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~模試が返ってきたらやるべきこと、模試を受ける前にやるべきことについて~

   こうならないためには…

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模試には実力アップ効果があるって知ってた?

受験生の皆様、お疲れ様です。いよいよ夏が終わり、模試のラッシュもひと段落。

レースで言えば最終コーナーの手前に差し掛かる時になってまいりました。

学校の先生、塾、親が言うから受けたけど、意味あるのかなー?って考えている皆様も

これを読めば模試マスターです。

ところで、模試って受け終わったらそれでおしまいなんでしょうか?

実は、模試は受ける前も受けた後も実力アップに欠かせないイベントです。

よくある皆さんの疑問にお答えするような感じでお話を進めていきたいと思います。

Q1.まだ実力完成してないのに難しい模試受ける意味あるの?

意味があります。ただ、気持ちはわかります。模試やったってほとんど点数取れないのに

終わるの座って待ってるだけの模試は意味ないでしょ?って聞きたいんだと思います。

 

これは、部活で言えば勝てる試合しかやりたくない、と言っている人と何も違いはありません。

例えばですが、皆さんがまだ成長途中の弱いチームで練習試合で自分たちの実力以下の相手と

練習する意味はあるでしょうか?もしかしたら油断して普段の練習が雑になったり、弱点分析が

出来なくてチームの強化につながらなかったりしますよね。

もちろん練習のメニューも組みにくくなってマンネリ化します。

ついでに自分たちは強いと勘違いしちゃって百害あって一利なしです。

あーそういえば…と思いだした方もいらっしゃるかもしれません。

部活の顧問の先生って、いつも色んな強いチームと練習試合組んでませんでしたか?

つまり、模試は現時点での高得点やA判定を期待して行うものではなく、

模試後の弱点分析を狙っているものなのです。

Q2.じゃあ実力があれば模試は必要ないよね?

こんなことを考える人が果たして実力者の中にいるかどうかはさておき。

Q1を読んだ後にこれが頭に浮かんだ人はいるかもしれません。

僕は実力はある、弱点も分析できてる。受ける前からわかる、そしてA判定がとれる。

お金の無駄、時間の無駄、疲れるくらいなら受験勉強を僕はやります。

だから模試は必要ない。もしくはこんなにたくさん受ける必要あるんですか?と、言いたくなる。

実際こんなにたくさんは…という方はおられます。勉強の時間に充てたいから、という理由です。

でも想像してみてください。みんなが模試を受けてる時間、果たして集中して勉強できるでしょうか。

今まで実際に当日模試を受けなかった人たちに今まで聞いてみたところ、

集中できなかった、もしくは勉強しなかった

というお答えが返ってきました。

つまり、模試を受けない時間が逆に無駄だったということです。

そわそわして勉強が手につかなかったとのことでした。

Q3.じゃあ模試にはどんなメリットがあるの?

弱点分析は既にお話した通りです。

模試の大きなメリットとしては本番形式での問題演習と、場慣れがあります。

はたして模試って場慣れしないといけないもんなんでしょうか?

答えはYesです。人間は緊張すると、本来の実力が全く発揮できません。

・緊張しているので文章が頭に入ってこない

・度忘れした

・名前のマーク間違い

・マークの塗りが極端に薄くて正解なのに判定されなかった。

・出題形式に慣れていなかったのでわかっているのに解けなかった

※これは共通テストになってからよく聞きます

・志望校を全く書けなかった(第一志望校、学部を決めていなかった)

