皆さんこんにちは！
府中駅から徒歩2分、
逆転合格の武田塾府中校です。
府中校講師のMです。
今回は、「古典文法」の勉強の仕方についてお話します！
武田塾講師が古典文法の勉強法を紹介！
コツはやっぱり一冊を完璧に！？
古文って難しいですよね。
人によっては、日本語のはずなのに
英語より読めない
なんてことも……。
私も自分が受験生の時、
受験直前期までとても苦労しました。
高校1,2年生のみなさんには
私と同じ思いをしてもらいたくない！
ということで、今回は
「古典文法の勉強法」をお伝えします。
早いうちに基礎を身につけて、
受験勉強時に楽できるようにしましょう！
古典文法の勉強法というと、
「すごい裏技でもあるのか？？」
と思われてしまうかもしれませんが、
いたってシンプルな2段階です。
問題を解いて、古文を繰り返し読む。
これだけです。
詳しく見てみましょう。
1, 問題を解いて覚えよう！
「古典文法が覚えられない！」となると、
大抵の人は文法書を何度も読んだり
活用を何回も紙に書いたりして、
知識をインプットしようとすると思います。
ちゃんと覚えておかなければ使えないので
きちんと覚える必要があるのですが、
字面で覚えていても、いざ文で見ると
「全然使えない！」「思い出せない！」
と焦った経験のある人もいるのではないでしょうか？
読んだり聞いたりだけのインプットばかりしていても、
そこで得た知識は一時的な記憶にしかなりません！
そこで、アウトプット重視の勉強法をお勧めします。
文法項目１つにつき、問題を何問か解いて
その文法が「どう使われているか」を
体で覚えてしまいましょう。
ここで、注意したいことは、
解説系の文法書を一周してから
問題集に取り組むわけではない
ということです。
新しい文法項目の知識を得たら、
その部分についての問題をすぐに解きます。
（例えば助動詞の「き」だったら
「き」についての問題だけを解く）
わからなければ、文法書を横に置いて解いても良いです。
問題集と文法書を併用して、
その知識を覚えるまで何周もします。
（覚えてきたら、文法書は外しましょう。）
このように、得た文法知識を
即アウトプットすることで、
長期的な記憶になるはずです。
武田塾のルートで言うなら
『ステップアップノート30 古典文法基礎ドリル』
『望月古典文法講義の実況中継』
を併用していくやり方や
『古典文法スピードインプット』
を使って進めていくような形になります。
それでもどうしても覚えづらい文法知識ってありますよね。
そういう時、私は、語呂合わせや替え歌を使いました。
私は、助動詞の接続形で覚えられないところがあったので、
「桃太郎」の歌の替え歌で覚えました。
もう受験から数年経ちましたが
今だに歌えるくらい記憶に残るのでオススメです。
同じところで困っている人はぜひ
「助動詞 桃太郎」
で検索してみてください。
2, 古文を読んで覚えよう！
問題集と文法書を使ってある程度の知識を得たら、
次にまた他の問題集を解くのではなく、
すぐに古文を読む段階に進みましょう。
読むときに大切なことは、
品詞分解をすることです。
この品詞分解が古文知識を確実なものにします。
はじめのうちは文法書を見ながら丁寧に、
あるいは、日本語訳を見ながらでも良いです。
（時間のない人や、古文に自信のない人は、
品詞分解付きの解説書を読み込むのでも大丈夫です。）
何回かやってみてください。
すると、助動詞の典型的な使われ方から、
敬語の特殊な使われ方まで、
毎回似た使われ方をされていることがわかると思います。
こうして自分で解析した文法知識は、確実に定着します。
さらに、その規則性をノートにまとめておくと、
後から見直せる自分だけの文法書になるので便利です。
また、既に覚えてしまった古文を利用するのもありです。
例えば、『竹取物語』や『平家物語』の冒頭部分などは、
中学の時に覚えたという人も多いと思います。
それら覚えた文章の文法構造を解析して
追加知識として覚えてしまうのも良いと思います。
かく言う私も、百人一首や映画の題名
（『風とともに去りぬ』…連用形接続の「ぬ」）
など知っていることを利用して文法を覚えました。
そして、ぜひ、古文を読む時、声に出して読んでください。
音読することで、記憶しやすくなりますし、
意識的に文章を読むので理解度が高くなります。
私大では漢字の読み方を聞いてくることもあるので、
のちのち絶対、役に立ちます。
同じ文章を何回も音読して、古文を読むと同時に
頭の中で現代語訳できるくらいまでにしましょう。
文法知識の確認をしつつ読解もできるという点では
『古文上達基礎編 読解と演習45』
はとてもおすすめですよ！
いかがでしたか。
上達のポイントは
「簡単な問題集を1冊解いて、古文を繰り返し読む」
だけです。
今回は「古典文法」というテーマでお話しましたが、
この方法は「漢文」にも適応できます。
漢文で困っている方も試してみてください！
1,2年生の皆さんにはまだ時間があります。
3年生になれば嫌でも問題演習があるので、
今、焦って色々な問題に取り組む必要はないです。
今のうちに古典文法を完璧にして、
本当の「古文を読む力」を手に入れましょう！
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