こんにちは、武田塾日立校 校舎長の西野です。
秋も深まり少しずつ実戦演習に入る科目も増えてきたかと思います。
演習はただこなすだけよりも、きちんと目的をもって正しいやり方で取り組むほうがより効果的に実力をつけることができます。
こちらの記事では共通試験の数学の解き方・考え方、またその練習方法について説明していきたいと思います。
数共通試験の数学の特徴
まず共通試験の数学について整理しましょう。
基本情報
数学ⅠA
・70分、大問 5題構成(後半3題は2題選択)
・大問1・2は数と式や二次関数、データの分析などから出題されました。
・後半の大問は3が場合の数と確率、4が整数の性質、5が図形の性質から出題されました。
数学ⅡB
・60分、大問 5題構成(後半3題は2題選択)
・大問1・2は三角関数、指数関数・対数関数などから出題されました。
・後半の大問は3が確率分布と統計的な推測、4が数列、5がベクトルから出題されました。
共通試験の数学の特徴
必要な知識は基礎レベルでOK
まず共通試験を解くために必要な知識のレベルですが、こちらは基礎レベル(日東駒専レベルの受験で必要とされるレベル)で十分です。
武田塾のルートに載っている参考書で言えば、「基礎問題精講」の内容を理解して覚えることができていれば大丈夫です。
読解力や情報を整理する力が必要
知識レベルは標準的なもので十分ですが、共通試験の問題を解けるようにするためには問題で何を問われているかを整理する力が必要です。
例えば問題文中で次のような「言い換え」が出てくることがあります。
AとBを足したものをX、CとDを足したものをYとする。このXとYの平均をαとすると…
言ってること自体は全く難しくありませんが、言い換えが入ると情報が複雑になりややこしくなります。
これに惑わされず正確に内容を把握できるかどうかが制限時間内で解けるかどうかにつながってきます。
演習に入る前の注意
必要な知識がそろっているか確認をしよう
演習に入るためにはそもそも基礎知識がそろっていることが必要です。
それがない状態であれば優先すべきは基礎知識の習得です。
まずはそもそもの知識がそろっているかどうか、次の二つを確認してみましょう。
参考書の公式レベルの問題は詰まることなく解けるか
こちらただ解けるだけでなく、素早くできるかどうかまでチェックしましょう。
例えば次にあげる公式を、それぞれすぐ思い出すことができるでしょうか?
・余弦定理の公式
・二倍角の公式
・分散の出し方
もし公式を思い出すのに時間がかかっているようであれば、それは実戦で使える状態ではありません。即答できるレベルまで仕上げていきましょう。
問題の解説を見て、内容が理解できるかどうか
演習問題の解説を見たときに、その内容が理解できるかどうかを確認しましょう。
基本的には演習とはいえ、やっていることは基礎的な知識・解法の組み合わせとなっています。そこに出てくる解法などが理解できないとすると、そもそもの基礎レベルの参考書ができているつもりになっている可能性があります。
もし内容理解で詰まるところがあるのならば、一度終えた参考書を見直してみましょう。
演習のやり方
基礎知識がそろっていたなら実際に演習問題を解いてみましょう!
ただこのときに次の点に注意しましょう。
時間を計る
全体の時間だけでなく、各設問ごとにどれくらい時間がかかるのかをきちんと計りましょう。
解くためにかけられる時間の目安を例として書くと、次のようになります。
■ⅠA 合計70分
大問1(30点) 20分
大問2(30点) 20分
大問3~5(20点) 15分ずつ
■ⅡB 合計60分
大問1(30点) 18分
大問2(30点) 18分
大問3~5(20点) 12分ずつ
※シンプルに全体の時間を、点数の配分で割ることで目安の時間を出しています。
人ごとに分野で得意不得意があると思うので、最終的には演習をしながら時間の配分を調整していきましょう。
復習をする
解いた後は問題の復習をしましょう。
こちらはそれぞれの段階ごとに確認をしましょう。
① 自信をもって正解できていたもの
こちらは特に問題ありません。確実に得点しましょう。
② 答えはあっていたが、解答根拠に自信のないもの
なんとなく数字だけ当たった!というものは実力で解けたとは思わないでください。
あくまで練習段階では、本番で得点できる実力をどうすれば身に着けられるか、ということを確認しましょう。
きちんと解説を確認して、公式や解法などをきちんと覚えなおし、解きなおしてできるようにするところまでやりましょう。
③ 間違えたが、気づけば解けたもの
使う公式や解法など、解説を見れば「出来たはずなのに!」と思うことがあるかと思います。
こちらもシンプルに実力不足なので、その原因をしっかり確認しましょう。
例えば使うべき解法に気づけていないとしたら、どういう条件のときにその解法を使うのかがわかっていない・整理できていない場合があります。
こちらは解説や今までの参考書を見直して、条件のまとめ直しをしましょう。
④ 間違えたが、実力的に今は解けないもの
問題によっては応用のものが解説を見てもよくわからない・理解できないというものがあるかと思います。
こういった場合は、その問題が本当に解く必要があるのかどうかを確認しましょう。
例えば目標点が70点ので人であれば30点分は解かなくてもよい問題があることになります。
上記の①~③の問題で合格必要点に達するのであれば、そちらに時間を割いて正答率を上げるほうが結果は出やすくなります。
※もちろん満点を狙うなどであれば、この応用問題も理解してできるようにしましょう。
迷った人は受験相談へ!!
一例として具体的に問題を解くときや復習をするときに重要なことを書いてみましたが、
人によって必要な課題や方法は異なってきます。
もし自分一人ではどうしていいかわからない、点数が伸び悩んでいるなど困っていることがあれば、武田塾ではいつでも無料受験相談を行っています。
模試結果や使っている参考書などを持ってきてくれればその場で何をすべきが具体的に伝えるので、気になったらまずは相談してみてくださいね。
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