こんにちは、岐阜駅から徒歩数分。逆転合格の武田塾岐阜校です。
秋になっていよいよ"受験"という空気になってきましたね。
そんな中、文部科学省より、私大の定員超過時の罰則について発表がありました！
文部科学省「今年の合格者数は昨年と同じで良い」
私大定員超え 罰則強化せず 混乱回避 ３年後再検討 (東京新聞のwebサイトより）
簡単にご説明すると、文部科学省が
「今年は合格者数を減らす必要は無いよ」と、
私大に通達したというお話です。
これまで文部科学省は
「2019年は更に10％ほど合格者数を減らしてね」
と言っていたので、大学側も受験生側もビクビクしてるような状態でした。
岐阜校のブログでも
「今年の私大は去年よりも更に入りにくいかも！？」
とお話しした事があります。
ただ今回の発表を考えると、
今年はそこまで全体の合格者数が減る事は無さそうです。
ホッと一安心。
油断は禁物！私立が合格しづらい状況は変わらない！
ただ、よくよく考えると今回の発表は
「合格者数を更に減らす必要は無いよ」
というだけです。
「合格者数が定員の110%を超えたら助成金カット」
という厳しい罰則はそのまま・・・。
という事は、最近の「私大に合格しづらい」という状況は何も変わっていません。
・合格者数が減っており、合格最低点が高め
・昨年の早慶MARCHに落ちた浪人生が受験してくる
・2020年の新テストを考えると浪人は避けたい、という国公立志望者が出てくる
・入試方式によっては、合格者数の変動が大きいものもある
これらは昨年度とそう変わりません。
では、今年私大を目指す受験生はどうしたらよいでしょうか。
私大を目指す受験生がしておくべき事とは！
結局のところは
「本番で合格最低点以上が取れるか」です！
では、具体的に何をやればいいかというと・・・
まずは過去問をやろう！
基礎が既に完成してる人は、過去問をやって
「現時点で自分がどれくらい取れるか」を把握しよう！
（ただし、過去問だと手も足も出ない・・・という人は急いで基礎を完成させよう！）
合格最低点を確認し、「合格出来る目標点」を考えよう！
過去問を解いたら、今後は数年分の倍率、合格者数、合格者最低点を確認し、
「自分が本番で何点取ればよいのか」
を考えよう！
注意点としては、昨年の合格最低点だけ見ないこと、です。
もちろん、昨年の最低点が一番参考になる訳ですが、ちゃんと他の数字も確認しましょう。
そうしないと「合格最低点超えたと思ったのに落ちた」という事になりかねません。
どういう事かと言いますと・・・
たとえば、ある大学の合格者最低点を見たら、
・2018年の合格者最低点が68%
・2017年の合格者最低点は70%
と書いてあったとします。
この２つだけ見ると70%取れば合格できるように見えますね。
しかし、倍率と合格者数も確認した所、
・2018年は倍率がとても低い年だった
・2018年は2017年よりも合格者数が減っていたという事が分かったとします。
と、いう事は
「もし今年倍率が上がると、合格最低点が一昨年の70%を超えるかもしれない」
という予想が立つ訳です。
そうなると、合格最低点だけ見て、
「73%くらいとれればいいかな？」
と思って勉強した人は、
2019年の合格最低点が73%以上になった場合に落ちてしまいます。
しかし、他の数字も考慮して、
「合格最低点が上がるかもしれないから、75%以上を目指そう」
と勉強した人は無事に合格する事が出来ます。
なので、受験生の皆さんは「合格できる目標点」をしっかり定めよう！
目標点を取るために、対策を考えよう！
目標点考えたらあとは勉強！・・・ではなくて、
「何をしたら点数が伸びるか」を先に考える必要があります。
この「何をしたら」という対策が間違っていたら、
いつまでたっても点数は伸びません。
自分の解いた過去問を分析して、自分に何が足りないのかをしっかり考えましょう。
でも、自分で間違えた原因を分析するのって結構難しいですよね。
ということで、次回のブログでは
過去問や模試をやった時の分析の仕方を教えちゃいます！
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