「英検2級は持っておいた方がいい」
「英検受けないと後で大変だよ」
なんて学校の先生や塾の先生によく言われると思います。
学校によっては生徒みんなに受検を強制します。
これはどうしてなんでしょうか。
考えたこと、ありますか?
ということで今回は、
【英検って何なのか】【あなたには英検が必要なのかどうか】をお話ししていきます。
英検ってよくきくけど、結局なんなの?
英検は4技能「読む」「聞く」「話す」「書く」の力を見るテストです。
正式名称は実用英語技能検定(じつよう えいご ぎのう けんてい)。
学校では基本的に「読む」「聞く」「書く」の勉強が主になっています。
一方、英検では「話す」が入っている分、不慣れな試験を受けることになります。
世界的に見ればこれは当たり前の技能であるものの
日本では今まで「話す」力の教育についてさほど注力されていませんでした。
しかし、大学入試改革をきっかけに、多くの大学入試で4技能が重視されることとなりました。
大学独自の筆記試験のみではこの4技能を測ることが難しいためです。
こうして、「4技能試験利用」と呼ばれている形式となりました。
さらに詳しく解説していきます。
種類
実用英語検定
大学受験で一番使われている英検です。
公益財団法人日本英語検定協会が行っているもので、従来型英検、英検S-CBTの2種類に分かれています。
成績は、合格/不合格と、CSEスコアの2種類で示されます。
全国商業高等学校協会英語検定というものもあります。
こちらは経済学部や商学部で受験時の出願条件や評価対象になることもありますが、今回は割愛。
受検形式
受検形式は2つあります。
名前だけではよくわからないと思いますので、丁寧に紹介していきますね。
1.従来方式
学校で受けさせられる形式がこちら。
4,5級に関しては、
リーディング、リスニングを筆記で受けます。
筆記試験で合否が出ますが、合否とは別に録音式のスピーキングテストも受検します。
スピーキングテストは、学校もしくは自宅のパソコンやスマホから受検します。
3級以上は、
・1次試験…筆記
・2次試験…スピーキングの面接
上記の2段階があります。
1次試験で決められた成績を取れないと、2次試験に進むことができません。
成績は絶対評価ではなく「CSEスコア」というもので決まります。
(CSE=Common Scale for Englishの略です)
受検に年齢制限などはなく、希望すれば誰でも受けられます。
受検機会は年3回あります。
2.英検S-CBT
3級~準1級まで受検出来ます。
S-CBTとは「Speaking-Computer Based Testing」を縮めたもので、
従来の英語検定と同じテスト内容を、
「パソコンを使用して受けることが出来る」
そして
「1日で完結できる」テストのことです。
パソコン画面に問題が表示されて、マウスやキーボードを用いて解答するイメージでOK。
※今まで英検CBTというタイプもありましたがこちらは廃止になりました。現在は①会場受験、②英検S-CBTの2パターンあり、どちらかで試験を受けることが出来ます。
英検S-CBTを受けるメリットはこちら。
・1日で「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能をテストできるという1日完結型であること
・「ライティング=書く」について、試験申し込み時に「紙に筆記」か「パソコンにタイピング」を選べる。すなわち自分に合った方法で勝負できる
・試験日程を自分の都合に合わせて選べる
・1つの検定期間内で2回受験ができる
従来型の受験よりも自分に合った試験方法を選べるということで、近年注目されています。
また、従来型との違いは「スピーキング=話す」についてパソコンを用いた吹込み録音になるということ。
年間で2回の受検機会があります。
級位
五級から一級までの7段階となっています。
5級:中学1~2年生程度
4級:中学2~3年生程度
3級:中学卒業程度
準2級:高校1~2年程度
2級:高校卒業程度
準1級:大学中級程度
1級:大学卒業程度
大学受験においては2級から有利である場合が多いです!
合格不合格はわかるけど、CSEスコアって…?
ざっくり言うと、点数=CSEスコアです!
英検はこのCSEスコアで一定値を取ると合格できる仕組みです。
ただし!ここからが重要です。
受験する大学によって
「合格していればいい」パターンと
「合格していて、かつスコアこのくらいないとだめ」というパターンがあります。
後者の場合、
2級に合格していても、CSEスコア不足で利用できない場合があります。
英検スコアを持っているとどんないいことがあるの?
どんな大学が英検スコアを使用しているのか。
こちらで一例を紹介します。
得点のみなし換算がある大学
東海大学
駒沢大学
東洋大学
専修大学
武蔵大学
中央大学
立教大学
明治大学
早稲田大学
など。
みなし換算では、
独自試験を受けていようと受けていまいと、
最低限その得点が保証されます。
例えば2級=80点など。
独自試験で80点より高得点が取れれば、もちろんそのほうが有利です。
受験するための条件として設定している大学
青山学院大学
工学院大学
芝浦工業大学
成蹊大学
中央大学
法政大学
武蔵大学
明治大学
明治学院大学
早稲田大学
など。
この場合は、英検を受け、条件に見合った得点を持っている必要があります。
英検を前提条件に入れる大学は増加傾向にあります。
特に上位大学を目指す場合は、今のうちから必ず調べてください。
理系の人にはすごく利点が!
理系に進んでいる学生の多くは「英語…苦手だ…」と思っているでしょう。
私もそうでした。
そんな人には英検利用が出来るってすごくいいことなんです!
当日に英語の試験を受けなくていい!
受験日まで英語の勉強もしつつ、数学や理科の勉強もしなくちゃいけない。
英語の部分って結構なストレスだと思うんです。
しかし、受験日から2年間までの間に英検のスコアが取れていれば、英語の試験が免除になったり、みなし得点として換算してくれるところがあります。
例:
工学院大学 1750点のスコアで英語試験免除
東 洋 大 学 1980点のスコアで同時試験の得点を80点に換算。上位レベルは段階的に加算
これは楽ですね。数学と理科の勉強に専念できます!
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