青森県南、岩手県北の高校生・受験生の皆さん、こんにちは。
八戸市中心街、VIANOVAビル2Fの武田塾八戸校です。
日本史や世界史を受験で使おうと思っているみなさん、勉強の進み具合はいかがでしょう。
スピードマスターや一問一答などでの知識の習得に勤しんでいるところでしょうか。
今回お送りする内容は、MARCHや早慶といった大学で日本史・世界史を利用する、少し上級者向けの歴史勉強法です。
まだ取り組んでみたことがない人は、一度まとまった時間で挑戦してみるといいかもしれませんね。
オリジナル年表作成勉強法
さっそくですが、取り組み方を見ていきましょう。
オリジナル年表の実例
いきなりですが、実例で紹介します。
武田塾御茶ノ水本校の生徒さんが実際に作った年表です。
時代は鎌倉です。
これがオリジナル年表です。
年表のポイント
特に年号の確認をしているわけではないですね。
左側には為政者の名前が書いてあります。
鎌倉時代なので執権になっていますね。
そして右側にはその執権の時にどんなことが起こったかについて箇条書きでまとめてあります。
このような形の年表を各時代において作成していきます。
年表作成のポイント
それでは実際に作成する際のポイントを押さえましょう。
年号ではなく、人物で流れを取る
年号が1つも入っていないことに気付いたと思います。
もちろん、細かい年号を覚えていることが役に立つことはありますが、ここではあくまでも時代の流れを追えているかを確認します。
古代から見ると、
天皇 - 執権 - 将軍 - 総理大臣
のような形になるでしょうか。
・その時に何をしたのか
・力を持っていた人物が誰だったのか
・関連する事件は起きていないか
などを、箇条書きで良いので挙げてみてください。
縄文/弥生 ~ 昭和まで取り組んでみるとよいですね。
時間にすると3~5時間ほどかかると思います。
つまづくところが大事
書いているとスラスラ進むところと、うまく思い出せずに止まってしまうところが出てくると思います。
そのつまづきがわかるのが大事なことです。
・この天皇の次って誰だっけ
・この天皇何した人
・この総理の内閣ではどんな出来事があったっけ
など、中々思い出せない箇所がいくつか見つかるのではないでしょうか。
その思い出せない部分が苦手ポイント。
完璧な時代とあやふやな時代を発見し、そのあやふやな部分を整理して覚えていくことがその後の勉強になります。
参考書のまとめページも利用可
・スピードマスターのまとめページ
・金谷の日本史の表のページ
・図説のまとめページ
これらを思い出せるかどうかを試してみるのもいい方法です。
金谷先生の本では「この章のあらすじ」の部分にまさに将軍や実力者ごとにまとめられています。
このまとめの部分をすべて思い出すことが出来るようにするだけでも得点力はかなりアップするでしょう。
ただし、一問一答のような解き方ではなく、あくまでも流れや因果関係を追った形で思い出すように心がけましょう。
世界史にも使える
日本史だけでなく、世界史にも利用可能です。
地域ごとに同じようなやり方で
ヨーロッパ・中東・中国・アジアなど、地域ごとに同じような流れを書き出してみましょう。
やり方は日本史と同じで構いません。
世界史は縦より横に広い科目ですので、地域は広がっても細かいところは日本史より少ないはずです。
同じように人を中心とし、戦い、王朝なども含めて流れを追うことをしてみるとよいでしょう。
応用的な使い方
人を中心としたものから少し応用的な話をしてみましょう。
政党史を追ってみよう
総理大臣を中心に流れを追うのと近いのですが、応用として政党の流れのみを追ってみる方法も使えます。
日本で政党政治が始まって以来、多くの党が生まれては消えていきました。
・いつ合流したのか
・いつ解党したのか
・○○内閣の時の代表的な人物は
という、党だけに絞った流れを書き出してみてください。
『詳説日本史』の最後などにまとめてありますので、それを参考にしても良いでしょう。
総理大臣が排出されない党もありますので、総理大臣の名前からだけ追うと抜け落ちてしまいそうな部分をこのやり方で補うことが出来ます。
おわりに
参考書を読んでまとめノートを作る勉強法を取っている人もいるでしょうが、今回ご紹介したのは、簡易的な参考書まとめノートを自分の頭の中の知識のみで作ると言えば伝わりやすいかと思います。
読んだものをそのまままとめるより、自分の力で思い出しながら作るということでより能動的な勉強となります。
問題演習を繰り返すことも大切ですが、ぜひ今回の方法にも挑戦してみてはいかがでしょうか。
こちらの動画もご参考に
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