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今さら聞けない、今から知りたい、大学入試、はじめの1歩!

こんにちは。武田塾日吉校です。

秋になると徐々に受験の話が多くなりますね。

今回は、高校受験は今年だし、だいたいのことは わかるけど、

大学入試のことは いろいろ複雑だと聞いているけど、

実際のところ、わからない、

という保護者の方、或いは中高生に向け、

記事を書いてみました。

少し先のことだけど早めに知りたい方

わからないと思っているうちに時間が経過してしまい、

聞くに聞けないという方

に読んでいただきたいと思います。

 

入試を大きな括りで区分けすると、

主に、推薦入試と一般入試の2つがあります。

主な部分を書き出すと、

  推薦入試 一般入試
入試時期 秋ごろ  1月~3月
入学者数 私立大学 60%
国立大学 20%
私立大学 40%
国立大学 80%
評定* 一定点以上が必要 関係なし、試験の点だけ
複数校受験 不可( 可の大学もある )
 → 合格したら断れない
私立大学は可
国立大学は最大2回
試験科目 書類、小論文、面接、学科 学科だけ
難易度 やさしい 難しい

*学校の成績、中学校の内申点

です。

 

もちろん個々の大学を見ていくと、これに当たらないものもありますが、

一般的な傾向を対比させると、こんな感じです。

 

推薦入試

① 指定校推薦

② 付属校推薦

③ 公募制推薦

④ 総合選抜( AO入試 )

があります。

推薦入試の目的や性格は高校入試の推薦と似ていますが、

試験があったり、大学によっては相当に難しい場合もあったりで、

同じものとは言えません。

一般入試は、高校入試のように面接がなく、

学力試験のみです。

 

一般入試

① 共通テスト入試(1月)

② (個別)入試(2月~)

 

推薦入試の仕組み

これをこと細かく書き出すと、かなりの分量になり、

収拾がつかなくなるので、

今回は、ほとんど知らない方に まず知ってもらいたいこと、

を書き出します。

 

① 指定校推薦

もし、高校3年生かその保護者の方から、

「推薦もらえた」という話を聞いているなら、

おそらく この指定校推薦のことです。

大学2

これは、大学が個々の高校に対して、

〇〇学部1名、△△学部1名、✖✖学部2名 ・・・

というように受け入れの割り当てを決め、

そこに高校側から推薦した生徒は ほぼ100%合格します。

 

当然、人気大学であれば希望者が多くなり、

高校の中では選抜をします。

その基準は学校によって異なり、

一般的には、評定(成績の平均、中学校の内申点)の順で選ぶのだろうと思いますが、

実力試験や模試成績(偏差値)の学校もあり、

部活動等の活動実績などを加味している学校、

或いは、どう選んでいるのか生徒側には不透明だという話も聞きます。

決定

大学側から条件をつけている場合もあり、

その場合も評定のことが多いです。

なお、国公立大学には、指定校推薦がありません

 

また、高校の方針で、難関大学以外は指定校推薦を使わない

としている学校もあるし、

進学クラスと普通クラスがある場合、

原則、推薦は普通クラスのみ

という学校もあります。

 

どこの高校に、どこの大学から指定校推薦が来ているかは、

一般に公表されてないので わかりませんが、

学校説明会などでは、資料に大学名を掲載している高校もあり、

学校 HP で、「本年度の指定校実績」、

つまり全部で何人の指定を受けたか、を公表している学校もあります。

 

形式的な試験、面接がありますが、

よほどのことがない限り、落ちません

合格

② 付属校推薦

これは、名前の通り、

付属校から その大学が受け入れるものです。

受け入れる高校が決まっているので、

①の指定校と性格が似てます。

 

③ 公募制推薦

条件に該当すれば、原則だれでも応募できる推薦入試です。

高校入試の推薦入試の仕組みからすると、

「推薦」とは言えないかもしれません。

 

