八重山の高校生の偏差値UP作戦!
一冊を完璧にする方法
八重山毎日新聞コラム (2021年5月30日)
第11回【一冊を完璧にする方法】
前回参考書の選び方を紹介しましたが、どんなに良い参考書を選んでも、自分が「できる」までやらなければ買って満足して終わってしまいます。それでは非常にもったいないですね。中途半端に何冊もこなすよりも、1冊に絞り「できる」までやり込むことで初めて参考書の効果は発揮されます。受験勉強は勉強法一つで成績がガラリと変わるのですが、一番成績が伸びる方法は、「参考書1冊を完璧にすること」です。この参考書からどこを出されても正解できますという状態にしたら、必ず成績は上がるはずですよね。ではどのようにしたら参考書を完璧にできるのかを今回お伝えしたいと思います。
そもそも「1冊を完璧にする」という完璧の基準とは何でしょうか?完璧にしているつもりの高校生が多いのですが、参考書のどこを出されても一瞬で正解できるということが「完璧にする」ということです。入試本番までに全問正解できる参考書を脳内に作り上げることが非常に重要だということを、ぜひ覚えておいてください。
具体的に参考書を完璧にしていくポイントは、今日勉強した範囲の正解率を100%にすることです。例えば数学の参考書からまずは10問解いてみましょう。そして5問間違えたとします。よくあるダメなパターンは解説を読んで納得するだけ、もしくは赤ペンで直すだけ、というような勉強の仕方です。ただ問題を解いて〇×をつけるだけでは何の意味もありません。間違えたものにチェックをつけ、印がついたものだけを復習しましょう。この時、解答解説を見るだけではなく、答えを見ずとも自分一人で解けるようにすることが重要です。間違えた5問を自力で解いて全問正解するまで繰り返します。そして寝る前に、その日勉強した問題が全問正解になっているかを確認してみてください。完璧になっていたらその日の勉強を終了してOKです。
英単語の場合だと、単語の和訳が1秒以内に即答できる状態を全単語できるようにすることが、完璧にするという基準です。完璧でないパターンとして、単語の意味が答えられない、答えるのに時間がかかるはもちろんのこと、正答率ではなくて何時間勉強したかを基準にする、ということもあります。単語を10回書きました、という行為は大事ではなくて、その結果どれだけ覚えられているかが大事なのです。1回書けば覚えられる単語もあれば、20回書かなければ覚えられない単語もあるはずです。結果的に身についているものがなんなのか、ということが1冊を完璧にという言葉に詰まっています。今持っている参考書で、そのような基準に達している参考書はありますか?本当の意味で完璧になっていますか?まずは英単語帳を完璧に仕上げてみてください。自分の勉強自体に革命が起きるのを実感してもらえると思います。できない問題を徹底的に潰し、1冊を完璧に仕上げていきましょう。
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