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数学の各参考書の特徴と受験生の夏の過ごし方について

こんにちは!
高山駅から徒歩3分武田塾飛騨高山校です。

本日は数学の各参考書の特徴についてご紹介します。
また受験生に向けて夏の過ごし方をお伝えします。

受験生になる前にやっておいた方がいい参考書(数学)

受験生になる前に大切なことは教科書に載っている例題を一通り解けるレベルに持っていくことです。

なので教科書の例題レベルの参考書を終わらせることが大切です。

教科書の例題レベルが勉強できる参考書には

『やさしい高校数学 数I・A』
『数学I・A入門問題精講』
『初めから始める数学I』
『やさしい数学Iノート』   などがあります。

先取りした方がいいですか?という質問をよく受けますが
理系志望の人は参考書で先取りすることが必要です。
学校のペースに合わせていたら数Ⅲが間に合わなくなってしまいます。

教科書の章末問題が一通り解けて入試の基礎が出来る状態に出来るとさらに良いでしょう。

代表的な参考書『基礎問題精講』『チャート』について

『チャート』を使う場合
『チャート式基礎からの数学I+A』を
受験生になる前に終わらせる必要があります。

受験生になってから勉強を始めると『チャート』では間に合いません。

時間がない場合『数学 基礎問題精講』をやっていきましょう。

「チャート式 基礎からの数学」と「数学 基礎問題精講」
の大きな違いは問題の数、難易度です。

「チャート式」(青・黄)
基礎問題から入試レベルの問題で幅の広く問題数が多いです。

「基礎問題精講」
基礎のレベルに絞って問題が厳選されています。
I・A:145問、Ⅱ・B:167問、Ⅲ:125問です。

1年間で理系の国公立を目指す場合は
「チャート式」I・A~Ⅲの3冊を仕上げるのは残り時間を考えたら難しいです。

逆転合格するならば厳選された問題の「基礎問題精講」の方が良いでしょう。

「チャート式」(青・黄)
分厚い網羅度の高い参考書です。終わりさえすれば最良の武器になります。

難関大学の理系数学にも対応するのに身に付けた完成度の幅が広いです。

チャートやるならば終わらせる覚悟で行いましょう。

間に合わないのなら基礎問題精講を使いましょう。

基礎問題精講は最低限、チャート式は武器というイメージです。

正しい問題の解き方

問題集が完璧になったの基準↓
問題文だけを見て自分で式を作って解答まで持っていける状態です。

やったことにならないパターン↓
答えの数式を暗記していたり
記述式において文字を間違ったり行間を抜かすなどして中途半端に解答している状態です。

答案を完全再現出来るようにしましょう。

そうしなければ成績は上がらないです。
数字を暗記せず、解答の指針を暗記するようにします。

問題を見た瞬間にぱっと思いつくまでがレスポンスがどれだけ早いかが勝負です。

中学内容とか小学生内容の算数、数学がおぼつかない場合には
ちゃんと戻ってやり直しましょう。

小学校レベルでもカバーできる参考書
『計算力トレーニング(上・下)』

受験生になる前に数学の概要を理解して終わらせておきましょう。

受験生の夏の過ごし方!

①受験における夏の役割とは?

「受験は夏が大事だ」といわれるけど夏受験があるわけではないですよね。

夏は直前期の大事さとは違った大事さがあります。

直前期に間に合わせるためには夏をどう使えばいいのでしょうか?

夏の時点で志望校より1ランク下の大学に合格できるレベルまでもっていくことが重要です。

時間が無くなる直前期には志望校レベルでの演習が理想です。

その下地が夏の「志望校1ランク下」という事になります。

夏は「このまま行くとどこに受かるか?」把握して
行きたいところに合わせるために全力で動く時期です!

②夏の目標と具体的にやること

「早慶志望ならMARTH」など私立志望なら1ランク下は定めやすいです。

8月末に1ランク下の入試があってもよいように仕上げることが目標です。

センター試験の場合は目標点のマイナス1割が目標です。

3科目全部を1ランク下の届かせるのは難しいなら1つの科目はある程度の完成を目指しましょう。

夏で得意科目を作っておくと後々困らないです。

2次試験などで使う科目の中で自分が武器とする科目を固めましょう。

直前期は志望校のことしか出来なくなります。
なので夏は志望校の1ランク下の過去問や演習に挑んでいきましょう。

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③夏からスタートする人はどうする?

夏からスタートしないといけない人も中にはいると思います。

春から勉強している人とはどうしても差がついてしまいます。

夏から勉強をスタートさせた人の夏の目標は「基礎だけは終わらせる」です。

最低限の下地として基礎だけは終わらせましょう。

秋冬のペースを上げる為には夏で基礎を終わらせる頑張りが必要です。

夏で頑張れない+出遅れ
→来年のことを考え出す秋とならないよう夏の間で全力で動ける受験生になりましょう!

絶対に基礎だけは仕上げる!取りこぼしがない状況を作っていきましょう!

④現役生の夏の勉強

現役生の受験勉強の時間が一番取れる時期でもあります。

今までやってきた科目のペースを上げていきましょう。

今までやっていた科目のほうが優先度が高いはずですが、
増やす場合は1,2科目程度にしましょう。

基本はペースアップです!

下手に増やすと破綻したり優先順位を間違えたりします。

元々やっていた科目を固めるのが最優先になります。
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⑤浪人生の夏の勉強

浪人生には夏じゃなくても時間がいっぱいあります。

現役生との違いはモチベーションが低下する可能性があることです。
実際失速する浪人生がおおいです。

「周りの大学生が遊んでいる」
「春の貯金で受かると油断」

これがモチベーション低下の原因になります。

実力は春→夏で上がっていきますが
やる気は春→夏で失速する傾向があります。

実力とやる気が秋以降一緒に下がるのが一番よくないパターンです。

浪人生にとって夏はそろそろしんどくなる時期です。

モチベーションをたもつには息抜きが大事です。

息抜きする日や時間をちゃんと決めましょう。

ずっと張りつめているのは難しいので
休む時と勉強するときをちゃんと区別しましょう。

浪人生としてのマイペース(自分のペース)を作り
春頑張った人にはある程度の余裕があるはずなのでその余裕を計画的な休みとして夏を過ごしましょう。

夏の過ごし方 総括


夏にやるべきことは直前期にはできません。

後回しにすると秋冬にやることができなくなります。

直前期ではないけれど夏にやるべきことは夏にやりましょう。
目標を決めて動く時期です。

夏にやることが分からない人は受験相談に来てください!

最後の追い上げ時期はみんなやります!
だからこそ夏で差を作っていきましょう。

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