こんにちは！
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［医歯薬獣医］医系専門予備校・塾
武田塾医進館渋谷校です！
今日は時事ネタをご紹介します。
時事ネタ、医学部受験で必要なの？と思うかもしれませんが
国公立・私立を問わず、医学部の面接試験や小論文でも問われやすいんです。
特に今回取り上げる
成人年齢の引き下げ
は高校生、受験生にとって身近なニュースですし
現高2以降については、言わば「当事者」ですから
何かしら自分なりの考えは持っておきたいですね！
浪人生、高3生だけではなく、現高2以下の学年の皆さんにもぜひ読んでほしいです。
では行ってみましょう(^o^)／
成人年齢が引き下げ…どういうこと？
今までは20歳が成人年齢だった
みなさんご存知の通り、今までは「成人年齢」と言えば
20歳
でした。
高校生の皆さんにとっては、ハタチ＝大人！のイメージもあるのでは？
2022年4月～成人年齢が18歳に引き下げ！
今年の4月から、成人年齢（成年年齢）が18歳に引き下げになります。
この成人年齢、ちょっとややこしいので簡単にまとめます。
いま2浪目の皆さん（20歳になる代）
すでに誕生日を迎えてる人はもう成人！
早生まれの皆さんも今度の誕生日で成人！
いま1浪目の皆さん（19歳になる代）
今年の4月1日で成人！
いま高3の皆さん（18歳になる代）
この3月に高校を卒業したら翌月の4月に成人！
いま高2の皆さん（17歳になる代）
来年、高3に上がってからの18歳の誕生日で成人！
※この学年以降は「高3の誕生日」で成人となります。
なぜ成人年齢が引き下がったの？
日本では明治9年以降、150年近くにわたり成人年齢が20歳と定められてきました。
なぜいま、成人年齢を引き下げるのでしょうか？
法務省のHPによると、
近年，憲法改正国民投票の投票権年齢や，公職選挙法の選挙権年齢などが１８歳と定められ，国政上の重要な事項の判断に関して，１８歳，１９歳の方を大人として扱うという政策が進められてきました。こうした政策を踏まえ，市民生活に関する基本法である民法においても，１８歳以上の人を大人として取り扱うのが適当ではないかという議論がされるようになりました。
とあります。
また、世界的にも18歳で成人するのが主流であることも一因であるようですね。
具体的に何が変わるの？
さてでは、具体的にどういうことが変わっていくのでしょうか？
すでに知っている人も多いかもしれませんが、改めて見てみましょう！
変わること
いろいろとありますが身近な3つを紹介します。
親の同意なしに契約ができる
・携帯電話の契約
・部屋を借りる
・クレジットカードを作る
・ローンを組む（借金をする）
など、親の同意なしに契約を結べるようになります。
親の同意なしにというのもポイントで、
自らの意思で進路・将来の方向性を決定し、それに合わせた選択と行動ができるようになります。
国家資格の受験資格が与えられる
公認会計士、司法書士、医師、薬剤師などの国家資格の受験年齢が引き下げになります。
とは言え、医師や薬剤師は「養成課程（＝医学部や薬学部）を卒業すること」が必須なので、今までとあまり変わらないですね。
結婚
今までは、結婚できる年齢が
女性：16歳
男性：18歳
で、未成年の場合は保護者の同意が必要でしたが、
男女ともに18歳から、保護者の同意なしで結婚できるようになります。
変わらないこと
こちらも最も身近な2つを紹介します。
身体に影響があるもの
・飲酒
・喫煙
これらは、健康面での理由、また非行防止等の観点から、変わらず20歳からのままです。
公営競技の投票権を買う
競馬・競輪・オートレース・競艇は「公営競技」と呼ばれ、いわば法律的に認められたギャンブルです。
その投票権（馬券など）を買うことができるのも20歳以上のまま、据え置きです。
実際は社会的に様子見になりそう…
高校生にとってはハードルが高いかも…
ここまで「可能性のある話」をしてきましたが、実際はそうもいかなそうです。
実際、部屋を借りる際やクレジットカード、ローンの申込などにおいては
支払能力の審査
があります。
高校生は支払能力があるとは言えないので、契約できないことがほとんどでしょう。
（実際、大手金融業は対象年齢の引き下げには消極的です）
医学部受験生にとっては他人事ではない？！
浪人生になったら変わるかも？！
しかし、浪人生ともなったらちょっと他人事とは言えないかもしれません。
なぜなら、浪人生のほうが高校生よりも自由度が高いからです。
特に、医学部受験生は浪人する人も多いのが実情。
もしかすると今後、自分にとって動きがあるかもしれないですよ！
浪人生向け学資ローンが出てくる？！
今後「浪人生向けの学資ローン」といった商品が出てくる可能性はあります。
今までは、学資ローン・教育ローンと言えば「親が借りるもの」でしたが、
成人年齢の引き下げに伴い、
自らの意思で人生を選択する権利
を得ることになるので、
親の力を借りずに進学をしたい人向けの商品が出てきても良いのではないかな、と個人的には思っています。
今でも学生ローン（学生向けの融資）はいくつかありますが、今後増えてくるかもしれないですね。
予備校の下宿も自分で契約できる？！
医学部受験生の中には、地元を離れて下宿に住みながら予備校に通う人も多いでしょう。
現在、学生会館や学生向けマンションなど、親の名義で契約する場合がほとんどですが、
今後は自分で下宿を契約できるようになるかもしれません！
下宿費用の毎月の支払いというハードルはありますが、こちらも今後「新しい契約パターン」が出てくるか注目です！
社会の動向をしっかりチェックしよう！
当事者意識を持って世の中をチェックしよう
ここまでいろいろと書いてきましたが、実際に制度としてスタートするのはまだ少し先。
ということで、社会的にも動きは鈍いはずです。
実際は各企業、周りの動向を見てゆるやかに対応していくのではないかなと思います。
今年4月以降に制度がスタートしてから、世の中がどう動くかを「当事者意識を持って」チェックしておきましょうね。
大人の仲間入りを楽しみに！
最後に、既に成人済みの校舎長からひと言！
成人になるということは、「『大人』として認められる」ということです。
誇らしい人、気が引き締まる人、なんだか不安な人、いろいろいると思いますが
既に大人の立場から言わせてもらえば、残念ながら「大人でも”大人になり切れてない”人」はたくさんいます！かく言う私も自信がありません…！
なので、あまり気負わず、成長し続ける意思を持ってもらえればと思います。
大人、楽しいですよ！！
ぜひ楽しみにしていてください😁
では、今日はここまで！
また時事ネタを書きますね！
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