていました。

全くあきらめたようには見えなかったのです。

第一志望合格

そして…第一志望の国公立合格!!

誰もがびっくりしましたが、不思議と

受かるような気がしていた、というのが

正直なところです。誰もが圧倒される勢いでした。

その時の彼女のセリフがこれです。

「今までの試験問題の解けなかった

ところが全部出ました、第一志望が一番簡単でした!!」

 

私は、試験日程は第一志望を絶対に優先しますが、

それと同じくらい大切にするのは試験日程をしっかりと組み、

最後の最後まであきらめないでがんばれば結果が出ることを

知っているからです。そして、彼女もそれを実現しました。

 

問題を完璧にし、ステップアップしていくことが

この試験期間中にも起こせるということです。

試験の日程は妥協せずに選びましょう。

とはいえ、試験日程を4日以上組むのはお勧めしません。

どんなに強行したとしても3日までです。

よほどのことがない限り2日連続までで留めておきましょう。

 

試験日程は十人十色

試験日程は、人によって最適解が全く異なります。

しっかりとアドバイスを受けた上で日程を組まないと

1年間の努力の結果を上手く発揮できないかもしれません。

あなたの受験の最後を大成功で導くためにも、

是非武田塾にご相談ください。

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自学自習と、受験のアドバイスは武田塾にお任せください。

次回は受験直前の親のサポートについてです。それでは!!

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