皆さん、こんにちは。
武田塾防府校の中村です!
今回は「記憶のメカニズム」に関するお話をしていきたいと思います。
「暗記」は受験勉強の要
皆さんは「暗記」という二字熟語に対してどんなイメージを持っていますでしょうか?
中には
国語や社会などの文系科目は「暗記」要素が多く、
数学や理科などの理系科目は「暗記」要素が少ない。
という漠然としたイメージをもっている方もいるかもしれません。
ただこれは大きな間違いで、
もちろん漢字や古文単語、歴史などは暗記色が強いですが、
理系科目も実はバリバリ「暗記科目」なんです!
例えば三角関数の加法定理を自力で導出できるとしても、
問題で適用する時には暗記をしていた方が良いですよね。
「この積分は x=sinθ と置換したら解ける。」というのを
問題を見て一から考えるより、パターンとして覚えていた方が良いですよね。
一見、理屈・論理が重要そうな理系科目と言えども、
大学受験という観点から見ると
「公式の暗記」や「問題パターンの暗記」はとても大事なんです。
というわけで、文理問わず受験勉強において重要な「暗記」を効率よく行うために、
「記憶の仕組み(メカニズム)」を学んでいきましょう!
知っておくべき記憶のメカニズム3選
一言で「記憶のメカニズム」と言っても、
記憶に使う「人間の脳」自体が難解なものですから、
深堀りし出したらキリがありません。
なので今回は、その中でも
"特に重要"かつ"科目によらない"部分について、
ポイントを3つに絞ってご紹介していきたいと思います!
①繰り返すことで覚えられる
「復習を挟んで繰り返し勉強する」
当たり前に聞こえる話かもしれませんが、
ポイントの1つとしてはやはり外すことは出来ない部分です。
これだけだと目新しさが無いので、
そもそもなぜ繰り返すことで記憶が定着していくのかについてお話していきます。
記憶には大まかに分けて、短期記憶と長期記憶の2種類があります。
短期記憶
短期記憶とは、その名の通り短い期間保持される記憶のことです。
例えば、何かしらのアカウントのログインに2段階認証を設定していると、
4~6桁くらいの認証コードがログインの度に送られてきますよね。
そのコードを入力するくらいだったら、一々メモなんか取らずに
その4~6桁コードを記憶して直接入力したりしませんでしょうか。
そして、その認証コードはちょっと時間が経ったら忘れますよね。
こういったものが短期記憶に当たります。
その瞬間だけ覚えておけばいいものに対しては有効な記憶ですね。
当然、受験で要求されるのはそういうものじゃないので
短期記憶で終わってしまわないような勉強が大事になってきます。
長期記憶
長期記憶とは、こちらもその名の通り長い間保持される記憶のことです。
受験では勉強した内容をこちらの記憶に落とし込むことが重要です。
では、そのためにはどうすればいいのか。
何となく察しの付いている方もいるかもしれませんが、
「繰り返すこと(復習すること)」です。
何度もインプット・アウトプットを繰り返した情報については
脳がそれを大事な情報として認識し、忘れ辛くなっていくのです。
例えば「自分の名前を漢字で書く」、「九九を暗算する」などは
「え~っと。」と考える間もなく、一瞬で出来ると思います。
これは何故かというと、
人生において数えきれないほど繰り返しているから、なんですね。
それぞれ書き方、答えを忘れることもそうそう無いはずです。
なので極端な話、どの科目のどの内容も日常生活レベルで繰り返せば
いずれは九九と同じくらい定着します。
ですが受験勉強にはタイムリミットがあるので、
「好きなタイミングで好きなだけ復習する」というわけにはいきません。
なるべく効率の良い復習を行う必要があります。
日々の勉強において、復習をするまでの間隔を空ければ空けるほど、
1度勉強した内容をしっかり思い出すまでにかかる時間(負担)は増えてしまいます。
なので、まず1度目の復習はその日の内、なんなら勉強した直後にすることをオススメします。
その後、数日後~1週間以内には2度目、3度目の復習を挟みましょう。
体感「ちょっとくどいかな。」と思うぐらいに復習は取り組んで大丈夫です。
変に先に進めることを意識するよりも、
じっくり丁寧に復習を挟みながら勉強していったほうが長期的に見ると得をします!
ちなみに上記の理由から武田塾でも復習には重きをおいており、
「4日2日ペース」という勉強ペースを基準として自学自習のサポートを行っています。
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②覚えようとする"意志"が記憶をサポート
「覚えよう」という意志もまた、暗記をサポートしてくれます。
抽象的な表現に聞こえるかもしれませんので、どういうことかをご説明します。
皆さんは、勉強中どんな環境で勉強していますでしょうか?
スマホを触りながらであったり、テレビを見ながら勉強はしていませんでしょうか?
もし心当たりがあるのであれば、そういった"ながら勉強"は極力止めておきましょう。
というのも、暗記という行為はただでさえ脳への負担が大きいのに、
そこにスマホやテレビから五感を通じて入って来る情報まで加わった時に
さらに脳に処理を要求することになり、暗記の効率がとても悪くなってしまうからです。
先程復習の重要性をお話させていただいた中でも出てきた
「脳がそれを大事な情報と認識する」かどうかはとても重要です。
勉強一本に集中し、「自分は今これを覚えたいんだ!」という意志を脳に伝えましょう!
なのでスマホやテレビから物理的に距離を取り、
視覚や聴覚になるべく余計な情報が入ってこないような環境、
図書館や自習室などで勉強することをオススメします。
③感情が伴うと記憶しやすい
感情もまた記憶の定着度を補強してくれます。
皆さん、人生の中でとても嬉しかった・楽しかった瞬間のことや、
逆に悲しかった・恥ずかしかった瞬間のことって
比較的鮮明に覚えてはいませんか?
はたまた昔聞いていた音楽を聴くと、
当時の心境を思い出してノスタルジックになったりはしませんか?
このように、記憶と感情って結構リンクしているんです。
この性質を暗記に利用するのはとても効果的です。
そのためには、勉強の面白いポイントを
少しでもいいので見つけることが大事です。
「"co"で始まる英単語って多いけど、こういう法則があったんだ!」
「相加相乗平均の関係式って、図形的に見るとこういうことだったのか!」
など、どんなことでも構いません。
勉強内容をちょっと深堀りするなどして、
知らなかったことを知った時の「"へぇ~"というポジティブな感情」を
色んなシーンで感じられるような工夫をしてみましょう!
個人的な意見ですが、
私が受験生の頃はこの性質をかなり駆使しており、
とても役に立った気がします。
まとめ
①インプット・アウトプットを繰り返す。
②勉強環境を整えることで、内容を覚えたいという意志を脳に伝える。
③勉強中に少しでも感情を抱く工夫をし、それを記憶とリンクさせる。
上記の内容を意識して、
時間効率の良い暗記を行っていきましょう!
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