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京都大学現役合格者が語る第一志望校に受かる勉強法

こんにちは。武田塾福山校講師のSです。

今回は僕がどのようなことを考えて、京都大学理学部を目指し、

受験勉強をしていたのかについてお話していければいいなと思います。

まずは志望校を決めよう

僕は高校1年生のころに志望校を京都大学に決めました。

理由は単純に京都が好きだったから、です。

僕は小さいころから、日本の古き文化や伝統に興味があり、

大学生活の短い期間はどっぷりそういった文化に触れたいと考えていました。

そのため、京都で一番頭のいい大学を志望しておこうということで、京都大学を志望することにしました。

ここで大切なのは志望校を早めに決めた、ということです。

志望校を早めに決めることでいつまでにどのくらいの段階に達していなければならないかが

逆算的にわかります。そうすることで、遅れが出ていたりすると早めに修正することができ

余裕をもって受験本番に臨むことができると思います。

そのため、この文章を読んでくださっている受験生の皆さんは

まず、自分の志望校を早めに決めるようにしましょう。

高校1年生の時の勉強法

ここからは学年別に、どのような勉強をしていたかを紹介します。

いつの間にか勉強法

高校1年生というのは部活動や遊ぶのが忙しくて

あまり勉強の時間を確保できないーーというのをよく聞きます。

僕自身そうでした。

ですが、皆さんはきっと時間はあるはずなんです。

それはスマホを触っている時間です。

ベッドやソファで寝転んでスマホをつついていたら

いつの間にか1,2時間たってしまっていた・・・

なんて経験がある人は多いはずです。

ですが、想像してみて下さい。

その時間がすべて勉強時間に変わったら、ということを。

自分とんでもなく頭よくなるんじゃね

って思えてきますよね。

やろうとは思っているんだけど、行動できないんだよなー

って方にお教えしたいのがこのいつの間にか勉強法です。

とりあえず5分間だけは集中して勉強するというのをやってみて下さい。

この時に、タイマーなどはかけないでくださいね。

ただ5分間だけは絶対に集中しようとして下さい。

するとあら不思議。5分間だけ勉強しようとしたはずなのに

いつの間にか10分くらい時間がたっていたということが起こるはずです。

ゲームなどでも集中してやるといつの間にか1,2時間経過していたなんて経験ありますよね。

それを勉強に生かすのがこの勉強法です。

この勉強法を使い、どんどん時間を延ばしていくことで、長時間勉強することに慣れていない人は

長時間勉強する集中力が身につくはずです。

勉強しようと思ってるけど、面倒くさいなーと思っている人はぜひやってみて下さい。

高校1年生の勉強科目

まず、高校1年生の時の僕は英数の2教科を重点的に勉強していました。

どんな大学を志望するにしても、この2教科の点数が安定しないというのは

心配なことですよね。なので僕はまずこの2教科でしっかり点が取れるように

勉強していきました。

高校2年生の時の勉強法

いつの間にか勉強法で集中力がついてきた僕は休日はかなり長い間勉強するようになっていました。

高校2年生からは理社もやらなければならず、たくさんの教科をやらなければなりません。

僕がどんなことを考えて勉強していたかを知っていただき、参考にしてみて下さい。

理社の始動

理科で生物を選んだ理由

高校2年生のころから、理社を本格的にやるようになってきました。僕は理科は生物、化学選択です。

どうして物理ではなく生物を?

とよく聞かれることがありますが、生物を選んだのにも理由があります。

生物が好きだったというのもありますが、僕の当時の物理への考えは計算量が多いということでした。

どんなに物理が得意でも本番で計算ミスをするかもしれない、計算ミスで落ちるのは嫌だ

と思い、知識さえ覚えていれば道筋がたつ生物の方が得点の振れ幅が小さいのではないか

と考え生物をあえて選択しました。

高校2年生のうちは基礎を

高校2年生のうちは理社は発展的なことはせずに、

僕は用語の暗記などの基本的な部分を完璧にすることを心がけました。

基本的な部分を理解しておくと、やはり発展的なことは理解しやすいです。

そのため、やはり基礎はおろそかにしないようにしましょう。

模試の結果のとらえ方

高校2年生になると多くの模試を受けるようになってくると思います。

ここで僕が言いたいのは、今の段階で模試の判定を気にする必要はないということです。

それよりも大事なのはどうやって対策するか、復習をするかということです。

皆さんは模試を受けた時に、こんなのやってない、となっていませんか?

皆さんは模試を受けたら受けっぱなしになっていませんか?

