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~基礎を学習することってどういうこと?何を勉強すればいいの?~

学習が適切でないと合格計画は傾き始めます。

Torre_di_Pisa

基礎ってそもそも何?というか必要ですか?

とうとう共通テスト本番まで100日を切りましたね。月単位で言うと約3ヵ月と少しです。

いよいよ最終コーナーに差し掛かった時期です。誰もが減速しがちなこの時期に頑張れている

方はきっと合格というゴールがもうすぐ見えてくるころです、あと少し頑張ってください。

 

前置きはこのくらいにして。

それではきょうのお題、「基礎って何だろう」ということでまずは意味を調べてみました。

ある物事を成り立たせる、大もとの部分。

 もとい。「基礎がしっかりしているから、上達が早い」「基礎を固める」「基礎知識」

 建造物の荷重を支持し、地盤に伝える最下部の構造物。地形 (じぎょう) ・土台など。

 
goo事典より抜粋 (デジタル大辞泉より出典)
 
ここで確認をしておきたいと思います。
基礎とは、
 
ある物事を成り立たせる、大もとの部分です。
つまり、受験勉強においても基礎はなければ成り立たないといっても
過言ではありません。では、受験における基礎とは何なのでしょうか。
はっきり言います。
とるに足らないと思ったり、めんどくさいと思ってしまってスルーしている部分の学習です。
 
英語で言えば英単語
 
国語で言えば漢字、重要キーワード
 
数学で言えば公式、例題の解
 
理科で言えば用語、公式
 
社会で言えば 年代、重要用語
 
覚えるしかありません。そして、確実に地味です。
 
武田塾で受験相談に来られる方のほとんどはまず、学習習慣を身に付けることの
大切さについて説明を受けます。どんなにすばらしい授業を受けてわかっても、
基礎の知識がなければ、あるいは反復練習が無ければ身に付けることはできません。
 
結局「わかる→やってみる→できる」のスパイラルをこなせなければ
学力は上がりませんが、わかりやすい授業を受けることに全力を注ぎ、
復習も見直しもないうちはけして実力がつくことはありません。
そして、最短でもそれは半年はかかります。
 

実際に見てきた現役生の苦悩

 
とはいっても実際に受験生じゃない人や、受験の経験が
もう20年以上前の保護者の方にはイメージしづらいことかもしれません。
しかし、もしかしたらあの頃のことが骨の髄までしみついて覚えている人も
いるかもしれません。
 
受験への意識が芽生えるのは早い人なら高1生の冬から、高2生の秋ごろには
ほとんどの意識の高い受験生が受験準備を始めます。
でも、そのこと自体を知ったのが高3生の夏という受験生も多いです。
 
その時期から勉強が必要って知っていればその頃からはじめたのに
 
という悔しい思いを抱きます。なぜなら、ゴールが決まってしまっているからです。
 
英語を例にします。
 
1.英単語、英熟語、文法の暗記 ←約2か月
 
2.文法の演習、英文読解のための構文の暗記 ←約2か月
 
3.速読練習、英文読解演習 ←約2か月
 
この過程だったとして、いわゆるMARCHレベルで6か月、
共通テストレベルでも4か月はかかります。多少少早めることはできますが、
何かしらの要因で遅れることもありますので目安としてこれくらいの
期間が必要なことは覚悟しないといけません。
すると、夏の時点(7月終わり時点)では残りの日数は半年あるかないか、
という時期であることに気づきます。精神的に非常に焦りがでてきます。
そして、基礎をないがしろにしてしまうのです。
 
つまり、短絡的に演習に飛びついてしまうのです。
 
知識があってもなくても、赤本や過去問、演習系の参考書に飛びついてしまうのです。
学校の小テストに使っていたような単語帳などにはかまっている暇は
ないと思ってしまいます。
 
そして、秋から冬にかけて、現役生によくみられる劇的な伸びは一切なく受験本番を迎えます。
そして受験失敗…。
敢えて言うなら、小手先のテクニックに目がくらみ、最も重要視すべきだった
基礎を外した結果、大幅な失点をしてしまうことになります。
読解のテクニックや文法、構文の確認の前に、まず単語です。
単語が読めないのに文章が読めるわけがありません。
そして、今実施されている共通テストは6題とも文章を読む問題です。
 

単語がいかに大事、とはいってもなかなか伝わってない実情

基礎はわかるけどまず単語って違和感あるなぁ…もっと大事な勉強が
あるんじゃないの?って人も多いかもしれません。
これはみな思うようですが、逆に言えば私たちのような受験のプロは
受験生にまずは単語、何を差し置いてもまず単語!!というのをいかに
理解してもらえるかにこだわって話しています。
もし気になるのであれば、インターネットで探しても見つかると思います。
 
中には、英文中の読めない単語を全て塗りつぶさせた先生もいたそうです。
実際、ほとんど塗りつぶす羽目になったその生徒は単語帳を完璧にすると
約束したそうです。
 

基礎をがんばって得点が2倍以上になった生徒さんの話

とはいっても単語だけでそんなに実力上がるわけないじゃん!!
という方もいらっしゃるかもしれません。そんな方に知っておいてほしい話。
 
英語が特に苦手な生徒様がおられました。
当時はまだセンター試験の頃です。前半の文法問題が80分かけて
やっと終わる程度で、長文問題は全く時間が足りなくて解けない。
点数は200点満点中60点ほどでした。
 
長文読解の配点は100点で、そこには全く手がつかず。
つまり、文法問題までで60点が取れているのだから、
焦らず単語をきっちり覚えて、そこから長文の演習を
すれば絶対に点数がとれるようになると教わり、その生徒様は
必死に単語を完璧に覚えました。
 
しかし、模試では点数が伸びませんでした。
しかし焦ることなく、単語を完璧にこなした彼女は、
残り一か月は全く手を付けていなかった長文読解の演習を行い、本番を迎えました。
 
本番のテストの結果は130点越え。
なんと2倍以上の点数に跳ね上がりました。
もちろん第一志望の国公立は見事合格。
 
終わってみれば余裕の圧勝ともいえる得点を苦手科目で叩きだすことに成功です。
 
この生徒様に限らず、自分の弱点が実は基礎の学習ということは非常に多いです。
そして、学習をしっかり順序立てて行えば必ず劇的な飛躍が待っています。
 
私たち武田塾は「ルート」という、誰でも成績を上げることができる大学合格への
道筋を生徒一人一人に向けて準備することができます。
 
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