・全部同じレベルの大学を志望校欄に書いたので6つとも判定がEだった

・科目自体を間違えた

・科目はあっていたが他の科目の欄をマークしていた

・問題のページを飛ばした

・裏のページにある後半の大問を丸々飛ばした

・全部ずれてマークしていた

・時間配分を間違えたので半分解けなかった

・基礎と専門を間違えた

どれも読んでいてあるわけないだろ、ということばかりですが慣れていないとこういうことが起きます。

実際、本番の試験後に教科を間違えたことに気づいた受験生の一人がその場で絶叫、

錯乱して卒倒してしまうことがありました。かわいそうですがもう取り返しがつきません。

受験は一度きりですが、模試は複数回受けることができます。

是非模試を受けて初歩的な、しかし致命的なミスを避けていきましょう。

そして、緊張が取れてくると頭の回転が速くなり、本来の実力以上のひらめきが起こります。

緊張が解けた瞬間、一気に視界が開けていく感覚です。

そしてこれは一度経験すると実際の実力になります。

人間は試合や試験などの時に特に集中力を発揮するということがわかっています。

実は、練習や普段の勉強では絶対に得られない経験値を得ることができるのです。

こんな経験が出来るのに模試を受けないなんてもったいないですよね。

自己採点は必ずするべし

模試は受けた後、必ず自己採点を行います。

えっ?模試って自己採点するの?という方。絶対やってください。

いや、だって試験中時間なくてそんな余裕ないし…?という方、覚えておいてください。

本番の共通テストも自己採点してその得点を基に受験校を決定しています。

ほとんどの受験生は第1志望校にチャレンジするのか、それとも第2志望校が

安全圏なのかを確認して現役合格を目指すのか、を必ず出願前に確認して慎重に受験を行います。

前期日程は非常に合格の可能性が高い受験の日程です。誰もが慎重に本当の受験校をこの時期決定します。

第1志望校を下げるなというのはこの日のために話してきたと言っても過言ではありません。

つまり、もし本番の共通テストで自己採点していなければ合格する見込みがあるのかないのか、

もしくはどっちの大学なら確実に合格するのか、わからないまま受験するという非常に

大きなストレスを抱えて受験の準備をすることになります。

中には模試で自己採点をしなかったり、あるいは自己採点と返ってくる模試の結果が大幅に

違ってしまう生徒もいます。はっきり言えば模試でやらなかった自己採点を

本番の日に出来るのかと言えばそれは非常に難しいと言わざるを得ません。

模試は受けた後に得られるものがたくさんある

模試の受験後は面談を必ずすぐに行ってください。

なぜなら、模試で感じた経験や問題の知識はすぐに消えてしまうからです。

それが消える前に受験のプロにすぐ話しましょう。それが実力アップにつながります。

なんとなく点数がとれた、なんとなく点数が取れなかった、ではもったいないです。

どうせなら課題を見つけ、パワーアップのきっかけにしてしまいましょう。

例えば、200点満点の国語が160点取れたとします。

「やった!!8割がとれたぞ!!」と喜ぶかもしれません。

しかし、点数の内訳がこんな感じだとどうでしょうか。

現国1 50

現国2 50

古文  50

漢文  10

これを見ると極端に漢文の点数が悪いです。

では弱点は漢文なのでしょうか。

弱点は漢文ではないかもしれない

これはよくあるケースですが、実際に模試の国語では漢文の点数が極端に低かったり、

0点だったりするケースがあります。しかし、漢文は本人は苦手ではありません。

では何が原因なのか。理由は問題ごとの時間配分にありました。

現文2題を終わらせた時点で残り20分。何とか古文を15分で終わらせたものの、

5分では漢文を読むこともできず…結局山勘もすべて外して漢文は0点となってしまいました。

つまり、足りないのはテクニックや知識ではなく、演習量だったというわけです。

実際、面談でこの弱点に気づいたその子はその後は時間制限付きの

実戦形式の問題演習のみを行い、本番では見事国語で9割をとることができました。

模試がなければ

模試がもし無かったら(冗談ではないです)と考えると、私たち受験生の指導を担当する人間は

きっと出来る指導の半分以上が出来なくなってしまいます。模試は、結果が悪ければ悪いで

必ずいい結果につながるようにできています。つまり受け得なのです。

確実に払った時間とお金を超える効果があります。

ですが、そんな模試も結果を分析し、一緒に戦ってくれる受験のプロがいなければ決して

有効活用はできません、もし、模試を受けたけど活用ができていない…という方は

武田塾の無料受験相談をご活用ください。

また、来年からの受験を検討しているが、勉強に今一つ身が入らない、

もしくは自分で勉強をがんばったが全く成績が上がらない…という方も一度、

武田塾石垣校にご相談ください。高2生は今からのスタートが非常に有効です。

お待ちしています。

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次回は基礎を学習することってどういうこと?です。お楽しみに~!!

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