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【センター攻略】重要傾向&対策法 過去問の出題分析 国語

こんにちは!逆転合格の武田塾福岡校です。今回も引き続き

【センター攻略】重要傾向&対策法について書いていきます。

過去問を攻略してしっかりセンター試験本番に挑みましょう。

 

模試

2016〜2018年センター分析

 

 

第1問 評論文 新傾向!

近年のセンター試験・評論文の特徴は、正解の選択肢において本文中の言葉を別の表現に言い換えていること。2018年も本文中の内容を「言い換える」力が問われた。現代文では、「傍線部の前後に解答の根拠がある」というのが解法の鉄板で、もちろんそれは多くの場合正しいのだが、本文中の単なる根拠探しだけでは太刀打ちできなくなっていると言えるだろう。

対策としては「言い換える力≒語彙力」の増強が必須になるが、辞書の定義を覚えるだけでなく、言葉の持つニュアンスや文脈に応じた表現、つまり、生きた言葉を習得することが重要だ。そのためにも、この時期はとにかく量にあたろう。問題を解くことよりも本文を深く理解することを意識し、知らない言葉や表現は辞書で調べながら、納得がいくまで読み込んでほしい。復習重視の学習が、秋以降に効いてくるのは間違いない。

また、2018年は問3で「生徒同士の対話の穴埋め」という新傾向の問題が出題され、戸惑った受験生もいたようだ。しかし、本文をしっかりと読めば解ける問題であり、難度は決して高くなかった。今後もこのような問題や資料や図を見て考える問題が出題される可能性がある。新傾向と構えすぎる必要はないが、普段から資料の読み取りや複数の資料を比較しながらの読解を意識して勉強しよう。

傾向:本文の表現を言い換えた選択肢が多く、語彙力が求められる

対策:辞書を引きながら問題文を読み込み、語彙力を増強する

 

 

第2問 小説文

小説はここ数年、女流作家の作品からの出題が続いている。小説は評論に比べて読みやすく、問題文を読むこと自体はあまり苦労しない。ただし、客観的事実を押さえながら読み進めないと、自分で勝手にストーリーを作って読み誤ってしまうことになる。例えば2018年の問題文には回想シーンが差し込まれており、それがいつの話で「現在」にどう影響しているのかを押さえながら読む必要がある。

この時期はまず、「小説は主観的視点ではなく客観的視点で読解する」という鉄則を頭に叩き込もう。さらに、「5W1H(いつ・どこで・誰が・誰に(誰を/ 誰と)・何を・どのようにしたか)」や場面転換、登場人物の心情(心情変化)といった文中に書かれている客観的事実を、時系列で押さえながら読むトレーニングをするのが有効だ。

また、語句に関しては文脈から類推するのではなく、辞書の意味を最優先にして解くようにしよう。なお、小説は古文・漢文に比べて伸びしろが少なく、勉強をしても点数が伸びにくい分野でもある。小説には多くの時間と労力をかける必要はないだろう。

傾向:一見読みやすいが、事実を押さえながら読まないと誤読してしまう

対策:5W1Hや登場人物の心情などを、客観的に読解する力をつける

 

 

第3問 古文

以前は難解な問題が出題されていた古文だが、2016年は易、2017年は標準的で、2018年も比較的読みやすい文章が出題された。ただ従来は「読めれば解ける(が、読めないので解けない)」問題が多かったが、2018年は現代文的な読解力が求められる問題が出題された。つまり、古文を読む力だけでは足りない、ということだ。

とはいえ、まずは古文を読む力をつけるのが先決だ。単語も大切だが、より重要なのが文法。文法をしっかりやっておけば、問2の文法問題で確実に得点できるだけでなく、問3以降の読解問題でも文法の知識をヒントに選択肢を絞れるケースが多々ある。

古文において文法は基本中の基本であるにもかかわらず、文法が曖昧なまま本番を迎える受験生が非常に多い。文法はルールであり、まずは「覚える」しかない。覚悟を決め、1学期のうちに古文文法をひと通りマスターしておこう。なお、文法や単語は問題演習や過去問演習だけでは網羅できないので、「これ!」と決めた参考書や単語帳1冊を徹底的に攻略することが重要。何冊にも手を出すのはNGだ。読解問題については過去問演習を通して対策することになるが、取り組むのは文法を仕上げてからにしよう。

傾向:2018年は古文を読む力に加え、現代文的な読解力が求められた

対策:まずは文法をひと通り仕上げ、読解力は過去問演習でつける

 

 

第4問 漢文

漢文では例年、知識さえあれば解ける問題が出題される。逆に言えば、知識がなければお手上げだ。例えば、2018年に解釈が問われた「知開封府」は、「知」が「治める」を意味する漢字だという知識があれば(「知事」の「知」である)、すぐに解ける問題だが、正答率は低かった。覚えるのは苦手…という声が聞こえてきそうだが、漢文で出題される句法や漢字、故事などの知識は限られているので、膨大な量を覚える必要はない。一方、近年は使用頻度の低い用法なども出題される傾向にあるので、注意が必要だ。

対策としては、まずは参考書を1冊仕上げよう。漢文は過去問演習を通して対策をするのがもっとも効果的なので、漢文に関する基礎知識をひと通り頭に入れたら、すぐに過去問演習に入るといい。

漢文は、覚えるべきことをしっかりと覚えれば50点中40点以上は確実に取れるし、50点満点も夢ではない。つい後回しにしがちだが、実はデキる受験生ほど漢文に力を入れているのも事実だ。まさに、コストパフォーマンス抜群の漢文。国語の勉強にあまり時間を割けないという理系の受験生にもおすすめだ。

傾向:知識があれば解ける問題が多く、覚えているかどうかで決まる

対策:参考書を1冊仕上げ、句法や漢字、故事などの知識を覚える

 

 

過去3年間の出題分野

 

大問別平均点(国語)

 

 

以上【センター攻略】重要傾向&対策法 国語 でした!センターはしっかり過去問を解いて問題傾向を抑えると点に繋がりますのでしっかり分析して2020年のセンター試験に挑みましょう!

 

 

 

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