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国立大学の出願、競争率判明、実際のところどうなの? <2>

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こんにちは。武田塾日吉校です。

前回記事の続きで、国立大学の後期入試についてです。

 

後期とは、

国立大学の入試のことで、偏差値や科目などが話題になる場合、

一般的に前期のことを言っていることが多いと思います。

確かに、まずは前期を基準目標に考えればいいのですが、

受験のチャンスでもあるので、後期も受けられる、または可能性があるなら、

受けた方がいいと思います。

 

注目度があまり高くないので、あらためてですが、制度を整理すると、

① 国立大学は、前期と後期の2回受験が可能

② ふつうは前期が主で、後期は定員が少なく難しい

③ 科目配点は様ざまで、小論文などがよく見られる

④ 特に難関大に、もともと後期がない大学もある

⑤ 出願は同時で、センター試験後

⑥ 前期に合格して手続きを取ると、後期は辞退となる

⑦ 一部にある中期は、実質的に前期のうち

となります。

 

どういう人が受ける?

なので、一般的な傾向を挙げると、

後期はランクを下げて受けるのがふつうなので、前期で決めたいと皆が考えます。

と同時に、前期後期とも同じ大学を受けて後期で合格することは少ないので、

地方にいて、地元の国立大学を目指す場合、

後期は大学の所在地の事情も含めて受ける大学がない、となる場合もけっこうあります。

 

一方、難関大学合格が現実的な受験生は、

地元の国立大学を後期で受け、滑り止めとしていることがよくあります。

そして、東京大学や京都大学など最難関を受ける場合、

早慶を併願するとともに、後期で旧帝大レベルの大学を受ける場合が考えられるパターンです。

但し、難関大学では後期試験がない場合も多いです。

 

難関大学のうち、ほとんどの学部で後期試験がある大学は、

北海道、九州、神戸、

一部の学部で後期試験がある大学が、

東北、一橋、東京工業、東京外国語、京都、名古屋

です。

一部というのは、1または2学部なので、ほぼないに近いです。

 

つまり、後期受験の一番多いパターンは、

難易度が高い国立大学を目指す受験生が、後期が滑り止めの場合と考えられます。

 

でも、競争率が!

そうですね。今年の入試は、後期が全体で8.2倍です。

いくら偏差値が少し低いとは言っても、

8倍のところが滑り止めになるの と思うでしょう。

ですが、後期は前期で合格し手続きをすれば辞退になるので、欠席も多く出ます。

 

前期の全体定員が80,045人、後期の全体の志願者数が146,269人ですが、

おそらく後期のみに出願している受験生はほぼいないと思われ、

前期で合格した人はほぼ全員入学しているとすれば、

後期志願者の半分以上が辞退する見込みと言えます。

実際には、前期のみ出願の人もけっこういるので、

辞退者の実数は半分以下だろうと思いますが、

それでも半分だとして4.1倍ですから、実質競争率が平均して5倍以内と言えると思います。

 

競争率はあまり気にせず、

前回の記事で書いたように、競争率が少々上がっても下がっても、

難易度自体に対して倍率ほど大きく影響しないのが入試です。

あと少し、全力でがんばって下さい。

 

 

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