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まさか! やっぱり! 大学入試改革、英語外部試験を見送り!

英語2

こんにちは。武田塾日吉校です。

今日 公表されたことですが、

大学受験を目指す皆さんはもう知ってますね。

よかったと思った人、ショックの人、別に、の人、いろいろだと思いますが、

概して よかったと言えるのではないでしょうか。

 

いくつか理由があって、

以前、まったく半信半疑でブログ記事に書いたことが、

どういう訳か その通りになりました。

報道では、都市部に比べ地方の高校生に受験機会が少ないことや、

試験が様ざまあり回数も多いため、家庭の経済力が受験機会の格差になる

等が理由と言われていますね。

その事務作業に入る日に「やっぱり、無理!」となったわけです。

 

ということは、この問題が解決すればできるということにもなりますが、

それにはちょっと疑問があります。

費用問題は政府の補助などで解決可能だし、

会場も同じく経費補助で増やせると思いますが、

会場は数を増やせば別の問題が発生するように思うのです。

その1つは、会場運営の問題です。

 

大規模試験の実施は、

大学入試センター試験は、主に全国の大学と高校を会場にして、

大学の教職員が当日の運営に当たっています。

全会場で公正且つ滞りない運営ができているはずですが、

それでもリスニング機材の不備など、毎年どこかでトラブルがあり、

ニュースにもなってますね。

 

これ、民間の試験ならどうでしょうか。

各地で一斉に実施となれば、それだけ多くのスタッフが必要になります。

一方、大学入試である以上、大学入試並みの公正さ厳正さが求められます。

特に、最初は会場運営に不慣れな人もいるでしょうし、

現在のセンター試験と同じレベルの公正さで試験ができるとは思えないのです。

何かあった時の対処、扱いが難しいでしょう。

 

で、どうなる?

今日の報道では、予定を延期して2024年の導入を目指すそうです。

その通りなら、今の高校生には関係ないということですね。

今日の発表で4年延期なので、

おそらく実施までには解決するべき障害が相当あるという意味でもあり、

上記の問題以外にもいろいろあるのでしょう。

 

今回中止になったのは、

見送りとなったのは、受験学年の間に受験した外部試験を出願資格とする、

個別試験またはセンター試験の英語の点に加点する、

英語の受験を免除する、

といったかたちで入試の一部に組み込むものでした。

 

なので、来年3年生になる皆さん、1年生の皆さんは、

予定されていた外部試験をまったく受けなくても、大学受験はできます。

要するに、現在と同様に願書を出して受験して点がよければ合格です。

 

ですが、これら外部試験が入試に無関係かというと、そうではありません。

既に推薦入学私立大学の一般入試の出願条件や、

入試の英語試験の代替等に指定されている民間の試験がいくつもあり、

そういった仕組みを取り入れている大学が少なからずありますので、

それらの英語資格を持っていると、有利になります。

 

英語の学習は、

もともと外部試験の導入は、聞いて話して、読んで書く、

という4技能の能力を合わせて英語力の判定をするためのものでした。

新テストは読解と聴解から問題が構成されているので、

会話は必要なくなり、書くことも一部の私立大学と

2次試験に英語がある国公立大学以外は必要なくなります。

 

しかし、だから英語が読解中心の今までの入試に戻った、と思わないで下さい。

まず、共通テストでは読解と聴解の配点が大きく変わっています。

センター試験の聴解は50/250点ですから、

合計の得点にはすごく大きな影響はありません。

 

且つ、聴解で45点以上取れる人は例外的で、

一方十分な準備をしてなくても30点ぐらいは取れていることが多いです。

つまり、聴解が悪くても筆記のがんばりをぶち壊すようなことはないし、

聴解で筆記のマイナスを取り戻すこともほぼできないわけです。

 

半分は、

ところが、新テストの英語は、

標準的な配点が筆記100点、聴解100点ですから、

聴解がダメだと、それがそのまま英語はダメに繋がります。

今年までは、とにかく筆記をしっかり勉強し、

聴解は通り一遍の勉強をして何とかなったのが、

来年からはそうはいかなくなったわけです。

 

作文が、

これは、まったくの想像ですが、

4技能の各技能を試験し評価しようとしていた大学は、

これができないわけですから、別の形で導入することはあるかもしれません。

もちろん、会話試験が突然登場することはないと思いますが、

作文の問題や配点に変化があることの想定が必要かもしれませんね。

 

再延期も予想したくなりますが、まだ新制度になることは決まっていても、

詳細がまだまだ未定ということが見えた気がします。

 

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