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【英文法】今更聞けない?!自動詞と他動詞って何?

みなさんこんにちは。

武田塾姫路校です。

勢いよく駆け抜けた夏休みもついに終わりを迎えようとしています。夏休み前に立てた目標・計画はしっかりと遂行できたでしょうか。

夏休み期間は自習室を10時から解放していたので、朝から夜まで頑張っている塾生が多く居ました。お盆休み期間は指導が無かったため、多めの課題を課されていたと思いますが...休み明けに指導をしていると、自習室が閉まっていたので普段よりも勉強量が落ちてしまったと反省している人が多かったです。その結果は確認テストの結果を見れば大体講師にはお見通しなのですが、勉強不足を自分で自覚し、反省できているのは良いことです!

夏休み期間に新しい参考書を始めた人、普段よりハイペースで参考書を進めた人、段階突破テストを受けた人など。みんなそれぞれよく頑張っていました。まだまだ努力の日々は続きますが、ひとまずお疲れ様です!

さて、ここでは定期的に英文法の話題を取り上げていますが、今回は少し踏み込んだお話をしようと思います!

それは、自動詞と他動詞についてです。

自動詞と他動詞って?

この二つの用語、よく目にしませんか?

ただ、その意味がしっかり分かっているのか??ということです!

恐らくこれらによく出くわすのは関係詞の問題を解いているときです。関係代名詞と関係副詞を見分けるときに、後ろが完全文か不完全文かを見極めると思いますが、その際に必要なのがこの自動詞か他動詞という話題です。主語や所有格が欠落している場合、不完全文だとすぐに気が付けるのですが、欠落しているのが目的語だと見落としてしまう人も居るのではないですか?

先行詞が場所を表す単語で、尚且つ目的語の欠落に気がつけないと、後ろが完全文であると判断し、whichを選ぶべき問題でwhereを選んでしまいます。これがまさに、自動詞と他動詞が分かっていないことが原因で起こるミスです。目的語が欠落している例としてよく登場するvisitやbuyなどは、おそらく根拠は定かではないが、感覚的に見分けて解いているのではないでしょうか。

では、自動詞と他動詞とは一体何か。

一番の違いは目的語を取るか取らないか」です。

自動詞 目的語がなくても意味が通じる動詞。立している動詞だと思ってください。

他動詞 目的語を取って初めて意味をなす動詞。の力(目的語)が必要な動詞だと思ってください。

見分け方は?

目的語が不要、必須とは具体的にどういうことか?

実際の例文を見てみましょう。

自動詞:

 I stand. → I stand on the platform.

 I run. → I run to the station.

 I go. → I go to Osaka.

ここでの、stand,run,goは全て自動詞です。目的語は不要です。目的語がなくても不自然な意味にはなりません。ちなみに「~に、~を」といった表現にしたい場合は「前置詞と名詞」を付け加えます。逆に、動詞のあとにわざわざ前置詞がついている場合は、自動詞なのではないかと疑ってください。例えば、「I don't know where she came from. という一文を見てみましょう。comeのあとにfromが来ていますよね。fromで文が終わっているので目的語がない不完全文だと思ってしまいがちですが、このcomeはそもそも自動詞なので目的語がなくても全く問題がないのです!また、不自然に思うかもしれませんが、前置詞で文が終わる表現は意外と多いですよ!いくつか例を示すと、「Where are you from?」 「I need something to write with. 」「There's no pockets to put things in. 」など。

他動詞:

 I visit the museum.

 I give it to the man.

 I bought a book.

ここでの、visit,give,bought(buy)は全て他動詞です。よって、動詞の直後を見てもらえれば分かるのですが、目的語が必ず必要です。他動詞は元々、前置詞なしで「~に、~を」といった意味を含んでいます。なので、visitは「訪れる」ではなく「訪れる」だということになります。この違い分かりますか?

自動詞runの「私は走る」は問題ないですが、他動詞visit私はの「私は を訪れる」だと目的語を入れないと「を」が迷子状態になってしまっていますよね!つまり、目的語がないと「何を?どこを?」といった話が不明瞭な状態になってしまうのです。

シス単やターゲットを見てみましょう。動詞の日本語部分を見てください。「~に、~を、~と、~へ、~について」などがついている場合は他動詞です。英文法の参考書を解いていて、discussにはaboutが不要、 resembleにはtoが不要, marryにはwithやtoが不要、といった問題に出くわしたことがあるでしょう。それらと同様です。元々からそこの意味合いまで含まれているのに、前置詞をつけてしまうと内容が重複してしまうのです。discussはそれだけで「~について議論する」という意味を持ちます。aboutを入れてしまうと、単純に「~について~について議論する」となってしまう訳です。明らかに不自然ですよね?!

注意するポイント

よし!これで自動詞と他動詞の識別は大丈夫!とスムーズにいきたいところなのですが、2点注意すべきポイントがあります。

自動詞・他動詞どちらでも使われるものがある

自動詞・他動詞で意味が変わるものがある

例えば、freezeです。freezeは自動詞・他動詞のどちらでも登場しますし、それによって意味が少し変わります。具体的に説明すると...「凍る」という意味を使うときは自動詞ですが、「凍らせる」という意味を使うときは目的語を取る他動詞となります。

gatherも「集まる」と「集める」の2パターンがあります。そろそろ使い分け・識別が分かってきましたか?

文脈に沿って今はどちらで使われているかを見極めてください。

最後に

いかがでしたでしょうか。

武田塾は、参考書を使った自学自習が基本のスタイルです。なので、解説は理解できるまで読み込むよう伝えています。

もちろん、その過程で分からないことがあれば、どんな些細なことでも必ず講師に質問しましょう。英文法について言えば、今回の自動詞・他動詞のようなもの、付帯状況ってなに?など今まで聞いていなかったけど実は曖昧なことってあると思うんです。

勉強の障壁はどんなに小さなものでも、出会う度に取り除いておくべきなのです!

現役生はまた学校との両立の日々が始まりますね。くれぐれも体調管理には気をつけてください。

休み明けも頑張っていきましょう!

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