私、枚方校の校舎責任者のトミナガが、
・今「読んでいる本」
・読み終わった本をもう一度「読み直している本」
をネタにして、私自身が、
・刺激をうけたこと
・感激したこと
・伝えたくなったこと
を徒然なるままに書き記していきたいと思います♪
「あなた(子供)は○○だから、やっぱりこうね!(怒)」って言いきれる?
今回、お話のネタにさせていただくのが、
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「心」にまつわる、55個のテーマ別の短いお話がのっています。
今回取り上げたいのは、しょっぱなの1つ目のテーマで、タイトルは、
「人の心などわかるはずない」
です。
他人の心はわかるのか
むーん。深い。。。
これって、教育の世界、いや、コミュニケーションが関わる全ての世界における永遠のテーマなんですよね。
指導において一番重要なのが
ヒアリングです。
相手の問題解決のために何をしてあげられるのか。
それは…、
相手の話をしっかり聞いて聞いて聞いて、、、
相手の心情に仮説を立てて、解決案を提示して、それが上手くいくかどうかを確かめるために伴走してあげる必要があります。
(最後は生徒自身で決められるように♪)
ここで大事なのは、
『決めつけない』ことです。
たとえば、
「あの子のときは、これで上手くいったからこの子もそうなはずだ」
「こういうケースは、こうしておけば問題ない」
「○○が原因なんだからもうこれ以上やれることはないな。」
のようにです。
人間は数多くの物事に対処するうちに、
パターンというものを認識します。
もちろん、これは物事を効率的に行う上で非常に大事な「生き物としての習性」です。
しかし、目の前の人間は唯一無二の存在であって、必ずしもそのパターンが当てはまるとは限らないのです。
臨床心理学を専攻された河合隼雄さんは、上の本の中でこう述べられています。
…(略)…一般の人は(臨床心理学の専門家が)人の心がすぐわかると思っておられるが、人の心がいかにわからないかということを、確信をもって知っているところが、専門家の特徴である…(略)…
(『こころの処方箋』河合隼雄、新潮文庫、1998年、P10)
まさに河合隼雄さんのおっしゃる通りなのですが、
相手をいきなりパターンに当てはめずに、我慢強く検証を続ける
って、本当に難しいのです…!
もうひとつ引用させていただきましょう。
…(略)…ここで一番大切なことは、われわれがこの少年(この本の文章においては非行少年)の心をすぐに判断したり、分析したりするのではなく、それがこれからどうなるだろう、と未来の可能性の方に注目して会い続けること…(略)…
(『こころの処方箋』河合隼雄、新潮文庫、1998年、P12)
うむ、、、深い。。。そして、難しい!!!
じっくり目の前の受験生と向きあい、
十分なヒアリングを継続することは
大変なタスクです。
「あなたは○○だから、うまくいかないんだよ!」
と言い切ってしまった方が、目の前の相手に責任を投げることができるので、指導する側からすると楽なのです。。。
(私は、それは指導ではない、と思います。いやはや自分自身も気つけねば!)
これが受験期の親子間であれば、もっと難しいタスクでしょう!!
なぜならば、親しい仲だからこそ、
「まぁ、わかってくれるだろう」と相手に安易に期待したくなるし、
(しかし裏切られる。そして腹を立てる…)
気長に考えたくとも、受験の期間は有限ですから、
どうしても見てる親の側は気が急いで、子供の行動を急かしたがります。
急かす、すなわち、今までのパターンに当てはめて、
「あなたはどうせ○○なんだから…!」
と、子供のことを全部わかっている前提の発言が親から出てしまいます。
すると、子供も、
「なんだよ、、、わかった気になっちゃって(怒)」
と、顔を背けてしまうのです…。
(特に、親から言われたことが図星のときは尚更ですね…)
断っておきますね!
親御さんは全く悪くないのですよ♪
だって、もし、
「…よし!今日は、子供もことを『決めつけずに』コミュニケーションが取れたぞ…」
というような、
忍耐強い行動を保護者の方がとられたとしても、
・その行動を褒められる機会も少ないし、
・本当にそのコミュニケーションが正しいのか信じることが難しいし、
・ぶっちゃけ受験は勉強した方が合格の確率が上がるがるのだから、勉強しなさい!という主張は間違っていない
わけで、なかなか継続的に忍耐強いコミュニケーションを、受験期の親子間でとることは難しいわけです。
このジレンマを解決するアドバイスを、私からさせていただきます!
・上で紹介したような本を読んで、他者の考え方に触れる
・武田塾の無料受験相談といった機会をもちいて、思いの丈を他者に話す
(しっかり受け止めさせていただきます!)
キーポイントは、他者との関わり、すなわち
メンターを作ることです。
これはなにもプロを名乗る人だけがメンターの候補ではありません。
同じ問題を抱える人やその問題に携わってきた人の中で悩みを共有していくうちに、自分自身がその悩み自体から一歩離れることができます。
「自分だけの悩みではないのだな。」
と、冷静に、客観的に、問題を見つめることで解決への活路が開けます♪
武田の無料受験相談は、保護者の方のみでお越しいただいてもかまいません♫
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