「浪人してしまった・・・」
というあなた。浪人と聞くと、良いイメージを持たない人も多そうですが、
目標高く、自分にさらなる磨きをかける大事な一年になることでしょう。
しかし、「浪人生にはアドバンテージがある」と考えてしまい、ついつい油断しがちなこの時期、勉強量、質ともに落ちてしまっていませんか?
今回は、浪人生向けに、この時期やっておくべきことをいくつか紹介していきます。
基礎事項の徹底復習
まず一度基礎に立ち返ってください。
「え。ほんの一カ月前までは難関大の過去問ばっかりやっていたのに、今基礎に戻るの??」
と思う方、たくさんいるでしょう。
では、これが夏や秋になったら、皆さん基礎系参考書に時間をかけている時間はありますか??
おそらくないでしょう。この時期、浪人生は難しい応用問題や過去問にバリバリ取り組んでいく時期だからです。
となると、この春、「基礎的内容を、まとまった時間を取ってしっかりとできる」最後の機会といっても過言ではありません。
一度初心に帰って、文法事項や公式などを見返していきましょう。99%ではだめですよ。どんな内容が問われても、解説込みで100%、しっかり答えられるようにしておきましょう。
春のうちに今一度、基礎系参考書に時間をかけ、土台の穴抜けを埋めていきましょう!!
基礎をここで固めておくと、ほかの浪人生に思わぬところでアドバンテージが取れる
「基礎か・・・これやっても差つかなさそうだな・・・」
逆です。まず現役生に対しては、この時点ではある程度アドバンテージが取れているのでいいですが、強敵は同じ浪人生。彼らも一度受験勉強をやり切っているわけですから。
しかし、基礎が80%しか固まっていない浪人生と、100%しっかり固めた浪人生では、明らかに差が開いています。
それは、試験本番、基礎的な問題で落としてしまう可能性があることが、とてもリスクになるからです。
基礎レベルの問題では基礎を固めた現役生な楽々正解してきますから、むしろ同じ浪人生どころか現役生にもディスアドバンテージを取ってしまう可能性があります。
演習もある程度はこなしておく
ここが現役生に対して浪人生が取れる大きなアドバンテージポイントではないでしょうか。
基礎はある程度は入っているはずなので、春の時点で、基礎力の補完と同時に「問題演習」も適宜学習計画に盛り込んでいきましょう。
おそらく足りていないのは基礎力とアウトプット力。問題演習にいつまでも躊躇していては、試験本番自分の力を最大限発揮するのが難しくなってしまいがちです。
「実際の問題で自分の培った基礎力が使えるか」をコンスタントに確認、勉強法の修正、試行。この繰り返しで、より良い浪人生活を送れそうですね。
武田塾塾長・林さんの浪人体験記も、参考までにどうぞ!!
https://www.youtube.com/watch?v=jsFUBiE5Se0