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まさか! やっぱり! 大学入試改革中断、第2弾!<1>

こんにちは。武田塾日吉校です。

先週、来年から始める共通テスト

「国語と数学の記述問題延期?」というニュースがありました。

アンテナを張っている人は知っていると思います。

 

大学入試改革で、英語の外部試験導入が見送られたのは、

受験を目指す高1高2生なら知っていますね。

先月のことでした。

この記事のタイトルを第2弾としたのは、これがあったからです。

「またか!」と思った人も多いでしょう。

 

決定ではないですが、

英語外部試験の一件は、決定事項を政府が発表しましたが、

今回はまだ最終決定ではないので少し注意が要ります。

現在は、政府内部から延期論が出ていて、それを受けて

「再度検討し、今月中に結論を出す」と政府が公にしている段階です。

 

ですから、「予定通り実施」という結論になる可能性もあるわけで、

現時点ではわかりません。

但し、もともと改革を推進してきた政府内部から延期であること、

いくつか指摘されている懸念が解決されていないことを考えると、

延期決定の可能性が高いと考えていいのではないでしょうか。

 

決定ではないですが、

受験する当事者の皆さんがまず思うのは、採点の公平性ですね。

記述式なら完全正解じゃなくても部分点が付く場合が多いわけですが、

50万人も受ける試験で、

どうやって一律の基準で部分評価をするのかですね。

この点は、精度が高いAIの登場を待つ他ないように思えます。

 

現状では人の手による他ないのですが、

それが大学生のアルバイトが多く含まれるという点も、懸念されています。

偏差値の高い学生のアルバイトなのでしょうが、

専業の人でさえ難しいことを、

やはり学生のアルバイトでできるのかと不安があるのはわかりますね。

 

私自身が心配しているのは、

採点時期は大学生の方も自分の試験期間が近くなるので、

アルバイトが本当に集まるのかです。

日給を上げ基準を下げれば集まるでしょうが、それがまた心配です。

 

漏洩の不安

先日、国会の答弁で気になる質疑がありました。

短期間で公正な採点が可能かという点で、

採点の実施仕様書では事前に研修を終えるとされているそうですが、

これが問題の漏洩に繋がるという指摘です。

いや、そうですよね。

 

しっかりした採点には、しっかりした研修が必要でしょう。

しかし、採点に関してしっかり研修をしようとすればするほど、

おそらく採点の具体的な内容に接近することになるので、

本来なら作成者と一部の実施関係者以外に見ることのない試験問題を、

他の多くの人たちが知ることになります。

漏洩不安があるのは当然ですね。

 

記述の意味?

もともと、解答を記述することの意味は、

自分で解法を組み立てること、

他に人にもわかるように説明を組み立てることだろうと思います。

本来の学力はこれですね。

選択肢を選ぶだけでは、この力は確かに計れないと言えます。

 

この点で、新テストに反対する高校生が

大変興味深いことを言っていました。

試行テストの記述問題を見ると、

いくつもの条件が付いていて自分で考える部分が少なく、

そもそも記述問題の意味がないというものでした。

これも納得です。

 

予定では、今月中に決定されるそうですから、まずは待ちましょう。

 

もっと知りたいことがあったら、武田塾に相談に来てみて下さい。

お持ちしています。

 

 

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