こんにちは、武田塾日立校、校舎長の西野です。
コロナ休みが明けて徐々に日常生活が戻ってきている高校も増えてきました。
そろそろ模試を受ける機会も増える頃かと思うので、今の時期の模試で特に注意したいポイントを確認していきましょう!
1、今の時期の模試の使い方
2、今年度の模試の特徴
1、今の時期の模試の使い方
さて模試というと「しっかり合格できるかどうか、偏差値と判定が大事!」と思ってそこを重視してみる人が多いのではないでしょうか?
…ぶっちゃけて言ってしまうと今の時期の模試の判定や偏差値はそんなに意味がないです!
そもそも一年の勉強ペースを考えよう
そもそもの話になりますが、一年を通しての勉強のペースを考えてみましょう。
まずどんな科目でも基礎知識を身に着けて、それが出来てから演習を行い、大学の過去問を解いてさらに復習をして…というのが一般的な勉強の流れかと思います。
もちろん人によってペースは異なりますが、多くの高3受験生は夏ごろまでに基礎を仕上げ、秋ごろから演習に入るようになるかと思います。
…そうすると今はまだ勉強で言えば基礎を身に着けるべき時期であって、模試などの演習には早い時期ですよね?
なのでぶっちゃけ現役生は「解けない・できない」があって当たり前かと思います。
模試の結果で見るべきポイント
では模試の結果なんて見ても仕方がないの?と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはもちろんありません!
模試は「今まで自分が勉強したことが身についているかどうかを確認するもの」だと思ってください!
例えば…
・数学でⅠAは一通り基礎の復習は終えたけど、ⅡBは全然手を付けられてない!
→ⅠAの範囲が出来ていれば大丈夫!
・日本史はまだ平安時代までしか勉強が進んでいない!
→その時代までをきちんと答えられていればOK!
このように正しく学べてるかどうかを見るために活用するのが模試の正しい使い方です。
やった範囲が出来ていないなら…
もし「自分でしっかり勉強したぞ!」という範囲の問題を解けていないとしたら、
そもそもの勉強法が正しく出来ているかを見直してみましょう。
・きちんと一つ一つの範囲を仕上げ切ってから次に進められているか
・答えの丸暗記になっていないか。正解の根拠を説明できるか
・難しすぎる問題など、レベルがあったいない参考書を使っていないか
気になることがあれば、改善して効率のいい勉強法に切り替える。
模試はそのためのきっかけとして使っていきましょう。
2、今年度の模試の特徴
さて今年度の模試を受ける上でもう一つ意識しておいて欲しいことがあります。
それは共通試験への変更に伴う模試の内容の変化です!
模試の問題も共通試験タイプに!
来年から導入される共通試験に合わせて、模試の出題形式も変わってきます。
慣れていない人はかなり解きにくく感じるので、結果を見るときにはそこも考慮する必要があります。
センター試験から共通試験への変更点としては、次のような点があります。
・英語は筆記100点 / リスニング100点の配分に。
・英語の発音・アクセントの出題が無くなり、すべて長文問題に変更。
・数学ⅠAは試験時間が70分に延長。
・全体的に思考力を問うため、問題文の意味を正しく理解する力が問われる。
※もしどんな問題かを見てみたい人は、大学入試センターのホームページから試行問題(お試し版のようなものです)の問題・解答をダウンロードすることが可能です。
基礎の勉強は今まで通りでOK!
「試験問題が変わるってことは、何か勉強の仕方も変えないといけないの?」と思うかもしれませんが、
問題を解くうえで必要な基礎知識については何も変わらないため、基礎の勉強は今までの受験と特に変えずともOKです。
※武田塾的には日大レベルまでの勉強が当てはまります。
あくまでその身に着けた知識をどう使うかという「解き方」の部分が変わっているので、そこは共通試験の対策問題などを秋ごろに使って対策していけば大丈夫です。
目先の模試に惑わされて、基礎知識がおろそかになるようなことだけは避けるようにしましょう。
最後に
コロナの影響で休みの期間が多かったり、学校の授業のペースが乱れたりと不安に感じることが多くあるかもしれませんが、いつでも「自分が今すぐ出来ること」は誰にでもあるかと思います。
ただ不安に感じるだけでなく、それを解消するために今何が出来るかを考えて、まずは行動してみましょう!
もし勉強面で気になることがあれば、いつでも武田塾日立校にご相談ください!
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