みなさん日々のお勉強お疲れ様です!当然ですがみなさんは入試に向けて勉強をしています。
しかし目の前の勉強のみ気にしてしまう受験生も多いため、もう一度ゴールを見据えた勉強へとシフトしていただければと思い、意識してほしいことなどを述べていきたいと思います。
① 戦略的に勉強をしましょう
みなさんのライバルたちは全員毎日本気で勉強しています。確保できる時間はずっと勉強しています。
そのため、日々の勉強量で差をつけていく戦法はあまり有効ではありません。それよりも、入試で勝ち抜くためにはどのような戦略を立てるべきかを考えることが有効です。
(もちろん量は確保しないと周りに差はつけられてしまうので「質に逃げる」ことはしないでください。)
では、戦略的に勉強するにはどのようにすればいいのでしょうか。
それは出題傾向を知ることです。
そのために現段階では実力が到底及ばなかったとしても過去問を一度見ておくことは有効です。
英語で例を挙げると、大学によってまたは学部によって長文問題だけを出題してくる形式や文法の単独問題を大量に出題してくる形態など様々です。
もちろん、長文を読むために基礎的な文法力を身に着けることは必須なので全員文法は勉強することにはなります。
しかし、文法頻出タイプの形式を受験することになる人は基礎のレベルを超えた文法の演習までこなすなどすれば特に戦略を意識してこなかった受験生よりも、大きなアドバンテージをとることができます。
このようにゴールを意識して勉強することにより無駄の排除につなげることができ入試に向け効率の良い勉強ができるようになるのです。
② 入試形態を完璧に理解しましょう
入試形態は早めに確認しておくべきです。最近では受験資格に英検やTEAPが必要になる大学なども増えてきたため、入試形態を直前に確認すると手遅れになってしまうケースも考えられます。
また、個別入試であっても方式が分かれていたり、個別と全学部入試では受ける科目数が変わったりもします。
英語、国語、社会(または文系数学)で受験を考えている人は多くいます。中には英語社会はできるけど国語だけはどうしても点が取れないという人も中にはいるかもしれません。
そのような人であっても大学の中には3科目すべてを使わなくても、全学部やある方式であれば国語を使わずに2科目で受験ができたりするところも存在します。
また、理系であっても理科が苦手だったときに英語と数学だけで受けられる理学部があったりします。入試形態を調べておくことで苦手科目を回避して受験ができる場合があるのです。
③ 現状の課題と改善策を見極めましょう
今の自身の状況を把握しておくことはとても大切です。周りとの実力差を把握して焦りを持つことも大事だと思います。
また、勉強の状況に課題がみられる場合は正しく分析する必要があります。
ただ課題に対して解決策を考えるだけでなく、その課題が発生した原因を考え、原因から解決策を考えてみるほうが大事だと思います。
例えば、生活リズムが崩れていて早起きができない人に対し早く起きようとだけ訴えても効果はあまりありません。それよりも生活リズムが崩れた原因を追究しそれ自体を解決していくほうが重要だと考えます。
④ 文系で数学受験を悩んでいる方へ
私立志望の人は文系だからといって選択科目は社会に決まるわけではありません。文系数学(数学1A2B)という選択肢も残されています。
国立志望の人は文系であっても基本共通テストでは基本数学が課されますし二次試験でも数学が必須だったりします。
私立志望で文系数学の受験を悩んでいる人へ伝えたいことは選択肢としては大ありだということです。その理由を述べていきます。
まず、数学は暗記科目の息抜きになります。文系で社会を選択すれば、英語は英単語や文法の暗記、国語は古文単語や漢字の暗記、社会は当然多くが暗記になると思います。
3科目とも同じようなことをやり続けているため、飽きがきてしまう人もいるでしょう。
そこで、暗記科目の間に数学を挟み込めばリフレッシュすることができ、飽きにくくなり継続的な勉強が続けやすくなったりするなどのメリットが考えられます。
次に、数学がないと受けられない学部や方式があるということです。
また、数学受験をすれば有利になるよう設定されている方式もあります。
さらに、経済・経営関係の進路を考えている人(特に経済学部)は、大学へ入学した後にも数学が必修で授業に組み込まれたりしています。
そのため受験で数学を学んでおけば入学後も大いに役立つと思います。
しかし、文系で数学を選択することは危険な選択肢とも言えます。数学に必要な勉強量は他科目に比べて多く、時間がそこまで確保できない人や数学が楽しめない人にとってはかなり厳しい戦いになると思われます。自分の状況と適性を考えて選択をする必要があります。
最後に、国立志望で共通テストのみで数学を受験する人に伝えたいこともあります。
大門3つのうちから2つを選択して問題を解くため自分がどの問題を解くのか定めれば戦略的に勉強できます。
例えば、一般試験で数学を使う多くの人が数列とベクトルを選択する中、確率統計を選択し、それに適性があれば数列などを回避して受験に臨むこともできるのです。
⑤ まとめ
・戦略的に勉強をする
・入試形態を完璧に理解する
・現状の課題と改善策を見極める
・文系の数学受験について考えてみた
という4点から今回は全体的に戦略的な勉強を心がけるメリットについて述べてきました。受験を通して自身の状況把握と戦略立てができるようになれば大学入学後やその後の社会人としての生き方にも応用できるようになります。
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