こんにちは!武田塾函館校講師の工藤です。
去年の今頃、私は北欧の国、フィンランドで生活していました。
私は高校3年の夏から1年間、フィンランドのトゥルクという街に留学しており、高校4年の夏に帰国しました。
それから留年し、同級生が卒業したあとの高校に通いながら受験勉強と戦いました。
そこで今回は、
●私が留学先でどんなことを感じてきたか
●帰国後の半年間という短い時間でどのように勉強したのか
を紹介したいと思います。
留学先、フィンランドで感じたこと
学習の時間が日本と比較してかなり短いことです。
高校に通常通っていた頃、私は部活の朝練もあり7:30に登校していました。
下校時間は部活の有無によって異なりますが、だいたい16:00~19:30頃でした。
生徒によってはその後塾に通っている生徒もいました。
しかし、フィンランドではどうでしょうか。
登校時間は8:15と、あまり日本の学校と変わりませんが、下校時間は遅くても14:30頃!
また、フィンランドの高校は日本の大学と似ており、「空きコマ」も存在しました。
空きコマは基本的に自由で、
学校の近くのデパートやカフェに行くことが許されていました。
現地の学生と学校生活についての話をすると、日本の学生の学習時間の多さに驚かれました。
そもそも、彼らは「塾」というものの存在自体知リませんでした。
さすが「教育水準世界一」と呼ばれる国フィンランドでは、学校での教育の質、そして先生方のレベルが高いため、そもそも塾という存在が必要無いそうです。
そんな彼らが大切にしていたことは、「脳を休める時間」でした。
きれいな森とたくさんの湖に恵まれた国フィンランドでは、時間がゆっくりと流れています。
休暇には家族で湖の近くにあるコテージに出かけ、サウナに入ったり、バーベキューをしてのんびりと時間を過ごします。
ホストファミリーに日本とフィンランドの学校の話をすると、脳を休める時間があるから人は勉強できるんだと言っていました。
帰国後の勉強について
帰国した時、私の高校の3年生はちょうど受験モードに入りかけている頃でした。
私は留学の思い出に浸りながらも、
残り半年しか無いセンター試験までの時間にとにかく焦っていました。
フィンランドには数学の参考書以外、勉強道具は何も持っていっていませんでした。
古文も漢文も、社会科目も理科目も、単語一つ覚えていませんでした。
それに加え、日本語もままならないような状態になっていました。
そんな中、私が受験勉強中に実行していたことは、「人に説明すること」と「脳を休める時間をとること」です。
「人に説明すること」
これは言葉の通り、勉強した内容を人に話していました。
主にその対象は家族です。
家事や作業をしている父や母がどこまで聞いてくれていたかはわかりませんが、とにかくぺらぺらと勉強した内容を教えていました。
そうすることで自分がその日学習した内容を整理し、再確認できていたと思います。
自分よりも知識のある大人と話すことで、知識ももっと深まりました。
更に、誰かに話をすることで受験の最大の敵「ストレス」も軽減されていたと思います。
「脳を休める時間」
塾の講師がこんなことを言っていいのかわかりませんが(笑)
私は留学先で学んだことを早速実践しました。
とはいっても、1日約13時間ほどの勉強時間の中で、
・眠くなったら無理をしてやらない
・ぼんやり集中できなくなったら散歩する
・月に一回ドライブに連れて行ってもらう程度の休みをとる
でした。
しかしこれだけでも心や脳がリフレッシュされ、また新鮮な気持ちで机に向かうことができました。
時間を置くことで脳の中も整理されていました。
以上、私の留学と受験勉強について紹介させていただきました!
留学先でのお話はまだまだたくさんあるので、いつかまた紹介できたらと思います!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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