永石先生は浪人時代を大手予備校で過ごしました。
当時武田塾はまだ奈良にはありませんでした。
その浪人時代に確立した受験勉強、勉強に対する考え方をシェしてもらいました。
1 最終目標の設定
- 最終目標の決定志望校のことです。
- 志望する大学への理由は何でも良いです。
行きたいと直感的に感じるところが良いと思います。
ここで、難関大学(関学、立命、同志社)以上を志望する人は注意して欲しいことがあります。
併願として産近甲龍、関大を受ける人が多いと思いますが、絶対に妥協して志望校を下げないことです。
志望校を下げることは簡単です。
しかし、妥協して入った大学で本当に満足しますか?
心の底から楽しめる大学生活を送れますか?
劣等感を感じないように、本気で勉強することをオススメします。
2 受験科目の決定
- 受験科目の設定については、
文系or理系 私立or国公立 の選択によって異なりますが、
文系:日本史か世界史か政経
理系:化学、物理、生物
を選びましょう。
私は文系で世界史志望なので、世界史をオススメします。
ヨーロッパに旅行した時に、世界史でならった人名を発見することが多かったりと、楽しめます。
3 各科目の現状の偏差値と、志望校合格に必要な偏差値の差を確認する
例)志望校に必要な偏差値 現状の偏差値
英語 65 英語 55
国語 65 国語 65
社会 60 社会 50
とした場合、一番頑張らないといけないのは英語と社会だと分かります。
ここから、細分化して見ていきます。模試の結果を参照しましょう。
例)英語
語句の偏差値 40
読解 50
と表示されている場合、圧倒的に語句を覚えていないと分かります。
読解も足りませんが、語句が不足しているために読むことが出来ていない可能性が大きくあるため、最優先事項は英単語を覚えることだと決定します。
4 通過点での目標偏差値を設
では、通過点の設定をします。
夏、冬、直前 この三つに分けたのち、それぞれ到達すべきラインを設けます。
これは、武田塾で決められています。
また、私の生徒にはもっと細分化した到達目標ラインを伝えています。
今高校2年生ならば、3年生の夏(さらに細かくいうと、6月までに全て覚え、8月まではシスタンを回し続ける)までにシスタンを全て覚えるように私の生徒には言っています。理由はいくつかありますが、1つだけ言うと
【夏以降、シスタンをしている暇はないから】です。
各科目の到達ラインは、武田塾で全て設けられています。
さらに、担当講師は皆優秀な大学に通っているので、具体的により細かく到達ラインを聞いてもいいでしょう。
5 1、4を達成するために必要な勉強法の確立
- 勉強法の確立
これは正直、3年の6月までに確立して欲しいです。
自分が一番やり易く、かつ覚えられる方法。
時間設定も勉強方法の内の一つです。
例として、私は国立志望だったため以下の通りになっています。
計算(数学など)は朝~昼。
暗記物は寝る前(昼寝も含める)、電車の中、風呂の中、休憩後(昼寝も含める)、ご飯前、ご飯後
読解系は、昼寝をしてから暗記物をして目が覚めた後~晩御飯まで
これで1年間過ごしていました。
6 自分に合った勉強法の確立のために試行錯誤
- 5を確立するために、3ヶ月くらい試行錯誤していいと思います。
朝暗記物した方が良いという人もいますので、試行錯誤しましょう。
※一般的には午前はアウトプットに適した時間、午後はインプットに適した時間と言われています。
一般的には数学、物理など思考が必要なものは午前、単語など暗記物を午後にすると良いと言われています。