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【私大英語】解く時間がどうしても足りないあなたへ!

みなさんこんにちは。

武田塾姫路校です。

私大の入試が徐々に始まります。

まだこれから受験だという人も多く居ると思いますが...

モチベーションは高いまま保てていますか?

受験が終盤になるにつれて、エネルギー切れ気味の人も出てきます。あともうひと踏ん張りです。最後まで頑張ってください!

さて、今回は特に私大英語に関して、時間が足りない問題についてお話したいと思います。

時間が足りない理由とその改善方法

基礎が出来ていない

まず第一に、英文法・英単語・英熟語といった基礎がしっかり築けていないと、過去問を解く際や模試、入試で時間が足りなくなってしまいます。考えて悩むことに時間がとられ、どうしても一問一問を解くことに長く時間を使ってしまうからです。文法の4択問題などは即答するのが当たり前です。文法や語彙問題などは、読解力などとは異なり、自分がその知識を持っているか否かが重要です。つまり、知識をしっかり身に着けている人であれば、正しい答え・間違った答えがすぐに見分けられ、即答できるはずなんです。逆に解くのに迷ってしまう問題は自分の知識不足だと気づくことができます。

参考書でもそうですが、4択の問題の正解は大体一つですよね。その正解は唯一無二の正解で、他の選択肢を選んだので惜しかったというものではありません!大体は紛らわしい選択肢を並べられているわけですが、基礎が理解できている人はそんな問題には騙されないはずです。また、勉強においては暗記=理解ではないということにも注意してください。特に、英文法や日本語でも意味が分からない単語については理解できたというところまで勉強しましょう。例えば、「exaggerate」は「誇張する」という意味ですが、誇張するという意味が分かっていないまま英単語を暗記している人はいませんか?中々覚えられない原因になるので、分からない意味はきちんと調べましょう。逆に言えば、手間をかけて覚えたものは記憶として定着しやすいです。

解くことに慣れていない

例え受験英語の基盤が出来ていても、志望校の問題を解くことに慣れていないと、ペースが掴めず解くスピードが落ちることがあります。問題の字の大きさや、選択肢の書き方がアーエなのかA-Dなのかといった些細な違いは、自分で想像しているよりも大きく影響を及ぼしてきます。実際、"ア、イ、ウ、エ"に慣れていた中で、"イ、ロ、ハ、二"スタイルの入試問題を解いた生徒が、「それぞれ選べ」や「二つ選べ」を見逃してしまい、数問を解き忘れるという実例がありました。非常に勿体ないですよね!たとえ滑り止めの大学であったとしても、入試までに一切過去問に目を通していないという状態にはならぬよう気をつけてください。

解き順に問題がある

多くの大学の入試問題で、文法問題・会話問題・長文問題が出題され、問題の序列は大学によってことなります。いきなり長文読解から始まり、最後に文法問題がくるという大学もよくあります。

こういうとき、みなさんはどこから解き始めますか?

順序良く初めから解き進めたい人も居るかとは思いますが、一般的には、文法問題から解いていくのがお勧めです。最後に文法問題が配置されている場合、時間切れによって解けきれないのは非常に勿体ないです。特に文法問題は点数が取りやすく、受験生の中でも得点率が高い箇所なので、絶対に抑えておきましょう。ただし、時間はかけず、出来る限り「即答」レベルを意識し、長文問題を解くための時間へ回してください。次に、会話問題や段落の並べ替え問題などといった、比較的難易度の低く、長文よりも時間がかからなさそうな問題を解きます。ここでも時間を見ながら、ある程度のスピーディーさを意識しましょう。解き順を考えることで、まだ時間が足りないにしても、総合得点は上がる可能性があります。

ただし、配点が高いような長文の内容一致問題は解き終えられるようにしてください。ということは、長文の中に出てくる語彙問題や文法問題にもそこまで時間を費やす余裕はないということです!

自分の力を過小評価している

自分の出来なさを認めなかったり、実力を過大評価してしまうと成績は伸びませんが、逆もまた然りです。この話題に関しては実力や努力うんぬんよりも、心理的な話になってきますが、一人で改善するのが最も難しいものだと思います。英語は出来る方なのに、過去問を解いていて時間が全く足りないという人の中には、自分の力を過小評価している・信用出来ていないことが原因の人も居ます。自分では気が付かないかもしれませんが、問題を解いていて本当に自分の答えが正しいのかどうかを迷って余分に時間を費やしてしまう人がこれに当てはまります。

特訓中に、一人の受験生に過去問の文法問題を解いてもらったところ、四択の問題にも関わらず、一問一問にかなりの時間をかけて解いていました。到底最後の長文まで辿り着けないスピードだったので、一旦「問1の答えは?」というように即答形式で問題を解いてもらいました。基礎はしっかり出来ているようで、結果としてはどちらの解き方でも正答率は変わらずです。つまり、直感で「これだ!」と思ったときと、時間をかけて悩みに悩んで解いたときで、そんなに違いはなかったんです。ここに関して言えば、自分の解答に自信を持つことで、解くスピードが上がるという人も居るかもしれませんね。

最後に

いかがでしたでしょうか?

本番では、最後の問題まで解き終わり、少しでも良いので見直しのための時間を確保できることが理想です。それが叶わずとも、最低限最後の問題までは辿り着けるようにしたいところです。

解いている最中に、自分がどれが正解なのかを迷っている"一問"よりも、長い目で見た「総合得点」を意識してください。自分が辿り着けなかった問題が、もしかしたら得点源になりえた箇所かもしれません。逆に言えば、迷いに迷った挙句、不正解となる問題もあるかもしれません。

過去問を何度解いても時間が足りない人は、何故時間が足りないのかを今一度分析してみてください。みんなが即答できるはずの箇所、苦手なので時間がかかってしまっている箇所など、人それぞれ原因は様々ですが、速く解いても正答率が下がらないようにしなければ意味がありません。

入試本番までの限られた時間でどう修正できるのか、不安があれば遠慮なく講師陣に相談してみてください!

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