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【受験英語】長文読解の参考書はどう勉強すればいい?

みなさんこんにちは。

武田塾姫路校です。

気候も変わりつつあり、夏休みの勉強疲れや新学期のスタートで体調を崩しやすい時期ですね...!

いつも言っていますが、体調管理は自己管理の根幹、つまりは受験勉強の一環です。しっかり休息時間を取るようにしてください。

さて、今回は英語の話題です。特に長文読解の参考書の使い方についてお話したいと思います。

長文読解の参考書

英語の勉強といえば、まずは単語と文法から始めます。これらの勉強法はいたってシンプルです。文法はノートに解き、解説を読み、間違えた問題には印をつけておきます。単語も同様に意味が分からないもの・間違えたものに印をつけていきます。一冊を完璧にするまでひたすらこのプロセスを繰り返していきます。

では長文読解の参考書はどうか。単語や文法と違い、長文読解は同じ問題を何度も繰り返し解くものではありませんよね。ただし、解いたら解きっぱなしという状態では正直中身のある勉強とは言えません。英語の指導をしていると、課題で解いてきたはずの長文なのに中々読めていない・内容が掴めていないという人が見受けられます。入試問題は特訓中の確認テストのように甘いものではありません。解いたことがあるのに出来ていないということは、解説を十分読めていないということです。そもそも、正答率や理解度に関わらず、長文を読んで解くには時間と労力がかかりますよね。せっかく一冊解くのであれば、実力を伸ばせたという一冊にしませんか?

ではどのように勉強すれば良いのか。以下で詳しく解説していきます。

どのように参考書を活かすか

①問題を解く

目安の制限時間が書いてある場合はそれを参考に解きます。初めは難しいかもしれません。時間が足りなかった場合は、時間内にどこまで解けたかだけメモをしておき、そのまま最後まで解いてください。まずは、分からない英単語の意味を調べたりせずに実力で解くことが大事です。現状として、自分の力は如何ほどかということを知るためです。

②答え合わせ

答え合わせは丸付けだけで終わらせないように!確信を持って答えを選べた問題以外は必ず解説を読み、答えの根拠を確認してください。特に、本文の内容を問う○×問題などでは本文中のどこに答えの根拠があるのか、自分で確かめましょう。また、内容一致問題が正解出来ていない場合は本文の内容が理解出来ていないのではと疑ってください。どこが書いてあって、どこが書いていなかったのか、選択肢と本文に線を引くなどして確かめてください。納得できるところまで追求して、やっと答え合わせが終わりとなります。

③日本語訳を読む

過去問などの解答には長文問題の全訳がついていないこともあります。しかし、参考書であれば必ず日本語訳がついているので一読してください。内容をすっかり履き違えていたり、単語一つで大きく読み誤ってしまうこともよくあります。もちろん、全体的に内容がよく分からなかった場合は尚更全訳を読んでください。つい先ほど述べましたが、内容一致問題が正解出来ていない場合も同様です。

⓸単語・文法の見直し

解説を読んで、全訳を読んで、おおむね内容が理解できた状態で分からなかった単語や文法の見直しをします。シス単や速熟で勉強したはずなのに!と自覚のあるものは無論覚え直しです。後回しにせず、忘れないうちに、溜め込んでしまわないうちに、消化しておきます。加えて、初めてみた単語や難易度の高い単語は、全力で暗記までとはいかずとも知識として頭の片隅に置いておくイメージで勉強してください。ここでどんどん語彙力を増やしていきます。文法については、ネクステなどで間違えた問題に関連する単元を復習してください。

⑤もう一度読む

ここまでの工程をこなしたら、全訳を見ずにもう一度長文を読んでみてください。出来れば全訳できるかどうか頭の中で確認しながらお願いします。入試本番では、瞬時に訳が出る人以外は全訳をしながら読み進める時間はありません。だからこそ、こういった課題の段階ではしっかり読み込んでください。場数を踏めば長文読解には慣れてくるというイメージがあるかもしれませんが、それはある程度中身の濃い勉強があってこそです。点数を取るためには内容が理解できていることが必須です。

長文を解きだしたら...

単語や文法といった基礎を固めた後に長文読解をスタートさせたとき、最も重要なことは「出来るだけ毎日長文を読む」ということです。一日一題でも構いません。少しで良いので、毎日継続することが大事なのです。語学学習には慣れと習慣化が深く関係しています。

「他の科目に必死になっていて、久々に英語の長文を読んでみたら全く読めない」

こう言っている受験生に何人も出会ったことがあります。内容が入ってこないというのももちろんですが、おそらく解くスピードも格段に落ちます。長文読解に取り組み始めたのであれば、可能な限り"毎日"一題は解く・読むように努めてください。参考書、過去問、なんでも構いません。

最後に

いかがでしたでしょうか。

単刀直入に、入試で英語が足を引っ張っているという原因のほとんどは、長文読解ができていないところにあります。集中力を持たせるためには繰り返し演習をすることが大切ですが、ひたすら解きっぱなしの状態でで先に進むことがないようにお願いします!長文読解は、「一生同じ問題には出会わない」「一生この問題を解くことはない」と思ってしまう人が多く、参考書のやりこみが足りないことが非常に目立ちます。逆に、一問一問を大切にしている人はここでぐんと伸びます。実際、解くたびに問題を隈なく追及し、疑問に思ったことを質問してくる塾生も居ます。

長文読解の参考書には、単語や熟語といった語彙から、文法、解釈まで有益な情報がたくさん載っていると思います。長文読解は英語学習の集大成だからです。なので、皆さんが日々取り組んでいる長文読解は、応用・演習に慣れることと同時に、今まで勉強してきた知識を復習する良い機会と言えます。

苦手なものは放っておいても苦手なまま。今克服してください!参考書をフルに活用し、実りのある学習にしましょう!

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