こんにちは!
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[医歯薬獣医]医系専門
武田塾医進館福岡校です。
このブログを見ている方のほとんどは、医学部を目指していると思います。
中には医学部を目指そうか迷っている方もいるかもしれません。
今回の記事が医学部を目指す理由を、深く考えるきっかけになればと思います。
すでに医学部を目指すことを決めている方も、改めてその理由を再確認してみてください。
医学部を受験するとは
医学部に入り特に医学科に進む方は、将来医師という職業に従事するはずです。
逆に考えると、医学科に入ると医師以外の選択肢は取れないということです。
成績がいいから医学部を目指してみようという理由だけで医学部を目指す人にとっては、医学部入学してからの道はとても苦しいものになるかもしれません。
医学部に入ると、高校時代に全く触れなかった医学という未知の学問を学ぶことになります。
大学に入ってみて医学を学び始めたがやっぱり向いていないな、と思っても簡単には方向転換はできません。
本当に医師になるという強い思いがなければ、大学入学以降の道のりを乗り越えるのは厳しいでしょう。
医師は生涯勉強である
また医師になるということは、生涯勉強し続けるということです。
医学部に入学したら、膨大な量の勉強が待っています。暗記の量は高校時代の比ではありません。
さらに医師になってからもひたすら勉強の日々です。知らない病気の治療を行うことはできませんし、中途半端な知識で誤診してしまうと、最悪の事態を引き起こすことさえあります。
患者さんはお医者さんが病気について何でも完璧に知っている、と疑うことなくやってきます。
「この病気はよく知らないな」と内心思っている医師に自分の身体を預けたいですか?
社会的信頼度、収入の高さ、やりがい
社会的信頼度、ステータス、収入の高さから医師を目指す人もいるでしょう。
しかしそれだけの理由であれば、医師でなくてもいいと思います。他の職業でも、それらを得ることは可能です。
医師としてひとり立ちできるまで、医学部で6年間、初期研修2年、後期研修3~4年と10年以上かかります。
ステータスや収入の高さだけを頼りに、10年以上の期間モチベーションを保つのは難しいでしょう。
医師という職業の最大のやりがいの一つは、命を救うという点にあります。
苦しんでいる患者さんの命を救えた時の喜び、やりがいはなにものにも代えがたいものでしょう。
精神的、肉体的強さが必要
医師という仕事に、ドラマのように華やかな面はごく一部しかありません。
医師の仕事はとても多忙です。急な呼び出し、重篤患者への不休の対応など、ハードな仕事なので肉体的にタフでなくてはいけません。
また、治療や手術で救える命もあれば、最善を尽くしてもどうしても救えない命もあります。
仮に救えなかった時でも、そのことを引きずらずに次の患者さんに冷静に対応する必要があります。そのような精神的な強さも医師には必要です。
内科、外科、精神科、あるいは臨床医、研究医などで異なりはしますが、進路によっては救える命よりも救えない命の方が多いこともあるかもしれません。
医学部を目指す方は、上記のようなことをすべて覚悟した上で、それでも医師になるんだという強い思いを持って受験に臨んでほしいと思います。
大学入試は医師という長い人生のプロローグにすぎません。
医学部に入ってからがようやくスタートです。その先には大学入試よりもハードな勉強が待っています。
ひとりでも多くの人の病気を治したい、命を救いたい、治療法が確立されていない病気の治療法を発見したい、などの想いは本当に素晴らしいものですし、その想いを持ち続けて医師になってほしいと思います。
その他一人一人に、それぞれの想いがあると思います。
医学部を目指す、医師を目指すのであればその想いに加えて、人の命を預かる覚悟、勉強を続けて学び続ける覚悟が必要になります。
最後に
少し厳しいことも書きましたが、医進館から医学部に合格して医業に就いてもらえれば、これに勝る喜びはありませんし、医進館に来る人には全員医学部に絶対に合格してほしいと思っています。
今回改めて医学部を目指す理由を考えてみて、不安や自信のなさを感じた方もいるかもしれません。改めて医学部を目指そうと、思いが強まった人もいるかもしれません。
将来についての大切な決断なので、まだ医学部にいこうか迷っている方もいると思います。
進路以外でも勉強について悩みも何でも相談にのりますので、医進館福岡校までお気軽にお問い合わせください。