皆さんこんにちは、武田塾枚方校です。
本日はA判定が出ている大学を受験する試験日数についてお話していきたいと思います。
「○○大学△△学部A判定」
受験生並びにその保護者の方々にとってこれほど心休まる言葉は存在しないと言っても過言ではないほど、A判定という言葉は悪魔的な安心感を孕んでいるでしょう。
そしてA判定が出ている大学を何日受験するべきなのか、判断に迷われている方も多いのではないでしょうか。
結論から申し上げます。
A判定こそ二日以上受験すべきです。
模試A判定!だからこそ一日だけの受験が危険である理由【私大受験】
一口にA判定が出たといっても安心はできません。
・模試の種類は?
・本当に実力で取れた点数か?
・本番も同じように実力を発揮できるのか?
・A判定の合格率は?などなど
模試の結果だけですべてを推し量ることはできません。
もし仮に模試が自分の志望大学の形式の模試で、実力通りの点数が取れていて、本番も同じように実力を発揮できたとしても、A判定は合格を保証してくれるものではありません。
模試はあくまでも同じ模試を受験した人たちの中で、現在の自分の立ち位置を確認するためのものでしかないわけです。
そもそも模試の判定ごとの合格率は?
一般的な模試(ここでは河合塾の全統模試を指します)の判定基準は、
A判定:80%
B判定:65%
C判定:50%
D判定:35%
E判定:20%
上記が目安になっています。
模試の種類?
模試にはさまざまな種類があります。
河合塾模試なのか、駿台模試なのか、進研模試なのか。
記述式の模試なのか、マーク式の模試なのか。
共通テスト対策の模試なのか、大学別の模試なのか。
ざっくり見てもこれだけの種類の模試があります。
運営元による難易度の違い
明確に決められているわけではないですが、一般的には駿台模試>河合塾模試>進研模試の順に難しいといわれています。
記述orマーク
例えば産近甲龍では記述形式の問題は出題されません。
記述模試は記述で答えることができる力があるかを求められる模試ですので、記述模試の結果だけを見て完全な実力を測ることは難しいでしょう。
同様に、。国公立大学の二次試験は記述形式の問題が出題されます。
マーク形式のみの問題しか出題されないマーク模試で、記述力が求められる国公立大学に対する実力を計ることは難しいです。
しかし、実力を測る模試であることに変わりません。
現時点で何ができて何ができていないのか、全受験生の中における自分の立ち位置などは確認することはできます。
何を想定した模試なのか
共通テスト用の模試なのか、特定の私立大学用・国公立用の模試なのかなど、何を想定した模試なのかによっても見方が大きく変わります。
他にも関関同立模試や早慶模試などもありますが、一つの模試ですべての大学の性格な判定を出すことはできませんので、結果だけを単純に鵜呑みにすることはできません。
A判定を2日以上受験する必要性を数字で解説
※あくまで表面的な数字でお話ししますので、必ずしもすべての方に今回のお話が当てはまるとは限らないという点は留意ください。
A判定の合格率が80%だった場合、一回受験した場合の合格率は当然80%です。
この80%を高いとみるか低いとみるかですが、高いと見ることができると思います。
では反対に、A判定の合格率が80%だった場合、一回受験した場合の不合格になる確率は20%です。
この20%で不合格になるという数字を高いとみるか低いとみるかが今回の問題の肝です。
すべての教務の先生方がこの数字を高いと捉えるかどうかはわかりませんが、私は高いと判断します。
これまで勉強してきたことに対して、これまでかけてきた時間と費用に対して、20%の確率で報われない可能性が合格率80%には潜んでいると考えます。
だからこそA判定こそ2日以上受験しておくべきだと、僕は面談を通じてお話しするようにしています。
A判定の大学を2日以上受験した場合、合格する確率(不合格になる確率)は?
単純に確率論でお話しすると、A判定が出ている大学を2日受験して合格する確率は96%(不合格率4%)で、3日受験して合格する確率は99.2%(不合格率0.8%)です。
なぜこのような確率になるのか…答えはすごくシンプルで、大学受験では一回でも合格することができれば合格になるからです。
つまり私立大学受験を出願するうえで考えなければいけないことは、何日受験をしてもいいので一回以上合格をすることです。
ここで合格率が80%の大学を2日以上受験した場合の不合格率の計算式をご説明します。
【合格率80%の大学を2日受験した場合】、
20%の不合格を2回続けてしまう確率を求めればいいため、
2/10(20%)×2/10(20%)=4/100=0.04
0.04×100(%=百分率で表すには100をかけてあげればいいため)=4%
続いて【合格率80%の大学を】3日受験した場合】、
上記の2回連続で不合格になる確率に不合格になる確率2/10をかけてあげると、
4/100×2/10=8/1000=0.008
0.008×100=0.8% このような式になります。
これらの確率はあくまで数字の上でのことになりますが、80%の確率で合格するということも数字の上でのことであることを考えれば馬鹿にならない数字だと思います。
合格率90%の場合は?
模試などの合格判定の上限が80%であることがほとんどなので、80%でお話ししましたがさらに合格率が高い90%ならどうですか?という話になるかもしれませんが、90%でも考え方は同じです。
一日だけ受験した場合の合格率は90%・不合格率は10%ですが、2日受験すれば合格率99%・不合格率1%です。
最終的な判断は受験生である皆さんが決めていただければ構いませんが、私は不合格率10%は高いと感じます。
追加で一日受験日を増やすだけで10%で落ちる確率が1%になるのであれば、受験するだけの価値は十分にあるのではないかと思っていますし、実際にそのように指導させていただいています。
以上、模試A判定!だからこそ一日だけの受験が危険である理由【私大受験】についてでした。
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