模試というのは、この時期までにこのくらいのことを理解していたらいいよ、

という自分の勉強進度の指針になるものです。模試を受けてから、

この範囲習ってないわ、やってないわ、では遅いのです。

模試の年間予定と範囲というのはあらかじめ出ていると思いますので、

それをもとに対策をすることを忘れないでください。

また、模試というのは、自分の勉強方法が正しいのかを教えてくれる指針となるものです。

模試で点を取れないのであれば、しっかり自分の日々の勉強法を見直してください。

もし、どうやったら点が取れるのかわからないのであれば、学校の先生や、塾の先生などに

相談しましょう。きっと相談に乗ってくれるはずです。

また、模試で理解できていないところを復習することを忘れないでください。

自分の理解が及んでいないところが模試で見つかるのは

とてもラッキーなことではありませんか。

対策する、模試を解く、復習するという3ステップを行うことで

その模試の範囲に3回も触れることができます。

きっとその内容について深く理解できると思うので必ずこの3ステップを行ってください。

復習するときのおすすめ 

模試などで復習するときにおすすめなのが

教科別に「間違えノート」を作ることです。

模試で間違えた問題をコピーしてノートに張り付けて

それの解法をもう一度隣に書く、というものです。

つまり、そのノートは自分が間違えた問題しか載っていない自分だけの参考書になるのです。

僕はすべての模試で、復習するときにこれを行いました。

忘れがちな知識をそこにまとめておくのもいいでしょう。

そして、受験会場にはこのノートだけを持っていきました。

他の参考書は必要ないと思います。他の参考書には自分が既に知っている内容も書いてあるので

重たいだけです。試験と試験の間の短い休憩の時間で見るべきなのは、

自分の間違えたり、忘れがちな知識しか書かれていないそのノートだと思いませんか。

ここでのおすすめはマーク式の模試と記述式の模試の復習ノートを分けておくことです。

共通テストと二次試験でもっていくものを分けることができるからです。

高2の夏が実は大切

いつ他の人と学力で差をつけるかというと僕は、

高2の夏と高3のゴールデンウイークだと思っています。

高3の夏に勉強するのは当たり前なんです。

みんな勉強するので、正直差をつけにくいと思っています。

なので、これから高2の夏を迎える皆さんは、遊び呆けるのではなく、

受験を見越した生活をするように意識して下さい。

高校3年生の時の勉強法

ついに高校最後の年になり、周りも受験モードに入ったなというのを感じました。

遊ぶことよりも勉強が優先され始めるのではないでしょうか。

この1年をどのように乗り切ればいいの?と思っている人は参考にしてください。

高3の勉強の時間配分

志望校が決まり始めたところで、以下のことを意識しながら勉強してみて下さい。

僕の志望校の京都大学理学部を例に挙げて説明します。

まず京都大学理学部の共通テストと二次試験の配点を調べます。

コメント 2020-09-03 192718https://kyodai.kawai-juku.ac.jp/exam/subject.phpより

それをパーセンテージで表します。

コメント 2020-09-03 193853

すると、このようになりました。

このパーセンテージの通りに、勉強時間も区切っていくという勉強法です。

僕の場合、自分の勉強時間の合計の約3割は数学の時間にするというようにです。

なぜこのようにするかというと、これが無駄のない勉強だからです。

僕の場合、社会をたくさん勉強したとしても、合計得点からしたら2%しかないのです。

配点が2%の社会の精度をほぼ完ぺきに近づけるよりも、

配点が約30%の数学の精度を、7割から8割に上げる方が合計得点はより上がるのです。

僕自身、社会の勉強は無駄だと割り切ってほとんどせず、そこで余った時間を数学にまわしていました。

受験は最終的に合計得点が多い人が合格するのです。そのことを意識して勉強するようにしましょう。

高3の魔のゴールデンウイーク

高3のゴールデンウィークを僕は魔のゴールデンウィークと呼んでいます。

学年が1つ上がって受験モードに切り替わった春休みでは

しっかり勉強していたのにゴールデンウィークに入ると

急に勉強しなくなっちゃうことがあります。気が緩んでしまうのでしょうか。

しかし、ここで自分の苦手な分野やまだ演習が足りていないと思っているところを

重点的に勉強してください。僕は数3の演習を100題ほどしました。

苦手な分野や演習の足りていない分野を克服することで

夏休みをもっと有効的に使うことができるので、覚えておいてください。

高3の夏

高校3年生の夏というのはまとまった勉強時間が取れるので有意義に使いたいものです。

僕の高3の夏の使い方のおすすめは夏の早い段階で、自分の志望校の過去問を3~5年分解いてみるというものです。

この時、時間はしっかり測るようにしましょう。本番に近い環境でやる方が良いと思います。

「まだ全然いい点とれないし、解けないわ」

って思う方もいるかもしれません。でも、それでいいんです。

過去問を解くことで、あと自分に何が足りていないのか、を理解できます。

そして、この夏に何を勉強すればいいのかという計画を立てましょう。

 共通テスト対策

共通テスト対策はいつからやればいいのかという疑問がある人も多いのではないでしょうか。

それを決める指針となるのは、やはり志望校の配点です。

医学部志望などの方は共通テストの割合が比較的高いと思うので

1か月から2か月前くらいには対策をし始めるというのが多いと思います。

逆に二次の割合が高く、共通テストの割合が低いところなどは、それほど早めから

共通テスト対策をする必要はないと思います。

僕はセンター試験と二次試験の比率が1:4くらいだったので

センター試験の対策は2~3週間前から始めました。

二次対策

共通テストが終われば二次対策に移行しましょう。

やはり、過去問を解くというのがおすすめですね。

この時、時間をしっかり測り、これが本番であるという気持ちで臨むようにしましょう。

次同じような問題が出た時に必ず解けるように復習するのがいいと思います。

僕は過去問を10年分くらい解き、時間が余ってしまったので、

河合と駿台の京大本番レベル模試の過去問を10年分くらいしました。

また、自分の間違えた問題を集めた「間違えノート」を復習する時間もしっかりとりましょう。

試験当日

緊張するでしょう。そりゃそうです。

自分が一番よく頑張ってきたという自信をもって臨むようにしましょう。

試験後の休憩時間で、他の人ができていた感を出していても

それは大体嘘です。気にせずに次の科目に頭のスイッチを切り替えて頑張りましょう。

最後に

学年別に僕がやってきた勉強方法についてみてきました。

少しでもいいなと思ったものがあれば、すぐ実践してみて下さい。

受験は最後まで何が起こるか分かりません。

最後まであきらめず、気を抜かずに進んでいってください。

皆さんが第一志望に合格することを祈っています。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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