条件というのは、

やはり評定である場合が多いです。

が、成績条件なしの大学もあります。

一般にですが、やはり人気大学は、高い点を要求していますね。

 

こちらは、指定校推薦と違い、選抜をするので、落ちることがあります。

面接、小論文、学科試験などを課していて、

学力検査自体は、一般の入試より簡単であることがふつうです。

競争率にもよりますが、

やりようによっては、ふつうに入試を受けたのでは入れない大学に入ることもできるわけで、

なかなか お買い得な制度と言えます。

 

④ 総合型(旧AO)入試

公募制推薦と制度上区別されますが、

まずは、公募推薦と同じと思っていいと思います。

 

一般入試の仕組み

ふつう、入試と言っているのがこれです。

国公立大学私立大学で違いがあるので、

主な違いをまとめると、下の表のようになります。

共通テストは、昨年までのセンター試験です。

  国立大学 私立大学
試験 共通テストと
2次試験(大学別)の合計
共通テスト
または大学ごとの試験
複数校受験 前期と後期の2回 共通テスト:制限なし
個別試験:何回でも可
入試時期 2月25日と3月12日 2月1~3週目が中心
試験科目 文系:英 数 国 社2 理1
理系:英 数 国 社1 理2
文系:英 国 社1
理系:英 数 理1
試験方式 記述・論述 マーク式
難易度 ふつう ~ 難しい やさしい ~ 難しい

 

国公立大学の一般入試

大学入試共通テスト

大学ごとに実施する2次試験の合計点で判定します。

100点のテスト

大学入試共通テスト

1月の中旬の土日にあり、全員受験が必要です。

全問題マーク式で、特別に難問はありませんが、

問題量が多いので、高得点と取るのはたいへんです。

文系は、英、数、国、社2、理1、

理系は、英、数、国、社1、理2

が標準ですが、

これより少なくて済む場合もあります。

 

2次試験

大学ごとの試験で、全国公立大学が一斉に実施するため、

その日 1大学しか受けられません。

この一斉実施日が2回あり、

1回目が2月25日で、前期入試と呼ばれています。

2回目は3月12日の後期入試です。

 

科目は大学ごとに異なり、

難しい大学ほど科目が多く、問題も難しい傾向にあります。

  文系 理系 2次試験配点
最難関 英 数 国 社2 英 数 国 理2 かなり高い
難関 英 数 国 英 数 理2 高い
地方 英 国 or英 数 理1 低い

記述論述問題なので、何となくわかるレベルでは、

解ける問題がほぼなく、

しっかりとした受験勉強と対策が必要です。

大学1

試験は前期と後期の2回がありますが、

元もと定員の多くが前期に振り分けられていて、

且つ現在は後期入試なしという大学もあります。

難易度も、後期の方が高い傾向にあるので、

実質的に受験機会は1回ということもよくあります。

 

私立大学の一般入試

大学入試共通テスト

「共通テスト利用」と言われるものがあります。

共通テストの点だけで合否判定がされるので、あらためて試験を受ける必要がなく、

複数の大学に出願できる仕組みです。

 

私立大学の場合、共通テストを受けなくてもいいのですが、

ほとんどの大学で、定員の一部を共通テスト枠に振り分けているので、

受験機会を確保するため、大半の人が受けます。

科目は、いわゆる私立大学の受験科目と同じで、

文系:英 国 社1、理系:英 数 理1

です。

 

大学ごとの入試

早いところは、1月の末から始まり、

2次募集、3次募集まで含めると3月の けっこう遅くまであります。

が、主な日程は、2月の1日前後から2月の3週目ぐらいです。

試験日が重ならなければ何度でも受験できます。

科目は、大半が私立型の

文系:英 国 社1、理系:英 数 理1

です。

書類2

難易度は様ざま、難関もあるし、

実質的に名前を書いて来れば合格という大学もあります。

何度も受けられるので競争率は高いです。

 

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