塾生の声

【高2必見】2021年の大学受験の変わり方とは?

こんにちは!逆転合格の武田塾福岡校です。今回は〜高校二年生は絶対に見てください〜

2021年の大学受験についてです。

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“入試改革”が求めようとしているもの‘‘

「学力の3要素」とは

国際化や情報化の急速な進展により大きく変容する現代社会に対応するための力として、文部科学省が2016年(平成28年)の「高大接続システム会議」最終報告の中で提起したものに「学力の3要素」という概念がある。(下図)社会の中で生活し働くための「知識と技能」をもとに「思考力・判断力・表現力」を生かして課題を発見・検討・解決し、「主体性・多様性・協働性」をもって学びの成果を社会に共有・還元するというものだが、従来の大学入試では「知識・技能」については十分に測定できていた一方、「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」は評価しきれていない部分があったとされる。その部分を補完しようとするのが、2020年度から実行に移されるいわゆる「入試改革」の基本的な考え方だ。

■「学力の3要素」イメージ

学力の3要素

新しい大学入試の全体像

 2020年度から始まる新しい大学入試がどのような枠組みで実施されるのか、まずは、テストの名称を比較してみよう。

テスト名称比較

習っていないことが入試に出るわけではない

これまでの「センター試験」と「個別/一般入試」のような、共通のテストと大学ごとの独自試験を組み合わせて受験生の学力と入学適性を測定するという、基本的な枠組みに変わりはない。また、入試の出題内容はこれまでと同じ学習指導要領に沿ったものであるから、読者のみなさんが習っていないことが2020年度実施の入試問題に出ることはありえない。あくまで評価の“観点”“指標”が変わるのであって、“範囲”が変わるのではないということは覚えておいてほしい。なお、現在の予定ではいまから3年後の2022年度に、新しい学習指導要領に基づく新教科・科目による授業が高校でスタート。さらにその2年後の2024年度に、これら新しい教科・科目での入試が始まることになっている。

 

 

大学入学共通テストとは

センター試験に代わって始まる「大学入学共通テスト」(以下「共通テスト」)とは、どんな試験なのだろうか。

大学入試センターでは共通テストの正式な導入に向け、2017年と2018年の2回にわたり、全国の高校等を対象として試行調査(プレテスト)を実施してきた。このプレテストの実施内容に基づき、センター試験と共通テストを比較してみよう。

センター試験と共通テストの比較

大きな特徴となっているのは国語と数学で出題される「記述式問題」。プレテストの出題内容によれば、国語・数学とも長い文章や人物同士の会話、さまざまな資料など情報量の多い題材を読み込んで解答を記述(表現)することが求められる。また、国語・数学以外の科目については全問マークシート方式という点ではセンター試験と変わらないが、やはり全体的に出題の情報量が多くなっており、受験生にとっては負担感が増しそうだ。とはいえ、出題範囲としてはこれまでと同じ6教科30科目。みなさんが高校で学んでいる内容だということは再度認識しておきたい。

 

 

新しい大学入試と「英語4技能」

この数年、国公立大学の個別試験や私立大一般入試、あるいは推薦・AO入試において、各大学の独自試験に代わって民間団体が運営する英語能力検定試験を活用した入試(英語外部検定利用入試)が急増していることはご存知の読者の方も多いだろう。

これは、「グローバル言語」としての英語を「聞く」「話す」「読む」「書く」能力、いわゆる「英語の4技能」を適切に評価する方法を国が求めていることを背景にしていて、2020年度以降の新しい大学入試においては、その流れがより強く反映された形となっている。

前で解説した共通テストにも独自の英語試験は設定されているが、これと併せて外部検定を共通テストにおける英語力測定の方法として活用する方針が打ち出されている。

ここで活用できる外部検定はもちろん何でもよいわけではなく、大学入試センターの基準に合致した「認定試験」とされるものだ。なお、大学入試センターは2018年3月、下記の外部検定を「認定試験」として公表している。

外部検定

なお、これらの認定試験は、高校3年4月~12月の間に2回まで利用することが可能。試験の結果は大学入試センターが設置する「大学入試英語成績提供システム」に登録・管理されることになっている。

 

主体性の評価」とは

冒頭で触れた「学力の3要素」のうち、「主体性・多様性・協働性」は、テストでは評価することが難しい。ここで活用するとされている代表例が、「調査書」をはじめとする提出書類だ。たとえば調査書では、「主体性・多様性・協働性」の評価結果を入試に活用しやすくするため、生徒の高校での学習・活動内容を記録する記載内容を右記の例のような6つの項目に細分化されるとされている。

1 各科目や総合学習における特徴
2 行動の特徴、特技
3 部活動、ボランティア活動、留学・海外経験
4 資格・検定
5 表彰・顕彰
6 その他

 

2021年入試、各大学の対応は?

ここまで解説してきた新しい大学入試の制度。

ポイントは「共通テストの記述式問題」「英語外部検定(認定試験)の利用」「主体性の評価」といった新しい特徴を、各大学が入試にどのように利用するかだろう。

大学入試には、入試方式に大きな変更がある場合は原則、実施の2年程度前に大学がその予告を公表するというルールがある。2021年入試の「2年程度前」にあたる昨年夏ごろから、国公立大学を中心に続々と「予告」が公表され、2019年2月現在では国立大75大学(全体の約9割)、公立大72大学(同、約8割)が共通テスト等の利用について何らかの予告を公表したことがわかっている(旺文社調べ)。特に一般選抜について、予告を公表した大学全体の傾向を見てみよう(私立大学は現時点ではまだ公表数が約20大学程度と少ないため、グラフは国公立大学のもの)。

各大学の反応

共通テストの記述式問題と英語外部検定(認定試験)については、いずれも8割以上の国公立大学が「利用する」と予告している。なお、認定試験の利用方法としては、各認定試験である一定の級やスコア以上のレベルを「出願要件」と予告する大学が約21%、認定試験の結果を共通テストの得点として加算するという大学が約24%となっている。

また、記述式問題については現時点で17大学が個別試験においても出題する方針を示しているが、出題教科・科目の変更に踏み込んだ公表をしている大学は今のところ少数だ。ちなみに、国立大では北海道大と東北大のみが、英語認定試験について「利用せず」の方針を明らかにしている。

「主体性・多様性・協働性の評価」については調査書の利用を中心に約半数の大学が方針を示している。ただ、評価にかかる時間やその方法についてはまだ課題が多く、今後の推移を慎重に見守る必要がありそうだ。

 

 

以上!

【高2必見】2021年の大学受験についてでした!

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