【古典アレルギーの人への処方箋】古典は現代に通ずる

福岡校・

福岡市天神の大学受験予備校、個別指導の武田塾福岡校です。

 

受験生の方はただいま受験勉強の真っ只中でありますし、

高1・高2年生も受験という言葉をそろそろ意識される頃だと思います。

さて国語どころか文系全体の勉強において最大の障壁となるのが古典です。

 

古典は一般的に勉強すればするほど得点が伸びる科目と言われていますが、

それでもなかなか食指が動きません。

それではなぜ古典に手を付けないのか?

 

古典を嫌がるには2つのケースが考えられます。

まずは実際に勉強して挫折する場合。

こうした生徒からは以下のような意見が出て来ます。

・単語といった基礎知識を覚えるのが面倒
・文章中に主語などの省略が多すぎる
・当時の価値観が全く理解できない

古典は読むために必要な予備知識の量が多く、実際に読んで見ても全然意味がわからないという事態が多々あります。

ところでここで問題視したいのは、古典に対して初めからネガティブなイメージを持ち勉強すら嫌がる、いわゆる古典アレルギーのケースです。

そんな人のために、古典にまつわるものを身近なものにたとえたいと思います。

 

【係り結びは現在で言うところの…】

古典の得手・不得手を問わず、係り結びという言葉を耳にしたことはあると思います。

「そもそも係り結びとは何か?」と問うよりも、

何のために用いているかわかりますか?

そこで係り結びの訳し方に着目してみましょう。

係助詞の「ぞ」「なむ」「こそ」は強意を意味し、「や」「か」は疑問・反語を意味することはご存知でしょう。ただ実際に訳してみると、疑問・反語は反映されますが、強意の場合、参考書によっては無視されます。

そんな無視される言葉をわざわざ表記するのはなぜでしょうか?

そこでSNSで文章を書くことを想像してみてください。

なにか強調したい場合、どうやって相手にその意図を伝えますか?

きっとある記号を用いることでしょう。

そう、「!」マークです。

つまり係助詞と連体形・已然形の合わせ技で「!」マークを表しています。

ということは、疑問・反語による係り結びがなにを表しているかわかりますよね。

そうです。「?」マークを表しています。

当然ながら奈良・平安時代には「!」や「?」といった記号は存在していません。

ただ、「!」や「?」といった表現は昔から存在していたと言えるでしょう。

 

【和歌とは現在で言うところの…】

古典を苦手とする人の中で特に嫌われているもの和歌の解釈です。

五七五七七の短い字数で書かれているために、主語などの省略が非常に多く

周辺の文章、いわゆる地の文をヒントにしないと正確に読み取れません

ただでさえ和歌を見ただけでも身構えてしまうのに、

地の文まで読まされるとなると古典嫌いの人にとってはたまったものではありません。

また嫌いとは言わないまでも、好きという人を目にする機会はあまり多くは…

そんな和歌に目を背ける前に、和歌とは何かを考えてもらいたいです。

前述のように、和歌とは地の文に書かれた状況を踏まえ、 著者が思いついたことを短い文章に綴ったものです。

見たものや聞いたもの、そしてそこから感じたことを限られた字数の中で書く行為は現代のあるものに似ていますよね。

そう、Twitterです。

例えば山上憶良『貧窮問答歌』に以下の歌があります。

憶良らは 今は罷らむ 子泣くらむ 其も彼の母も 吾を待つらむそ

これをTwitter風に現代語訳をすると、

「もう帰りたい。子どもは泣いてるし、妻も待ってるし」

という具合になります。

このように思ったことを文字にするという行為は今も昔も変わりません。

『万葉集』『古今和歌集』Twitterのまとめサイトであり、 宮中での出来事を次々と記した清少納言『枕草子』は彼女によるブログといったところです。多少は古典を身近に感じていただけたでしょうか?

 

*   *   *

古典に対する嫌悪感が和らいだとしても、なかなか手ごわい科目であることは否めません。

古典初学者に向けて武田塾では、以下の参考書を用いています。

こわくない 古文・漢文

くもん出版

古典を勉強して苦手になる人の特徴として、文章を読んでもその絵が全く思い浮かばない点が挙げられます。こちらの参考書はマンガと文章がセットになっていて、文章を読んだときの脳内の映像化に役立ちます。高校入試向けの参考書ではありますが、大学受験に向けた初学者でも読んでみる価値のある1冊です。

 

------------------

武田塾では、入塾の意思に関係なく

受験のお悩みや勉強法などについてのご相談を無料でお受けしています。

無料受験相談のご予約・お問い合わせ

●お電話:092-722-2777

●HPにて:こちら

お気軽にお問い合わせください。

 

  • 武田塾の無料受験相談